そいじゃあまあ序文に変えて。

「精神的に向上心のないものは、バカだ」と。


現代文を自力で解くには、その文章を読み解く上での

自らのスタイルを持つ事が大切なのですが、

その「スタイル」は最初から全員に混沌として存在しています。

その混沌を上手く個性的に確立するのが難しいところ。

学校・塾の教える現代文は、つまるところその部分なんですね。


何事もそうですが、形がしっかりしている事が大切なんですね。

スポーツはどれも構えから入るじゃないですか。

あ、構えじゃなかったら、ルールから。サッカーでボールを手で触らない、とか

バレーボールはボールを落としちゃいけない、とか、

そういうルール。ですから、端的に申し上げますと、

構えやルールに従って読む、っていうのが受験現代文なんです。


つまり、先生の教えてくださったルールで文章を読む事が

現代文という教科のメインテーマだと言う事ができます。


「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」という言葉があります。

この言葉を逆に解釈すると、敵を知らなかったら戦は危ういし、

増してや自分を知らなくても戦は危うい、という事になりますね。

コレも現代文読解に当てはまる事で、

自分のスタイルと相手(著者と問題を作った人)のスタイルを

知り、臨機応変に扱っていかないと問題は解けません。



とりあえず、この二つを前提に、今回のテスト範囲である、

丸山真男先生の『「である」ことと「する」こと』、

夏目漱石先生の『こころ』を読み進めていきたいと思います。ハイゴーよ。