3度も振り返る、ホームへの階段を下りるまで


私も3度振り返る、手を振る、お互いが見えなくなるまで何度も


でも友達


こんな残酷なことがこの世には、いや


平和が飽和して爛れた恋愛をする余裕が出てきたのか、この国には


友だちとしてそばにいられないと伝えたその人は、これが最後なのかと、残酷な質問を投げてきた


私は白と黒しか着ないのよ、グレーは嫌いで


最後に静かな声を聞きたかったけれど今はもう、それさえも叶わず


ただ眠れるように準備するだけ


以上、たかが恋愛の話