久しぶりに、夫と二人でウォーキングをしてきた。


何を話すでもなく、

取り留めのないことを、話しながら、

前後になったり、横並びになったりと、

おのおののペースで、歩いた。


黙々と歩いている時でも、

浮かんでは消え、浮かんでは消える、

辛い思い。

そんな思いが浮かばなければ、

もっと楽しいのに・・・

と、思いつつも、

あぁ、こんなことを考えていれば、

辛い思いを浮かべずにすむんだ、

あらら?

さっきは、辛い思いが浮かんだはずなのに、

今は、辛い思いを隅においやることができている。

なぜだろう???

自問自答しながらも、

目に飛び込んでくる、美しい景色に、


ウサギねぇねぇ、あそこ、すごいきれい~ラブラブ


夫に話しかければ、


カメそうだねぇ~音譜あっちもきれいだよ~ラブラブ


時には、リップサービス(笑)


カメ君のほうがきれいだよラブラブ!



歩きには結構行っている。

黙々と歩くと、やっぱり考えてしまうのは、辛い思い。

考えなくてもいいこと。


帰還後、初めて行った山は、

本当に辛かった。

会話もぎこちなかったし、

なにより、

夫も所在なさげだったし、

私にも、すごく厚い壁があったのだと思う。


ぶつかるごとに、

夫のぎこちなさも、

私の壁も、

少しずつ解消されて、

今は、

ところどころ、壁が取り払われている状態なのだろう。

それでも、また壁ができてしまうこともあるけれど、

取り払われたそこにできる壁は、

ごくごく薄いもの。

夫の真心で、簡単に取り払われてしまう程度のものだ。






夫が私の元に戻ってきて、

丸2年。


明日からは、

再スタート3年目。


これを機に、


顔も知らないあなたへ、

私の思いを綴るのをやめようと思います。




夫は、

あなたとのことを、


人生最大の汚点


と、言い放ちました。



汚点は、忘れてしまうにこしたことはありません。




何より大切なのは、


夫は、回り道をしたけれど、

道草を食ったけれど、

寄り道をしたけれど、

結局は今、

私の横にいるということ。


私だけを抱きしめ、

私だけに愛をささやき、

私だけが夫の心の中にいる、

ということ。


もう、そこには、

あなたの影はないのだから・・・・・。









ごめんなさいねぇ~べーっだ!

思っても仕方のないことを、

考えない小箱

に、しまおうと思う。


日々私を苦しめる、どうしても考えてしまうこと。



夫の私に対する行動、

あぁ、きっと、別の人にも、そうしたんだろうな・・・・。

そんな、ネガティブな思い。


もう、思ったところで仕方のないこと。

変えようのないこと、

取り戻せないこと。


それよりも、


この二年間、

私の無理難題に、

ときに切れることもあったけれど、

それでも、

私の横で、私が心地よいように、

私を包んでくれている、

それは確かに、

夫にとって、

私が唯一だということだ、

と、思うようにした。



二年間って、

過ぎてしまえばあっ~という間だけれども、

結構長い時間だよね。




  あんたの無理難題はに、

  彼は、あ~っという間に音を上げたのにね。

  彼のあんたに対する気持ちなんて、

  そんなもんだったのよ。


 残念でした!






う~ん。


この一言だけは、

面と向かって言いたい(笑)


まぁ、今更そんなことをしたって仕方のないことだけれどもね。



考えない小箱にしまいこんだとしても、

やっぱり時々は、

染み出てしまうこともあるかもしれない。

いや、きっと出てきてしまうこともある。

でも、そんな時は、


夫に抱きしめてもらう。

いつもよりきつくきつく、

長く長く、

甘い甘い抱擁。


セックスにつなげるキスではなく、

思いを伝えるためのキス。

セックスをするための抱擁ではなく、

気持ちを確かめ合うための抱擁。



繰り返すうちに、

染み出てくることも、

きっと、少なくなるだろう。



少しずつ、

少しずつ、

あせらない

あせらない


亀の歩みでいいのだから・・・・・。