ゆきしんAKB小説ブログpart2

ゆきしんAKB小説ブログpart2

ゆきしんです。へたくそなりにAKBの小説を書いていこうと思います。

※この小説にはグロテスクな表現が含まれています

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ゲームスタート。
最初のプレイヤーは俺。

「最初のプレイヤーに限り、引くカードを3枚とさせていただきます」

アナウンスを耳にいれ、まず最初のカードをめくる。

『ハートの5』

問題はここからだ。

最初に思ったことがある。

もし俺がここですべてのカードをそろえたら、誰にもダメージを負わせることなく終われるのではないだろうか。
そんなことを思ったりもしたが、まず不可能だ。
あまりにも非現実的すぎる。
これからすべてのペアをノーミスでそろえていくなど、天文学的数字に近いだろう。

2枚目のカードを開く。

『ハートのK』

予想通りそろわない。
めくった2枚を、また裏返しにする。

いったん落ち着こう。
他の人のターンになったら、カードに集中しなくてはならない。
考えをまとめるなら、時間を自由に使える自分のターンしかない。

まず、目的はこのゲームのクリアだ。
では、俺の中でこのゲームのクリアとはなにを意味するのか。

生き残ることではない。
全員が生き残ることだ。

では、そんなことが可能なのか。
正直言ってわからない。

このゲームのルールは、

『最もダメージが多いプレイヤーが脱落』

なら、最もダメージが多いプレイヤーが全員だった場合どうなる。
全員が全員、同じダメージでゲームを終了したとき全員が脱落となるのか、それとも、全員クリアとなるのか。

アナウンスの男に聞いてみることもできる。
が、相手は俺たちの命なんてどうなろうとかまわないような連中だ。
答えてくれるかもわからないし、下手したら、そんなことなんら面白くないと、少しでもあったクリア後の抗議の可能性すら潰してしまいかねない。

ここは、その少しの可能性を信じてやってみるしかない。

運がいいことに、ここのプレイヤーは6人。
トランプの総ダメージ数210、35でぴったり割り切れる数字だ。

ただし、問題なのはジョーカーだ。
自分に跳ね返ってきたダメージが35を超えたり、6人で割り切れないような数字になった場合、その時点でこの作戦は白紙。
脱落者を出してしまうことになる。

理想としては、誰にもダメージを与えていない人がジョーカーをそろえる。
それができれば、あとはみんあでゆっくり相談しあって、ひとり35ダメージにそろえればいい。

考えがまとまったところで3枚目をめくる。

『ダイヤの8』

それを確認したところで、次のプレイヤーである小嶋さんへ。

小嶋さんからあやかちゃん、板野さん、宮澤さん、高橋さんと、一つもペアがそろうことなく一周してくる。

みんな一言もしゃべらない。
ただならぬ緊張感が漂っている。

みんな俺が思っている作戦に気づいていないのか?
気づいているなら、みんなで声を掛け合ってゲームを進めているはずだ。

気づいていないのなら一言言っておくべきではないのだろうか?

いや、ジョーカーの所在がわかるまでこのことは黙っていたほうがいい。
いらぬ希望を持たせたくないからな。



この判断が、後に大きな間違いになるとは思ってもみなかった。


どうも、お世話になってます、ゆきしんです。


全然更新できなくてすいません。

ちょっと行き詰まりというかなんというか・・・・

頑張って書いてはいるんですけど没になっちゃうような内容になってしまいまして。


明日までには更新します。

それまで待っていただけると嬉しいです。


特にお知らせもなくこれだけです。


ではでは、ゆきしんでした





「予想以上に人数が減ってしまいましたね。当初の予定とは違いますが、残った11人を二つのグループに分けたいと思います」

俺の存在。
名前は碓氷稜(うすい りょう)、21歳。

「グループはこちらがランダムに振り分けさせていただきます。
 では、グループ1は
   
  ・大島 優子
  ・秋元 才加
  ・河西 智美
  ・柏木 由紀
  ・増田 有華

     以上の5名」

19歳のときにひょんなことから秋元先生と出合って、気に入られたのか、一応弟子という形でそばにおいてもらえることになった。

「グループ2は
  
  ・小嶋 陽菜
  ・高橋 みなみ
  ・板野 友美
  ・菊地 あやか
  ・宮澤 佐江
  ・碓氷 稜 

     以上の6名です」

弟子といってもやることはほぼ雑用。
AKB48の活動の裏方支援や、メンバーのマネージャーのようなこともしていた。

「では、グループ1は今から開く扉を進んでください。全員が入ったのを確認でき次第扉を閉めさせていただき、もう一つの扉を開きます。その扉に、グループ2の方々は入ってください」

俺の存在ってこんなもんだろう。
公には姿を出さずに仕事をしてきたから、俺がこういう仕事をしているのを知っているのは人は決して多くはない。
そんな俺がここにいる理由は何だ?

