昨日オージーの同僚と仕事の話をしていた時の事。日本が連休だったため、本社と連絡が1週間以上も取れず、仕事に大きな影響があって困ったと愚痴ったら、"あぁ!天皇が交代したお祝いだったんだよね?"と言われた。
オーストラリアでもニュースで流れていたので、知っているらしい。そうそう。それもあって今回10連休でね。長すぎるよね、と話していたら、"あのちっちゃい子が天皇になったの?"と言う。
小さい子?いやいや、59歳の大人ですぜ。"あれ?じゃあ、あのちっちやい子はプリンス?"あー、秋篠宮家の長男の話か。。あーびっくりした。いやいや、彼はまだ中学生だし、帝王学学んでないから、無理無理。
一体どんなニュースが流れたのだろうか?新天皇即位と皇位継承について触れたのだろうか、彼は↑のように理解していたようだ。新天皇には娘がいるけど、法律で女性は皇位は継承できないのよ、と言うと、彼は目をぐるりと回す。
オーノーだよね。不思議の国ニッポンです。この2019年にもなって、女性には皇位継承は出来ません。分かるよ、昔は女性だって天皇になっていたのに。でもね、法律を変えなきゃどうにもならないのよね。
確か十数年前に、これについて政治家や有識者等が集まって真剣な議論をしたはずだけど、悠仁親王が生まれて立ち消えたのよね、と言うと、"あー、それね。ありがちだね"とまた目をぐるりと回す。
この日本独特の事なかれ主義の延長線にあるこの物事に対する姿勢。今後の事も考えて、当時徹底的に議論すれば良かったものを。。ひょんな事から日系企業で働く同僚のフラストレーションが伝わってきた会話であった。
