Windows Server 2003の各バージョンのインストールのためのハードウェアの要件
Windows Server 2003には4つのバージョンがあります。
各バージョンのインストールのためのハードウェアの要件を解説します!
①Windows Server 2003 Standard Edition
●CPU:133MHz (推奨は550MHz以上)
●メモリ:128MB (推奨は256MB以上)
●ハードディスク:2GB
●参考:マルチプロセッサ数:4個までサポート
最大メモリ容量は4GB
②Windows Server 2003 Enterprise Edition
●CPU:133MHz (推奨は550MHz以上)
●メモリ:128MB (推奨は256MB以上)
●ハードディスク:2GB
●参考:マルチプロセッサ数:8個までサポート
最大メモリ容量は32GB
クラスタリングは8ノード
③Windows Server 2003 Datacenter Edition
●CPU:550MHz (推奨はシステムにより判断)
●メモリ:512MB (推奨はシステムにより判断)
●ハードディスク:4GB
●参考:マルチプロセッサ数:32個までサポート
最大メモリ容量は4GB
クラスタリングは8ノード
④Windows Server 2003 Web Edition (これは覚えなくてOK!一応参考に載せています)
●CPU:133MHz (推奨は550MHz以上)
●メモリ:128MB (推奨は256MB以上)
●ハードディスク:2GB
●参考:マルチプロセッサ数:2個までサポート
最大メモリ容量は2GB
マルチプロセッサ数とは!?
CPUの数です。4個までサポートの場合は4個まで取り付けても大丈夫って事です。
通常使っているパソコンの大体はCPU1個です。
クラスタリングとは!?
複数のサーバー間での通信が維持される台数制限です。
8ノードとは、8つのノード間で通信がやりとりされている常態で一つに障害が発生しても他のノードが直ぐにサービスを開始する仕組みになります。これによりサーバーのサービスの信頼性が向上します。
ノードって何!?
ノードとは、コンピュータやルータ等のネットワークに接続されている機器の事。総称です。
(上記の8ノードの説明ではサーバーの事を指しています。)
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ネットワークデバイス(2)スイッチ
ネットワークデバイス(2)スイッチ
①LANの構築に使われるネットワークデバイス
ハブとは違い接続台数に制限が無いので大きな規模のネットワーク構築にも適している。
②ハブに比べファイル伝送が速い
受信データを処理する専用のASICと言うチップを搭載しているため処理速度が速い。
③MACアドレスを学習する
MACアドレスを学習することにより、他のポートに余計なデータを伝送しないので、トラフィックが軽減される。(図参照)
なお、関係ないポートにデータ伝送を防ぐ機能の事をフィルタリング機能と言います。
MACアドレスとは!?
各コンピュータに取り付けられているNIC(ネットワークインタフェースカード)のROMに記録されている固有のアドレスで、各NICには世界にたった一つしかない番号がつけられています。
48ビットの番号で構成されていて、表記は12個の16進数であらわされます。
例:1A-F4-25-AB-13-5Dと言った感じで表記されています。(16進数、2進数、10進数への変換は後で説明します。)
最初の24ビット(3バイト)はベンダコード(メーカーごとに割り当てられた番号。この番号でメーカーが識別できます。)残り24ビット(3バイト)がメーカーが割り当てる番号になっています。
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ネットワークデバイス(1)ハブ
ネットワークデバイス(1)ハブ
●主にイーサネット(Ethernet)の10BASE-Tや100BASE-TXで使われるネットワークデバイス。(トポロジはスター型です。)
●受信したデータの電気信号を増幅し波形を整えイーサネットでの伝送距離を延長する事ができる。
●ハブにはフィルタリング機能がついていませんので、受信したデータは他のすべてのポートに向けて送信してしまいます。(データの処理は先にあるコンピュータにまかされる事になるわけです。)(図を参照にして下さい。)
フィルタリング機能についてはネットワークデバイス(2)スイッチの時に説明します。
イーサネット(Ethernet)とは!?