「稜くん」

首謀者と俺がつながっているのか?
それとも、首謀者が俺と深く関わるものとつながってるのか?
いや、そんな遠い関係なら俺自身に聞けなんていわないはずだ。
なら………

「稜くん!」

小嶋さんの呼びかけで現実に帰ってくる。

「あ、小嶋さん、どうしました?」

「どうしましたじゃなくて………先に進まないと」

考え込んでいてすっかりおいてけぼりをくらってしまった。
よく見ると、半数以上がいない。

「ご、ごめん。ちょっと考え込んじゃって」

小嶋さんに一通りの話を聞いてから先に進む。

扉をくぐると、またしても真っ白な部屋。
先ほどの部屋と違うのは、ど真ん中にカジノにおいてありそうな、緑のマットが敷かれた丸いテーブル。
それを囲むようにしておかれた6つのがっしりとした肘掛け椅子。
テーブルの上には6つの機械的な輝きを放つ円形の腕輪のようなものに、新品のトランプが1セット。

「ではまず、どこでもかまいませんので自分の好きな席に腰をかけてください」

指示通りに、みんな席につく。
俺を12時の方角だとすると、時計回りに小嶋さん、あやかちゃん、板野さん、宮澤さん、高橋さんお順で座った。

「では次に、テーブルにおいてある腕輪を手首に装着してください」

不気味な輝きを放つ腕輪。
この状況ですんなりはめられるような人はまずいないだろう。

「安心してください。その腕輪はゲームでの不正防止のためにあるものです。ルールをしっかり守っていればただの飾りです」

そうは言われても 、得体の知れないものをつけるのには抵抗がある。
それでもつけなければ先に進まない。
俺が先陣を切って自分の腕に装着させる。

特に何も起きない。
そのことが不安要素解消となったのか、みんなも自分の腕に装着させる。

「みなさん装着されましたね。では、一人が代表して、トランプを開けてよくシャッフルした後に、裏側にしてテーブルに適当に広げてください」

ここは俺がやるべきだろうと思い、率先して支持された行動を忠実に行う。

「できたぞ」

「では、第2ステージのルール説明をさせていただきます」

いよいよ第2ステージが始まる。

「これから皆さんにしてもらうのは、一風変わった神経衰弱です。基本的なルールは同じです。変わっている点は二つ。まず一つは、カードをめくる順序の違いです」

カードをめくる順序?
それだけ聞いただけでは、イメージがわかない・

「説明させていただきますと、まずスタートの時点で一枚のカードは表になった状態から始まります。そして、その一枚目とのペアのカードをめくることが、最初の一枚をめくる目的となります。そろわなかった場合、表になっている二枚を裏にふせてから、二枚目をめくります。その二枚目が次のプレイヤーのそろえるべきカードとなるわけです。もしそろった場合は、基本ルールと同じように、めくる枚数が二枚増え、またそろったらもう二枚、そろわなかった場合、最後に一枚だけめくって次のプレイヤーに、というようになっています」

なるほどな。
つまりは、普通の神経衰弱の一枚目を前の人にあけてもらうってことか。

「そして二つ目は、ダメージ制だという事です。もしカードをそろえることができた場合、一枚目をあけたもの、つまりは一つ前のプレイヤーに、そのカードの数字分のダメージが与えられます。『2』なら2ダメージ、『J』なら11ダメージといった具合です。ただし、『A』 は特別に15ダメージとなっています」

甘かったな。
神経衰弱と聞いたときは、ペアを集めれば集めるだけ自分の保身となるもんだと思っていたが、予想以上にエグいゲームだ。
ペアをそろえることは、前のプレイヤーに対しての攻撃となる。

「もっともダメージが多かったプレイヤーは、ここで脱落となります」

脱落。
誰しもが死を連想しただろう。

「言い忘れていましたが、プレイ中は絶対に椅子から離れないでください。椅子を立っていいのは、自分のターンのときのみです。それと、他のプレイヤーへの接触も禁止とさせていただきます。会話はなんでもOKです。それと……」

まだあるのか。
そろそろみんなの容量オーバーだぞ。

「一組だけあるジョーカーをそろえてしまったプレイヤーは、それまでに自分が与えてきたダメージがすべて自分に加算されますので、肝に銘じておいてください」

まさしくジョーカーってやつだな。

「制限時間は2時間。それをすぎてもテーブルにカードが残っている場合、全員脱落とさせていただきます。スタートは代表者だった方から、時計回りに進めてください。では第2ステージ、スタートです」