灰と炭の始末をして

今年の冬の炭と湿し灰はストック完了

それで 出てきた灰のごみをどうするか

もったいないので

 

 水につけて

あくを抜いて 大きなごみを取って 

 

一度完全に乾かして フルって 細かいごみを取り

もう一度 水につけて 湿し灰にします

 

以前は 庭に巻いたりしていましたけれど

つぶすと 灰になるものもあり

水で溶けて 石みたいなのも 灰に戻ります

結構な量の灰ができます

 

最近 雨が多いので

使ったバケツは

 

外に並べて 

灰がついて 乾燥すると なかなか取れないので

しばらく このまま ・・・

 

番茶につけるのは 色付けのためですし

水だと  雑菌がないので カビも生えません

夏にこだわらなくても いつでもできます

ただし 元の灰がいい色の上等の灰でないと

お客様が見て いかにも ・・・ 横着をしたな がばれてしまいます

 

炉中に湿し灰をまくと ぼそぼそっと 灰の落ちる音がします

湿っていなければ 音はしません

この音が ごちそうだと思います

 

茶室の中は 会話がなくても

湯の煮える音 畳の擦る音 灰の落ちる音 茶筅の音

いろんな音があふれて 五感で楽しめる空間だと思います

 

湿し灰も そのための 一つだと思います