支部の研修茶会という事で

濃茶席を持ちました 

 

いつもの自分のお茶会はお薄で

流派関係なく 色々な方が来られます

今回は 同じ淡交会の方で 濃茶


 

お菓子を出す席がなかったので

本席で先にお出しして

 

 

大きな上用を蒸してましたので 温かいうちに食べていただきたいので

お菓子を召し上がっている最中に

お点前さんがはいられました

 

お客様16名で お濃茶のあと お薄席に移動

1日5組 時間が限られていますので

お菓子を食べ終わられるまで 待てない感じでした

 

大寄せ濃茶は お家元さんの初釜ぐらいですけれど

あの時は 席中で先にお菓子が出ますので

お家元がはいられるまえ 大急ぎでほおばります

 

濃茶のお点前は5人交代で

ベテランさんも 新人さんも みんな お点前を間違えて

普段当たり前にしている お濃茶の平点前なんですけれど

緊張してでしょうね

お一人に決めればいいけれど

こんな機会は そうないので 経験 経験

 

お客様にもおことわりして お話しておきました

 

社中8人でいたしましたけれど

チームワークがよくて

 

 

 

体調不良ですので 洋服で参加いたします

と言われた方が 

タイマー片手に 蒸し器に張り付いて

お饅頭を蒸して 湯の管理

立ちっぱなしで 大活躍でした

 

お点前さんに お客様の視線が集中しないように

総礼のあと お床の説明

お茶事は お茶が出るまで だんまりですけれど

前席でお軸の説明が済んでいますから

それに

静かな茶室で 五感を研ぎ澄まして

湯の煮える音 お香やお茶の香り 

そういうものを 楽しめる空間ではないような気がします 

 

以前表千家さんの大寄せの濃茶席に寄せていただいた時にも

後見さんが お点前の最中に 色々説明してくださいました

 

それならば 

席に入ってくださったお客様お一人お一人と目を合わせて

お茶碗の説明もしたいと ・・・

 

自分がお席に入ったとき 主役はお軸ですけれど

よほどのお軸でないと 意外に覚えていないもので

記憶に残っているのは

自分の手の中にあったお茶碗 

口をつけて お茶をいただいたお茶碗が素敵だったら

覚えています

今年の初釜の直入さんの州浜のお茶碗 

最高でした ・・・ しっかり 覚えています

 

そういう事で 数茶碗を使わずに 

手持ちのお茶碗 オールキャストで持ち出しました

 

生徒さんに話しても いまいちわからないでしょうから

練れたのから 順番に持ち出して良いことにしました

お正客さんだけ 半使 坐忘斎で神楽獅子

出雲にちょうど良い銘でした

 

末席に 左入がいったり

不昧さんや園能斎の高麗が

真ん中たりで うろうろしたり

まあ それも良しで

 

私なら ラッキーと思うけれど

興味が無ければ ??? でしょう

 

何か一つでも 記憶にとどめていただけたら良いかな 

ぐらいの乗りでした
 

最後の片付けも とても早くて

我が社中ながら 皆さんすごいと思いました

毎年の大寄せ茶会や お茶事がいい経験になって

こんな時に よくわかります 何事も経験

 

社中の皆様 お疲れ様でした

大変大変 お世話になりました

この次の夜咄は わたくしがお料理いたします