私より先に死なないで
って私良く言うんだけどね
俺が病院のベッドに居てさ幸恵ちゃん隣に居るんだけど何も出来ないの
幸恵ちゃんが徹さん徹さんって言ってるんだけどなんも出来ないの
目も合ってるのにね
涙がいっぱい出た
生きてれば良いって思うけど、でもそれだけじゃやだ
一緒に居て笑っててくれなきゃ嫌
わがままだよね
でもそんなの夢でも嫌だよ
そんな会話してて
私はいーのって言ったらさ
置いてくの?
だって
また涙出たよ
そんな彼の顔が想像出来て
そんな顔させたくないって思った
こんな事思えたの初めてだよ
ああ、私この人の為に生きていかなきゃ
って初めて思えた
生きなきゃなんて思ったこと無いのにね
やっぱこの人すげぇや
昔はさぁ
本当に死にたくなったら俺が殺してやる
それを支えに生きてたのに
他の人が聞いたら可笑しいって思うだろうけど
それがあるから安心していられた
まぁそれが無くなった時は狂ったけどね
そんな私が今の彼の為に生きたいって思ったのは多分とんでもなく凄いこと
私はいつも生きるのに精一杯で、いつも死にたくて、何も感じなかった
だからこそこう思えた事が凄く嬉しくて、絶対死ねないし生きなきゃいけないって思った
こんなに嬉しいんだね
生きようって思えるのって
すごいよ
ありがとう
ありがとう
どれだけ言っても足りないぐらい
だから、長生きして隣で言い続けるよ
未来が希望に変わる時
真っ白なキャンパスに
一つの点が現れる
そこから広がる線の完成は
自分で見ることは出来ない
この世から消えたとき
完成したそのキャンパスは
周りの人のみが見れる
あなたの目に私のキャンパスは
どんな風に映るのだろう