伝えたんく

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拙サイト「幸たんく」のプログです。
 変な名前のサイトと思われるでしょうね。
 自分の感じた様々な幸せ語りたいと思っています。
 幸せの基準は,私個人の感覚です。悪しからず。

 前回の続きで戦争遺跡の話だ。

柏市の根戸にある旧陸軍の馬糧倉庫として使われていた家屋について書いた。

そしてこの建築物が残ることができるのかどうか・・・

 

そういう思いを持ったのに取り壊された物件はある。

代表的なのが、千葉市作草部にあった川光倉庫(旧陸軍気球連隊第二格納庫)が取り壊されたのだ。

 

 ところが、ここは馬糧倉庫として使われていた建物ではなく、「旧陸軍高射砲第二連隊 照空予習室(建造物)」という当時の科学力の結集した施設だつたのである。

 現在の立ち位置は「国登録有形文化財(建造物)」である。

柏市教委委員会の尽力もあったということだ。

 建物の詳細はサイトのURLを載せておく。 → 旧陸軍高射砲第二連隊の防空訓練施設

 

結論から言うと、この建築物は遺されることとなったのである。

関係者の方に感謝したい。

 

現在の姿である。

外壁がしっかりと塗りなおされている。

 

新しい建物に見える(築85年ほど)

 

 

柏市教育委員会による説明。

 

 これによると、このような建築物は日本国内でここを含め2棟しか残されていないという。

 

 リンクに貼られている動画。

 

 

 かつては国内に6棟、朝鮮1棟、台湾1棟と8棟建てられたとある。

 ゆきたんくは居ても立っても居られず、8月の末に兵庫県加古川市にあるもう1棟に会いに行った。

 まあ、人に会う感覚だな。

 

 ハリマメディカルという医療とフィットネスを担っている会社の社屋の1つとして現存している。

 丈夫な建物だから、一部建て増しして倉庫にしている感じだ。

 会社への事前のアポも無しなので、外観の撮影をさせていただいた。

 

 

柏市の建物にそっくりである。

 


階段の付け方は違うが、建築物の使用目的は同じだと分かる。

 

 よってこれも会社の状況によっては半永久的に残るものだろう。

 何か安心したゆきたんくである。

 

 そしておまけだ。

 このハリマメディカルの入口の写真である。

こ、この造りは・・・

 

 入口の門を支えている支柱横に、三角の壁がついている。

 これ陸軍の通用門の特徴ですね。