昨日は私が学生の時の師匠、坂根由高先生のお通夜でした。
坂根先生は大学3年生で固定のカップルになって、ラテンダンスを習った初めての師匠です。
坂根先生のレッスンはとても高額だったので(一般的な価格の倍近く)、学生だった私はバイト代をほとんどレッスン代につぎ込んでいました。
身銭を切るとはまさにこの事で、週1回30分のレッスンは1分1分がほんとに貴重で一言も聞き逃すまいと必死だったのを覚えています。
先生も毎回おでこに汗を滲ませながら真剣に教えて下さってましたし、たったの2年間でしたが私の中では強烈で濃密な時間でした。
師匠に教えられたダンサーとしての心構えは今でもずっと心に残っています。
先生のおかげで学生時代の競技ダンス生活は充実し、とてもいい成績を何度か取れたおかげで勘違いをした私は若気の至りでターンプロ出来たわけで……
とにかく先生と出会えたからこそ今の私があります。
坂根先生、ダンスと、競技の楽しさを教えて下さってありがとうございました。
ご冥福をお祈り致します。
当時サカネダンススクールに一緒に通っていた学連同期の仲間たちと。