君は愛しのHis Sugar Babe 10-1 | 妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

嵐のニノちゃん、大野さんをイケナイ目で愛でる妄想小説ブログです。

残念ながら、ちょっと腐な感じです。

あくまでも妄想なので、生温かく見守ってくださいませ。


BL妄想です
苦手な方はご注意くださいませ























Side M






「潤くんも、可愛かった…」


ニノは俺の体を拭うと、俺をぎゅっと抱きしめた。


「あ…えっと…」


盛大に恥ずかしさがこみ上げてくる。それを隠したくて、俺はニノをおずおずと抱きしめた。


と、そのとき、ベッドサイドに置いておいた俺のスマホから着信音が鳴った。


ニノが俺の首に回した腕を緩めて、ニコ、と微笑んで、電話に出るよう促してくれたから、慌ててスマホの画面を見る。



リーダー…!



顔の高さまでスマホの画面を掲げて、目に力を入れて無言でニノに画面を指差す。ニノは「あ」と呟いて、驚いた顔になった。


「出るよ?」


短く言ってタップしたのと、ニノが頷くのはほぼ同時だった。


「リーダー?」


「あっ…松潤っ…収録の後、ニノ、どこ行ったか知らない?」


俺はちらりとニノを見た。ニノは不安そうな顔をして、こちらをじっと見つめていた。


俺はニノにもリーダーの声が聞こえるよう、通話をスピーカーにした。


「今ねー、俺家でふたりでメシ食ってた」


「あ、ニノいんだ。よかったぁ〜」


「どうしたの」


「いや、なんかさあ、今日様子変だったからさあ、心配になってさっきからめっちゃ電話してたんだけどさ」


「ああ」



ああ、なるほど。



ニノのスマホはリビングだ。



「全然出ねぇし、やっぱり様子おかしかったし、どんどん不安になってきて…」


「うん」


「マネージャーに聞いたら松潤と一緒に帰ったっつーから電話してみた…ごめんな、夜遅く」



ニノのことだと、よく喋るな、この人…



俺がくすっと笑うと、電話の向こうから戸惑ったような雰囲気が伝わってきた。


「松潤?」


「姫に代わるね」


「ひ…お…おお」


スマホを渡すとニノはいくぶんか緊張した面持ちで受け取った。


「もしもし、大野さん?」


「ニノ」


電話の向こうのリーダーの声が嬉しそうな声になった。



ったく、わかりやすいなあ…



「ニノ…もしかして、昨日会えなかったの怒ってる?」


ニノはしばらく黙っていたが、決意したように切り出した。


「大野さん…昨日…俺がかけた時…誰といたの?」