あたし?
好きですよ、仕事。
 
そういえば、あんまり書いてなかったなあ、仕事のこと。
 
で、今夜も明日も原稿書きなので、
ちょっと休憩にブログを書いてみる(笑)。
 
今あたしはライターというお仕事をしている。
でも、元々ライターになりたかったわけじゃない。
 
一番最初は
デザイン関係の仕事をしたかった。
でも、高校では美術がなかったし、
田舎だったので絵の学校に行くという選択肢もなかったし
だから美大を受験するなんて
ハナっから頭になかったし。
 
で、最初に就職した会社は
編集プロダクション。
そこでレイアウトの仕事をやっていた。
そのとき、レイアウトがはたしてどういう仕事なのかも
わかっていなかった。
ただ、新聞広告の募集記事で
「紙面のデザイン」と書いてあった、
ただそれだけで受けた編集プロダクションだ。
 
初日から
「大丈夫か、この会社」と思ったけど
旺文社と講談社とソフトバンクの仕事をしていたので
まあ、多分大丈夫だろうと自分に言い聞かせた(笑)。
で、制作部で紙面のレイアウトを一から教えてもらった。
とにかく、「2年間は続けよう」と思ってレイアウトの仕事を頑張った。
嫌いじゃなかった。けど、この2年間であたしはデザイナーとしては
無理だ、ということを悟った。
 
やめるとき、社長に言った言葉は
「編集のほうが面白そうなんで、やめます」。
社長は「じゃあ、ウチの編集部に来れば?」と言ったが
断固拒否した。
 
それから2ヶ月後、妊婦雑誌『マタニティ』を制作している
編集プロダクションに潜り込んだ。
ラッキーなことに、
全くの初心者が欲しかったらしく、
あたしともう一人、編集に関しては全くのド素人が採用された。
 
いきなり先輩ともう一人の3人で
赤ちゃんの服の手づくりムック本を作ることになった。
しかも本誌のファッションページもやってたから
怒涛の忙しさで
でも初心者だし、訳わかんないし、編集長は全然家に帰らないし
まあこんなもんだろうと頑張ったわさ。
 
そんな生活を2年間続け、そろそろ体も限界になったとき
「結婚」を理由に会社をやめた。(それしか円満退社の道はなかった)
そのとき、賭に出た。
それは「フリーランスとして、引き続き仕事をやらせてください」と言うこと。
結果的に、ずっと担当していたファッションページと
あと1本、企画を自分で担当し、記事を書き、編集も自分でやること
という条件で使ってもらえることになった。
 
要するに、フリーランスとして独立したと同時に
レギュラーの仕事が2本あったわけだ。
これも今思えばラッキーなことだよね。
 
実は独立したときははっきり言って
「書く」という仕事に関しては
全く自信がなかった。
ただ、やっていた媒体が妊婦雑誌だったおかげで
ここでの数年間でライターとしての下地ができた、
本当にありがたい環境だった。
 
そんな訳で
なんだか気がついたらライターになっていたというか、
本当は編集の仕事のほうが好きなんだけど
フリーランスエディターって肉体的にも精神的にも
あたしにはきつくて。
 
実は原稿を書いているときは
けっこうしんどい。
でも、撮影とか取材は好き。
 
そして
好きなだけじゃなくて
実は普通の生活をしていたら
知りえなかったことを知ることもできる。
もうこれが最高に嬉しいことかなあ。
あ、あと普通の生活をしていたら
会えない人にも会える。
これもこの仕事の醍醐味かもしれない。
 
というわけで、
今夜も原稿と格闘するのでありました。
(でも、もう寝ちゃおうかなあ〜〜)