ラジオパーソナリティー&
ボイストレーナー&
研修講師の
杉ノ内柚樹(すぎのうちゆき)です。
ブログにご訪問ありがとうございます
この記事はちょっと長くなります。
猫を救出したというお話です。
もしよろしければぜひお読みください
昨日帰ってきたときの話です。
駐車場に車を停めて、
部屋に上がろうとしたら、
道沿いの草の茂みの中で
何かを探している様子の人たちがいました。
なんだろう…?
そう思っているうちに、
それは、猫を探しているということが
すぐに分りました。
ニャ〜〜ニャ〜〜
子猫の鳴き声が聞こえてきたのです。
「どうされましたか?」
私は声をかけて、その時すでに
私も助けなきゃ…
そう思っていました。
「子猫の鳴き声が聞こえてるんです!」
犬の散歩中の女性が
リードを道路標識の柱にくくりつけ
探し始めていたところでした。
そして、中学生位の男の子も
草の茂みを手で押さえながら
一生懸命探していたのです。
実は昨日の朝、
猫の鳴き声が聞こえていて
どこかのおうちの猫ちゃんかなぁ…
野良猫ちゃんかなぁ…
でもよく鳴くなぁ…
と思っていたのです。
その時、
猫ちゃんが
困っているということを
確信しました。
そうか…
朝からずっと
この茂みの中から
出て来れなかったんだ!
それから急いで
軍手を取りにいき、
着ていたワンピースをトレーニングウェアに着替え
もう一度その場に帰り、
二人の方に軍手を渡し、
私も本気で一緒に探し始めました。
女性の方と、男の子は
偶然通りすがりだったみたいで
親子ではなくて、
でも気になって探していたのです。
声は聞こえるのに姿が見えず
このボーボーにのびた草…
と言うより、木
通り掛かったご近所さんに
「ハサミないですかね?」
私は夢中で探しながら、声をかけ、
出かける途中に家に帰ってくださり
剪定鋏を持ってきてくださいました。
散歩中の女性が、
犬を連れて帰り、
大きな高枝切り鋏を
持ってきてくださいました。
中学生位の男の子と私は
2人で協力して
声のする方向にいるはずの猫を探し当てようと
とにかく必死でした。
でも姿が見えず、
呼びかけて鳴き声で反応を確かめ
その体が、右へ左へ
移動していく様子が分かりました。
私は1度はその体をつかんだのですが、
足の速い猫ちゃん
またどこかにいってしまい
今度は声が聞こえなくなり…
どこにいるの?
心の声がだんだん大きくなる中
日が暮れていき…
何とか暗くなる前に救出できないかと
私たちは必死でした。
ちゅーるの臭いで
誘き出そうとしてもなかなか出てこず、
散歩の女性の娘さん(かな?)も加わり
とにかくみんなで探しました。
くろねこやまとくんが
部屋から見守っていたそうです
がんばれ!がんばれ〜!
…と言っていたかどうかは知りませんが
およそ1時間の格闘の末、
やっと確保しました
ちょうど男の子は塾に行く途中で
時間が来てしまったようで、
後ろ髪ひかれながら
自転車を走らせようとしながらも
一緒に確保しました!
小さな体で朝から出られずにいたんだね…
泣きそうになりながらも
次にやること‼️
散歩の女性と私で
「どうしましょう…」
話し始めたところ
動物保護について知識のある人に電話しようと
お友達に電話しました。
確保したら、
まず動物病院に連れて行く、
里親を探すか、
動物保護団体に預ける…
いろいろな知識をもらい、
行きつけの動物病院に電話をしてみたら、出ず、
散歩の女性とお話ししていると、
昨年、猫のミルクボランティアをされたことがあると
お話しくださり、
動物保護をされている方に
お電話してくださいました。
そして
連れてきてください
と言うことになりまして、
散歩中の女性が
連れて帰ってくださることになりました。
その猫ちゃんがこちらです。
小さな体だった…
目が綺麗な、オッドアイかな?
