寸小庵色紙というのは

 

平安時代の古今和歌集の写本の断簡 のこと 。

有名な三色紙の内の一つです。

断簡というのは 切れ切れになった書で

歌であったり 色々

3年前 大美特別展で

和漢朗詠集の断簡 虫 伝藤原公任が出るという事で

とても楽しみにしていましたけれど コロナで中止になりました

 

 

日本三色紙というのは

継色紙・升色紙・寸小庵色紙

平安時代屈指の仮名書の古筆です

 

寸小庵というのは 江戸時代の茶人で織田家の家臣佐久間将監真勝が

大徳寺の龍光院の南隅に隠居所として建てられて 

真勝が手狭であるから移転すると言っている最中に亡くなり

その後 現在の紫野高校の近くに1645年に移されたそうです

 

何故 寸小庵というのか

古今和歌集の断簡が

堺の南宗寺の襖に36枚ほどが張られていて 

そのうちの12枚を真勝が所持し 

龍光院の隅に寸小庵という茶室を建てたので

それで 寸小庵という名がついたそうです

 

今では 散逸し国宝になっているものもあります

 

お習字をしていると 古筆もいろいろ気になります

大美では 大字朗詠集切というのもあって

平安時代の古筆ですけれど 字が大きいから 大字というそうです

 

断簡がお軸になるんですね

 

俗人としては お値段気になるところでした 笑

 

3年前の大美で とても気になる備前の耳付き水指があって

一番に見に行って 見せていただいて 裏も見せてくださって

お値段 3000万でした

買えないけれど 見るのはただだから

色々 お話してくださって

江戸時代は赤絵の蓋が流行って 

古備前には 赤絵の蓋の付いたものがたまにありますと教えていただいて

 

何処のお店の方も 

かえそうにないお客でも

丁寧に対応してくださいます

 

何でもかんでも

見に行く機会があれば 逃さず行きたいですね

美術展と違って 美術倶楽部さんの展示会は 手に取ることができます

 

さすがに とても高級そうなものは眺めるだけですけれど