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子宮筋腫の手術と血栓症の体験記

子宮筋腫が原因で血栓を脚と肺に生じ、入院しました。その後、子宮の全摘手術を行いました。その記録です。手術・入院は痛くも辛くもなかったです。少しでもお役に立つことを願いつつ「心配しなくても大丈夫。」という例として書きます。

退院後ちょうど1か月後に内診と超音波検査を受けました。

体調はどうかと聞かれたので、とても元気だけれど、10日前に退院祝いのビュッフェランチで
食べ過ぎた後に動悸がして、2~3日腹痛がしたことをお伝えしておきました。
その頃は腹痛も治まっていたし、そんな簡単に傷口が開くようなヤワな手術はしていないと
思いましたが、半分冗談で、念のために「お腹がはち切れたかと心配しましたが大丈夫ですよね?」
と言ってから内診を受けました。
その結果、外側も内側も術創はきれいで問題なし。ようやくお風呂も解禁になりました。やったあ!
ただし、腸の癒着が起こり易くなっているので、今後は腹八分目を心掛けるように注意されました。

診察室に入る前、「忙しい先生に記録を探させたり好奇心から色々尋ねたらご迷惑だろうか?
でも今日聞かないと一生聞く機会はない。」と葛藤したのですが、
「質問はありますか?」と先生が促して下さったので、今更ですが思い切って手術に関し質問しました。

まず、自分の手術時の出血量を伺いました。術後に他の人は寒気がして震えて仕方なかったと
言っていましたが、私は全然感じませんでした。
それは、眠っていて意識がなかった他に、出血量が少なかったので体温が低下せずに済んだからではないかと考えたのです。

先生は嫌な顔ひとつせずに簡単にデータを出してくれました。出血量は150gでした。
献血では200ccとか単位がccなのにg表示なので、帰宅してから調べると、
比重がおよそ1.05で血液200ccは約210gとのことです。
ということは150ccより少ない出血量だったということですね。すごい!
献血より少ないなら輸血の必要は全然なかったわけです。

それと、私は使用しませんでしたが、他の開腹手術を行った患者さんはポシェットのような
ビニールバックをぶら下げていました。あれは何なのか伺ったところ、ドレーンと呼ばれるもので、
リンパ節を切除した人が、貯まってくるリンパ液や血液を体外に排出するものだそうです。
私はリンパ節は切らなかったので不要だったわけです。

経過も良好だし、知りたいことも全て分かり、満足して帰りました。次は3か月後診察です。

尚、この二日後に循環器科の診察も受けました。こちらも良好で、やはり4月下旬に再診になりました。