でも声が大きく、確保した瞬間は
すごく暴れて、断末魔的な声を上げました
大人女性3人、引っかかれそうになりながら
大変でした。
この洗濯ネットを持ってきてくださり
この中にピットイン
よかったー
何度も威嚇されましたが
怖かったよね…
草の成みから抜け出せなくて…
目がとってもきれいな白い猫ちゃん……
お母さん猫とはぐれちゃったかな…
確保できた喜びと、
朝から気づいていながら何もできなかったことを
ごめんねって何度も心の中で言い、
泣きそうになりながら、
でも小さな命をひとまず救うことができて
ホッとしました…
この後は誰かが飼ってくれることになるのかな?
優しい里親さんのところに行けたらいいですね。
こんな時、皆さんでしたらどうしますか?
鳴き声を聞いて、
探そうとしますか?
探せますか?
通りすがりの3人ですので
名前も知りません。
でも、この出来事…
違う形ですが、
前にもあったような気がするんです。
気のせいかな…?
以前、私は、
動物を虐待している人を目の当たりにし、
正義を貫いたら、
その後に自分の車が傷つけられることがあって…
そのことを思い出しました。
でも、今回は、
ひとつの命が救えた!
塾に行く途中の男の子!
お散歩の女性、
それから加わってくれた娘さん
ハサミを持ってきてくれたご近所さん、
皆さん本当にありがとうございました!
草の茂みと、その時の空。
めちゃくちゃ汗をかいたし、
猫ちゃんの病気があるかもわからないので
解散後は、すぐに服のままシャワーへ。
その後は力が抜けるように
ちょっと筋肉痛なことも感じ
軽く晩御飯…
緊張感の中で探したからか、
ちょっと疲れちゃったみたいで
ブログに書こうと思ったんだけど、
気づいたら寝てしまいました。
昨日は朝から
さぬき市志度でレッスン
その後高松市新田町に移動
ランチをしてからボイストレーニング
それからデイサービスの
アジア夕凪でボイストレーニング
という1日でした。
ご利用者さんのおうちに咲いていた
色とりどりの紫陽花…
ピアノの前に置かれており
ご利用者さんも私も、
紫陽花を見て癒されながらレッスンでした
世界には、
優しい気持ちがいっぱいだ…
昨日は素敵な贈り物もいただきました❣️
私こちらのメーカーの製品が
大好きなんです〜
ありがとうのご連絡を入れようと思ったのに
気づいたら寝てしまっていたと言う事態で…
今朝、早々に入れさせていただきます
私のファンだとおっしゃってくださり
いつも本当に嬉しいです
(朝から泣きそうになります)
本当に本当に
ありがとうございました
そうそう!
昨日帰りに図書館に寄った時、
こんな本を借りたのです。
人は選択を迫られた時、
思考が深まることを解説した本です。
暴走トロッコと6人の作業員の話が有名で、
1人の命か、5人の命か?
イギリスの哲学者である
フィリッパ・フットが提唱した
非常に有名な思考実験。
ハーバード大学のマイケル・サンデル教授による
「白熱教室」でもこの思考実験が
取り上げられ、広く認知されました。
今思い出したのですが、
昨年、京都大学のオンライン授業を
受けたときに、この話を先生が
されていたことを覚えています。
暴走トロッコに気づかず作業している
5人を救うために線路を切り替えば1人が犠牲に…
しかし何もしなければ5人が犠牲になる…
自分はどちらを選ぶのか…?
命の重さとその人の運命。
本に書いていましたが
大抵の人は、自分が他人の命に関わることに
つよい抵抗を感じるでしょう。
できることなら傍観者でいたいものです。
とありました。
このような、自分で考え、
自分の答えを導き出すための問題を、
思考実験と言うそうです。
私は昨日、
その思考実験に接した気がします。
猫の命も、命は命。
もしも放っておいたら
この猫ちゃんはどうなったでしょうか…
助けている若者に出会って
私も行動したけど、
何もなくとも、
私自ら行動を起こせたでしょうか?
このブログ、実は今、真夜中の2時に書いてます。
先ほど地震があって
目が覚めたのです。
徳島県が震源地のようです。
気になりますね…
最近、お葬式が続いたからか、
家族のことで困っていることがあるからか、
いろんなことに敏感になってしまい
自分でもちょっと困っています
そんな中、お仕事があることは、救いです。
この後この本をまた読みたくなりますが、
眠たいので、寝ることにします
長くなってごめんなさい🙏
最後に救出したときの動画を載せておきます。
元気いっぱい‼️
最後までお読みいただきありがとうございました
それでは皆様今日もよい1日を