アクセス方式にCSMA/CD方式を使用しているLANの事。
現在のLANは、ほとんどがイーサネットで構成されている。
イーサネットにもさまざまな種類がありますが、それは後ほど説明します。
●ハブには多数のポートがありポートの分だけコンピュータを接続する事ができます。
●ポートの数が足りない場合は、ハブ同士を接続しポート数を増やすことが出来ます。これをカスケード接続と言います。(図を参照)
カスケード接続には制限があり10BASE-Tで4台まで、100BASE-TXでは2台までとなっています。
なぜ制限があるの!?![]()
データの衝突が認知できなくなったり、遅延が増えるといったネットワーク全体の性能が低下してしまうためです。
●またスタッカブル接続と呼ばれる接続方法もあります。
こちらは専用ポートが必要になり、積み重ねて接続し複数のハブを一台のハブとして考える方法です。(図参照)
★ネットワークデバイス(リピータ)★
ハブと同じ中継装置で、電気信号を増幅し波形を整えイーサネットでの伝送距離を延長する事ができます。(10BASE5や10BASE2で使用される。トポロジ(接続形態)にはバス型を使用。)
なぜ電気信号を増幅するのか?
伝送距離が長いとデータに歪みなどができデータが壊れてしまう場合があるので、中継装置のハブやリピータが電気信号を増幅し波形を整える事で伝送距離を伸ばすことができます。
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アクセス方式の種類
アクセス方式の種類
●2種類あります。特にCSMA/CDの方は覚えておきましょう!!
①CSMA/CD方式(キャリア検出多重アクセス/衝突検出)
●主にバス型、スター型で使われる方式。
●送信前にキャリア検出を行い、送信状態じゃない事を確認してからデータを送信します。
キャリアを検知すると他が送信中と判断し、しばらく待ってからデータを送信します。(図の左側参照)
●データを同時に送信してしまった場合は、コリジョン(衝突)が起きてしまいます。
衝突を検出すると、ジャミング信号という信号をネットワーク上に流します。
ジャミング信号を受け取ったコンピュータはそれぞれランダムな待ち時間が設定され、再送します。
この機能により再衝突を防ぎます。
②トークンパッシング方式
●主にリング型で使用される方式
●リング内にトークンと呼ばれるものが一方向に巡回しています。
このフリートークンを捕まえてデータを送信するわけです。(何も送信データが入って無い場合はフリートークンと呼び、データを運んでる状態はビジートークンと言います。)なお、ビジートークン時は捕まえられません。
データを運ぶビジートークンはリング状のコンピュータを一つ一つ回ります。
宛て先と違うコンピュータは「私のじゃないですよ!」と、次のコンピュータにビジートークンを回します。こうして宛て先に辿りつき、データを受け取ったコンピュータは受信完了を知らせるデータを付け送信先に送ります。
そのデータを送信先に届けると、またフリートークンとしてリング状を回りだします。
●トークンパッシング方式の場合は衝突が起こりませんので、信頼性には優れていますがコストが高いため、あまり使用されていません。
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ネットワークトポロジの種類
ネットワークトポロジの種類
とりあえずサラーッと流して説明しています。詳しくはCCNAの時に説明します。
まずはネットワークってこんな感じかぁ位で押えて下さい。
トポロジとは!?
簡単にLANの接続形態!
大きくわけて3種類あります。
①バス型(アクセス方式はCSMA/CD方式)
アクセス方式については次回説明します!
1本のケーブル上にコンピュータを接続する形です。
そのため、障害に弱いという欠点があります。
②スター型(アクセス方式はCSMA/CD方式) 重要!
もっとも使用されている形態。
真ん中にハブ等のデバイスをおき、コンピュータを接続します。
●障害に強い●
1つのケーブルが切断というような障害がおこってもLAN全体に影響がでません。
しかし、ハブ等のデバイスが壊れた時は全体に影響がでてしまいます。
論理的な設計でスター(星)型に見えます。(図参照)
③リング型(アクセス方式はトークンパッシング方式)
データがケーブル上を一方向に流れるため、ケーブル切断等の障害に弱い。
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ネットワークの構成
ネットワークの構成
ネットワークを構築する時には、まず構成を決めます!!
