BL妄想です
苦手な方はご注意くださいませ
Side M
「はぁっ…潤…」
泣き出しそうな顔で、ニノは俺に向かって両腕を広げて力なく伸ばした。
俺が近づくと、ぎゅっと 抱 きついてくる。
「潤」
ニノは俺の 首 筋 に顔を埋めた。乱れた髪の間から覗く耳は、真っ赤だった。
ふふ…
恥ずかしがってる…
「カズ…超可愛かった」
声をかけると、ニノはパッと顔を上げた。ウルウルした瞳がこっちを見つめてきて、俺はまたドギマギした。
「あの…潤くんも…」
ニノは片腕を深く俺の首の後ろにまわして、俺の頰に自分の頰をすり寄せた。そのまま、片手をあぐらをかいた俺 の下 半 身 へ滑 らせていく。
「俺は…いいって…」
「やだ…」
ニノは至近距離で俺を見つめて、唇を尖らせた。やわやわとオ レに 触 れている手はゆっくりと動いている。
「俺だけ…あんな…悔しいもん…」
小さく呟いたニノは俺に軽くキ スをした。
「ね…脱 いで?」
ニノの囁くような声が…
すげぇ色っぽくて…
ぞくっとして…
俺も…なんか悔しい(笑)
「そこはぬ がせてくれるんじゃないんだ」
「ふふ…俺の力だとすんなりいかないのよ…ね?」
ニノは俺の 唇 だけでなく、頰や顎にも 唇 を ふれ させていく。
「俺にキ スしながら…カッコよくぬ いで…」
笑い混じりの声で囁かれて、ドキドキした。
「難しいこと言うね…」
「脱 ぐ」ってどう考えてもカッコよくならないんだけど…
俺はニノの頰に手で 触 れた。