行ってきました。

その名もずばり、「アイ・ラブ・ミュージカルズ〜ミュージカル・グレイテスト・ヒッツ・コンサート〜」

ストレートなタイトルですねえ。

でもしかし、まさにそれなのよ。

 

もうね、のっけから「ミス・サイゴン」ですよ。

WHY GOD WHY? (神よ、何故?)

LAST NIGHT OF THE WORLD(世界が終わる夜のように)

I'D GIVE MY LIFE FOR YOU(命をあげよう)

 

…実は一度観ているミュージカルって、曲を聴くだけで

その場面がウワーって頭の中に広がって、勝手に心が感情移入しちゃう。

そして今回は世界を代表するミュージカル俳優が歌ってるわけですから、あなた!

そりゃ泣くでしょう。

ハイ、涙流しながら聴きましたよ。

「ミス・サイゴン」って、あのベトナム戦争の話しですから、

悲劇なわけですよ。だからミュージカルの最後なんて、もうダダ泣きですよ。

ま、今回はコンサートですから、そこまでにはなりませんが、

そして英語なんで(笑)ほぼほぼ何言ってるかわからない(笑)

 

でも、たとえば

オペラ座の怪人やレ・ミゼラブルみたいに、

何回も聴いている曲だと、たとえ英語でも

自動的に脳内で日本語翻訳されちゃうからOKなんだよね。

 

私がミュージカルで一番好きなのは

「オペラ座の怪人」ですが、

今回のコンサートでめっちゃ良かったのが

ピーター・ジョーバックが歌った

「ジーザス・クライスト=スーパースター」の中の

GETHSEMANE(ゲッセマネの園)。

これをなんとアコースティックギターの演奏で歌ったのですよ!!

もうこれが素晴らしくて素晴らしくて。

(実はこのジーザス、日本では劇団四季の役者でしか観ることができない)←チョー不満!

 

でもうひとつ、すんばらしかったのが

シエラ・ボーグスの高音。「オペラ座の怪人」の中の、クリスティーヌという女性が歌うソロパートで、めっちゃキーが高い! 血管きれそうなくらい高い!

でもこれも素晴らしくて、拍手が鳴り止みませんでした。

うん、今まで聴いた中で、ダントツ。

 

もう、オペラ座の怪人と、ジーザスと、ラストで歌ってくれたレ・ミゼラブル、

これが聴けただけでオールオッケー、

本当に今日来て良かった感満載だったわけですが、

このコンサートの醍醐味って、

ラミン・カリムルーとピーター・ジョーバックとノーム・ルイスの

競演ですよ。

ミュージカルでは絶対にありえない、ブロードウエイやウエストエンドで活躍する世界的なミュージカルスターが

一緒に歌うんですよ、そりゃあ心が震えるでしょう!

 

もうね、生きた楽器じゃないのと思うくらいの声量。

そして情感の籠った歌声。

 

本当に本当に、

夢のような素晴らしいひとときでした。

 

ああ、夜の打ち合わせさえなけりゃ、

当日券で

夜の公演も見にいったのになあ〜。

 

ではまた明日〜。