樹木希林さんの本を読みました。

駄目なところも生かす、面白がると書いてあって、そんな風に思えたらいいなと思った。

提婆達多の話も面白かった。

提婆達多はお釈迦様を殺害しようとした弟子。

その弟子の事をお釈迦様は「私の色んな心を見せてくれる存在」と仰ったと。

希林さんにとっての提婆達多は内田裕也さんだそうで、

私にとっての提婆達多は時短上司だな‥と思いました。

そして本から一番感じた事は、傍目には破天荒な旦那さんに希林さんが苦労したように思うけど、

裕也さんに救われた面があると。

そして希林さんは裕也さんが好きなんだなと言うことが伝わってきました。

好きなんて、理屈じゃなくて感覚。

そして人と繋がる形は人それぞれ。

希林さんご夫婦は籍は入ってるけど、ほとんど別居されてました。

そして今までの苦労も、ふとした一言で救われると。

老年期になり裕也さんから「離婚しなくて良かったなぁ」と言われ、

そんな言葉を主人から聞けるとは‥と思ったそうです。

やっぱり人から喜ばれたり、認められたり、感謝されるのは嬉しいものですね

私は相変わらず迷いの生活を過ごしていますが(笑)、

人からの思いがけない一言や、

もしくは自分で色んなことを納得するというか、ストンと腹に落ちるというか、認めたり許せるというか、いい意味で諦められる感覚になれればいいなぁと思います。

頑張るというより、心を緩ませてくれる本でした