おはようございます

ラジオパーソナリティー&

ボイストレーナー&

研修講師の

杉ノ内柚樹(すぎのうちゆき)です。

ブログにご訪問ありがとうございます

土曜日に行ってきた大阪…

目的は、TUBEのコンサートでしたが、

少し時間がありましたので、

梅田で少し買い物をしようか、

のんびりと中之島のリーガロイヤルホテルで

寛ごうとしておりましたが、

雨が降っていたので、

タクシーを使うことにしました。

電車の中で見た、モディリアーニ展の情報から、

リーガロイヤルのすぐ近くに

大阪中之島美術館があることがわかり…

タクシーの中から、

あれは何？

と、

気になるオブジェが見えてきて…

タクシーを降りました！

隊長(夫)は、1人でリーガでお茶してもらうことに…

(モディリアーニには興味なかったかな？)

ん？

ん？！！

あれはヤノベケンジ作品

とすぐわかりました！

(高松にもあるので)

そして館内に入ると。

5階までエスカレーターで行きました。

私は長いエスカレーターが苦手で、

上を見上げると

フラッとしました…

が、

やっぱりこの人の作品、

惹き込まれます。

モディリアーニ

-愛と創作に捧げた35年-

前置きが長くなりました

なぜ私がこの人の作品に

惹かれるか分かりませんが、

昔から大好きなのです。

以下のような展示展開でした。

プロローグ: 20世紀前期のパリ

第一章:芸術家への道

第二章: 1910年代パリの美術

特集:モディリアーニと日本

第3章:モディリアーニ芸術の真骨頂　肖像画とヌード

イタリアのリヴォルノに生まれた

アメデオ・モディリアーニ(1884-1920)は、

パリに渡り、

ピカソや藤田嗣治と朝に活躍しました。

初の個展で掲げた裸婦の作品は、

当時、風紀を乱すとして、撤去され

初の個展は一枚も売れませんでした。

有名な作品

「髪をほどいた横たわる裸婦」

こちらの作品は

お写真を撮っても良いと言うことでしたので

私含め周りの皆さん撮っていました。

最後のコーナーが、

彼の芸術の真骨頂ともいえる肖像画とヌードです。

「ルネ」という作品を見たときには、

フィレンツェでダビデ像を見て泣いたときのように

強い衝撃がありました。

瞳が蒼く、空洞なのです。

こちらは参考写真ですが、

この作品です。

そしてこの作品は、

スウェーデン生まれのハリウッド女優

グレタ・ガルボが持っていた

モディリアーニの作品です。

世界初公開だそうです！

グレタ・ガルボの人生についても

解説では、少し触れていました。

私の感想

今回の作品展の中で印象に残った

ガイド文が、2つあります。

「生きた人間が前にいないと、

何も描けない」

モディリアーニは、そう言っていたそうです。

情熱をかき立てられるものが目の前になければ…

その気持ちは、

イタリア人ならではの魂なのかもしれません…

あるいは、人間は、生身の人間を前にして

初めて自分の実力と対峙できるのかもしれない。

表現に自由を許さない時代を生きることは、

芸術家にとっては、

呼吸を奪うようなものではないでしょうか。

もがきながらも描くことが、生きること。

もちろん彼を応援する人はいました。

だから活動ができたのです。

理解され、支援されることが

どんなに幸せなことか…

「自分に犠牲を強いてはいけない。

君の真の務めは、

自分自身の夢を守ることだ。

美は時として苦しい義務を伴うが、そこから、

魂の最も美しい働きが生み出されてくるのだ。」

アメデオ・モディリアーニ

友人オスカル・ギーリアへの手紙より　1903年頃

彼よりももう10年近く長く生きている私だが、

自分に犠牲を強いていることはないだろうか？

夢を守る生き方ができているだろうか？

「魂の最も美しい働き」とは、

「命を輝かせること」と私は解釈するが、

私はこの命を輝かせているだろうか？

35年の生涯を閉じた彼の作品は、

100年以上が経過した今、

世界中の誰か、たくさんの人が、愛してる。

私もきっとその1人。

そしてもう一つ、彼を支えた妻のこと…。

モディリアーニがなくなった2日後に

アパルトマンから飛び降りて亡くなった

ジャンヌ・エビュテルヌ。

愛のかたちはさまざまだ。

正解など誰が決めて良いものだろうか。

今年私は、活動20周年のお祝いに

私の肖像画をいただきました。

なんと嬉しかったことでしょう…

この肖像画をいただいた事は

自分を見つめることにもなりました。

またこのブログでご紹介したいと思っています。

長くなりましたが

最後までお読みいただきありがとうございます。

大阪中之島美術館のホームページはこちらです

大阪中之島美術館

nakka-art.jp

愛を描くとは…