秋田県知事の熊被害拡大に伴う非常事態に自衛隊の出動を要請した事に対して　主に熊問題など日々の暮らしからは想像も出来　ない地域…特に都会で暮らしている人達から直ぐに自衛隊＝武器による熊の駆除を連想する人が多く違和感を感じている人が多い様だ。

秋田で暮らしていても　その話を聞いた時には同じ様な感じを受けたものだ

後に知事から自衛隊に出動を要請して具体的にどの様な支援を求めるかと云えば　主に全県的な地域への箱罠の運搬と時と場合によってはその設置にも力を貸してほしいという考えだと説明があった。

秋田県の面積が全国の都道府県の中で6番目という広い面積であるし山間部も多い事から時間との戦いの中で急がなければならない所が都市部を優先してとか言っていられない。

先日も秋田市から100kmも離れている当市とは隣村にあたる奥羽山脈の岩手県境に近い東成瀬村において犠牲者も出たばかりだ。

当市に於いても人家に6日間も居続けた熊が漸く捕獲された。

熊は里に下りてくる場合の多くは川沿いに伝わって来ている様だ。

今年の熊の被害に多くの人が原因や対策などそれぞれ意見を述べている様だが　都市部に暮らす人達の殆どはこれまでの一般的に言われてきた知識に踏まえた意見ばかりでその殆どは実状を知らぬ無責任で的外れな意見ばかりと言ってイイ。

東北地方は　日本の食糧庫的な認識しか無い人達に降って湧いた様な熊問題などおそらく想像も付かないだろう。

ツキノワグマ

牙と爪

マイケル・センベロ / Maniac