ここでは大きくわけて2つの構成を説明します。
①クライアント/サーバー型
●LAN内に共有資源を提供するサーバーを用意し、クライアントがファイル等の共有資源を使いたい時にサーバーに要求すれば、サーバーが応答してくれる。(下の図を参照して下さい。)
クライアントの管理なども出来ますので安全性も高くなります。
☆クライアントとは、サービスを利用する側の事です。
サーバーとは!?![]()
共有資源などを一括管理し提供するために使われるコンピュータの事です。(ファイル共有を提供するサーバーはファイルサーバー、プリント共有を提供するサーバーはプリントサーバーと呼ばれます。)
☆サーバーには高性能なコンピュータを使用します。
②ピア・ツー・ピア型
●個々に通信を直接行います。共有資源を使いたいときは、そのファイルを持っているコンピュータと直接やりとりします。
●LANの規模がでかくなるにつれ、管理が行き届かなくなるため小規模なネットワーク向き。(家庭内等)
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ネットワークの概要 ~ネットワークの種類~
ネットワークの種類
①LAN(ローカルエリアネットワーク:Local Area Network)
●LAN(ラン)=ローカルエリアネットワークの名前の通りです!(日本語では構内情報通信網と言います。)
・小さな範囲のネットワークで、小規模な範囲での通信を目的としています。例えば、同一ビル内や大学のキャンパス内と言った範囲に使われます。
●通信事業者の回線(NTT等の電話回線)を使用しない範囲でのネットワークです。
②WAN(ワイドエリアネットワーク:Wide Area Network)
●WAN(ワン)=ワイドエリアネットワークの名前からピンとくると思いますが、そうです!デカイ範囲って事です。(日本語では広域情報通信網と言います。)
●電気通信事業者から通信回線を借り、LANとLAN同士を結ぶ広範囲なネットワーク。例えば、東京本社のネットワークと大阪の支社のネットワークを繋いだりする時に使われます。
③インターネット(THE INTERNET)
●今更説明するまでも無いですが、世界中に広がるネットワーク。ISP(インタネットサービスプロバイダ)を通し世界中のコンピュータとの通信ができる。
WANとインターネットの違い![]()
・インターネットではTCP/IPと言うプロトコルを使用。
(インターネットは通信規約にTCP/IPを用いたネットワーク)
・WANはプロトコルをTCP/IPに限定されていない。
プロトコルとは?
簡単に説明すれば人間で言う言葉と同じです。例えば日本語と英語で言葉がわからない同士ではしゃべる事ができませんよね?
コンピュータも同じで通信プロトコルが違うと通信する事ができないのです。
④イントラネット(INTRANET)
●インターネットの技術を適用したLANの事。
(昔はインターネットの技術が発達していなかったため使われていた言葉ですが、今ではインターネットの技術を使う事は当たり前なので、あまり使われない言葉です。)
★スタンドアロン(stand alone)★
コンピュータをネットワークに接続せず単体で使用することを言います。
とりあえず今回はここまでです!軽く読む程度でOKですよ。WANとLANは覚えときましょう!!
目指せネットワーク!おおまかな進み方の説明!
まずは初歩資格であるMCP 2003 SERVERとCCNAを目指します!!
① ネットワークの概要。(おおまかな感じをつかむ。)
② WINDOWS 2000 SERVERの概要。(こちらも、おおまかな感じをつかむ。)
③ WINDOWS 2003 SERVERを勉強する。(MCP 2003 SERVERの試験合格を目指します。)
④ CCNAを勉強する。(CCNA合格を目指します。)
これだけみると、すぐ出来そうな気がしますよね!
人によっては勉強始めて1ヶ月位で両方とも受かってしまう人もいるようです。
まぁ~私には到底無理な話ですが・・・・しかし出来るだけ早い合格を目指していきたいです!
いっぺんにやった方が、忘れる心配も少ないですから!(時間たつと忘れちゃいますから。)
毎日とはいかないかも知れませんが時間がある限りUPしていきます。
3日後に復習するのが効果的な勉強法らしいので、3日分進みましたら1日目にやった所を復習していきましょう。その時にノートに大事と思った所を書き取ると効果的だと思います!!
ノートはめんどくさい!!って方はコピペで文章をワードやメモ帳なんかで整理すると良いと思います。
できるだけ楽な方法でやっていくのが一番です。苦になると嫌になりますから、柔軟に楽しくやっていきましょう!
それでは次回から始めます!!お楽しみに。
ネットワークエンジニアを目指そう!
はじめまして!!今回、初ブログを立ち上げさせて頂きました♪雪音男@ネットと申します。
皆様よろしくお願い致します!!
ネットワーク初心者なのに・・・・何でこのお題にしたかと言いますと、前に何回かネットワークの勉強をしていたんですが、やっぱり教科書って超初心者の私には理解できない所が多いんですよね。そして、情けない話ですが・・・・辞めてしまったんですね。。。。
しかし今になりやってみたい!!諦めきれない!!と思い、今はネットワークエンジニアを目指して学校に通い勉強しております。
そして皆様にも絶対諦めないで頑張ってほしい!!わからない事は一緒に解決していきましょう!!と、言う思いで初心者ながらにネットワークのお話のページを立ち上げさせて頂きました。
一から始めて行きますので、一緒に頑張っていきましょう!!
それでは、宜しくお願いします!!










