先月のことですが、まだ行ったことのなかった沿岸部南側に行ってきました。
宮古に出て、宮古から沿岸を釜石まで南下し、そこから遠野、花巻を通って戻ってくるというコース。
盛岡~宮古を結ぶ国道106号沿いは紅葉が見頃でとってもきれいでした
宮古から南下し、山田のかき小屋へ。
海が目の前です。
山田のかき小屋は、震災時に全壊し、山田湾のカキ養殖施設も大きな打撃を受けたそうです。
私が訪れたかき小屋は場所を移して再建された「復興かき小屋」で、三陸復興のシンボル的な存在でもあります。
シーズン中(冬場)は、名物「蒸し焼き牡蠣」が食べ放題です!(時間限定)
牡蠣をシャベルですくって鉄板の上にドサーっと入れて、蓋をして蒸すこと15分くらい。
テーブルごとにおばちゃんがいて、アツアツの牡蠣の殻をむいてくれます。
わんこそばならぬわんこ牡蠣状態で、本当にたっくさん食べられます!
大好きな牡蠣を心ゆくまで食べられて、大満足でした
さらに南下して、大槌町へ。
私がこれまで行ったことのある沿岸の街は、だいぶ復旧が進んでいたんですが、大槌は津波の被害が大きく、また町長をはじめ多くの町の職員が、役場を襲った津波によって命を落とされたため、行政機能も失ってしまい、復興が大幅に遅れてしまっているんだそうです。
震災の時のまま、時が止まっているかのような風景が広がっていました。
旧役場↓
正面の時計は津波が到達した時間で針が止まっているとか。
(正確には、地震が起きた時の停電によって止まったはずが、その後、針が何度か動き、今の時刻を指しているのだとか。なぜ針が動いたのかはわからないようです。)
それでも多くの方が大槌に住み続けています。
たくさんの同僚を失った役場の職員さんたちも、新庁舎で頑張られていると思います。
震災前の大槌は、白い砂浜のビーチが美しい海岸だったそうです。
もう一度美しい景色を取り戻してほしいです。
復興を願っています。
その後、さらに南下し釜石へ。
釜石といえば、製鉄とラグビーのまちですが、釜石も震災で多くの被害を受けました。
三陸鉄道が震災で流されてしまい、釜石には現在鉄道が通っていません。
来年4月に三陸鉄道が全線復旧し、3年越しに釜石に鉄道が通る予定だそうです。
その記念に、釜石駅構内に巨大ラグビーボールモニュメントが設置されるそうなんですが、三陸鉄道と釜石市に対し一口1万円の支援をすると、このモニュメントに名前の入ったプレートが設置されるそうです。
(画像お借りしました)
パパが仕事の関係でこの話を聞いて、支援金を2口分払うことにしたそうで、ぷくりんとののちんの名前プレートをお願いしたんだって。
モニュメントの設置は来年4月頃予定だそうで、私たちはその前に東京に戻ってしまうことになりそうだけど、いつか二人の名前を見に、もう一度釜石を訪れてみたいな~と思います
微力ながら復興のお手伝いもできたし、私たちがこの時期に岩手にいたといういい記念にもなったかな~と思います。
その後は、遠野の道の駅「風の丘」で休憩をして、東和温泉によって帰宅しました。
岩手は広く、沿岸南部は遠かったです。
でも岩手に来たからには、一度は訪れてみないとと思っていた場所。
雪が降る前に行くことができてよかったです。