ミュージカルコンサートで

ラミンやピーター・ジョーバックの歌声に酔いしれた翌日、

「ああ、そう言えば、シアタークリエでジャージーボーイズやってるなあ…」

と思い出したのが運のツキ。←間違ってる、使い方

 

以前WOWOWで「第70回トニー賞授賞式」を中継していたとき、

ジャージーボーイズに出演する4人がゲストに来てスタジオで歌った。

それで7月にシアタークリエで上演だったことを思い出した。

でもチケットは早々に完売。

7月に東京へいくかどうかも定かでなかったので、

観るのをあきらめていたけど、

 

自分、今東京いるじゃん。

でもって、その日の午後の予定がキャンセルになって空いていた。

そっからですよ、

チケットを探しまくって夜の公演のチケットをゲットしただよ。

 

私が観たのはレッドチーム。

はい、今回は主役のフランキー・ヴァリ@中川くん以外の3人は

レッドチームとホワイトチームの

ダブルキャスティング。

 

リーダー的存在のトミー・デヴィートは藤岡正明くん。

「ASAYAN」というテレビ番組で、男子ヴォーカリスト・オーデションの

最終選考の4人に残った人ですから、歌はもうバッチリなのは知ってましたが

こんなにセリフの多い役を観るのは初めて。

でも、この役良かったなあ。すごく合ってたと思う。

 

トミーの友人で主にコーラス担当みたいになっちゃった役、ニック・マッシは

吉原光夫さん。

そして作曲歌として最後にグループに参加したボブ・ゴーディオ役は

矢崎広さん。矢崎さんは、お初。

 

みんな歌が上手くて、コーラスもバッチリで、

って、まあミュージカルなんで、当たり前っちゃあ当たり前ですが、

それよりこのミュージカル、セリフが多い!

歌も多いのに、このセリフの量!

 

というのも、4人が順番に、ストーリーテラーとなって

合間合間にグループがどうなっていくのかを説明するのです。

これがまた、よどみなくセリフが出てくる出てくる。

いやあ、役者って、すごいね。

 

でも、歌うときとしゃべるときって、

喉の使い方が違うって聞いたけど…。

劇団四季の人たちって、喉に余計な負担をかけないために

舞台のあとの食事なんて、だまって食べるってきいたけど、

それ都市伝説?

 

でさらに、フランキー役の中川くんは出ずっぱりだから、

しかも、ねえ、

このステージ、ほぼほぼファルセットでめっちゃ高音。

 

テレビで番宣に出てた中川くんが、

「新しい声(の出し方だったかな?)を練習してます」

ってなことを言ってたけど、

本当、今の日本でこの役ができるの、中川くんしかいないと思う。

 

いや、だから、

なんでレッドとホワイトの2チームにしたのよ、って話。

中川くんの負担になるだけじゃん。

観る方は二度おいしいですけどね。

同じことしていたって、やる人が変わると

芝居って、変わるんだよね。

 

「天使の歌声」、中川アッキーの代表作になるだろうこの

ミュージカル、チケット完売、

劇場前に「満員御礼」の立て札が立ってました。

 

いやあ、頑張ってチケットゲットして良かった。

 

すんばらしいステージを2日間続けて

観劇することができ、

今回の東京滞在はすごく充実した日々になっただよ。

 

そしてそして!

いよいよ来月からは「エリザベート」

東京ではもう始まってますねえ。

私は博多座と梅田芸術劇場で観ますよ〜〜。

 

あ、余談ですが

この舞台、階段が設置してあって

1階がステージ、

2階が楽屋だったり自宅だったりを表現していたんだが

ボブが階段を登るとき、最後の一段をふみはずしてこけたんだよね。

そこですかさず中川くんが

「ボブ、臀部(おしり)大丈夫?」ってサラっといって笑いを誘っていたんだが

あれはアドリブだったのか? あまりに自然だったから、わからなかった。

 

ではまた明日〜。