ベタしちゅは突然に | 妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

嵐のニノちゃん、大野さんをイケナイ目で愛でる妄想小説ブログです。

残念ながら、ちょっと腐な感じです。

あくまでも妄想なので、生温かく見守ってくださいませ。


大宮 × ベタしちゅ 書きたい!

というムーブメントが突然私にやってきました(ノ´▽`)ノ


◎ベタしちゅ…ベタなシチュエーション、です♪


大変ふざけて書いてるので広い心でお読みくださいね(^▽^;)


他にも面白そうなベタしちゅあったら教えてくださいませ♪
妄想トライしてみます♡






















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Side A






「相葉ちゃんは?」


リーダーの声が聞こえた。



あれ、俺寝てた…



MV撮影中の空き時間、控え室のソファに横になったら寝てしまったようだ。


いつのまにか、ソファの背もたれ側にある畳スペースに人の気配がした。


「寝てるみたい」



ニノか…



もう少し寝てよ…



まぶたが重くて、俺はそのまま寝ることに決めた。


「じゃあ、相葉ちゃん寝てるし、いいよな」



ん?



ゴソゴソと衣擦れの音がする。


「もう…嬉しそうな顔すんなよ」


「ふふ…なんか久々だから」



な、なな何?



ふたり、何かしようとしてる⁈



「確かにご無沙汰でしたね」


ニノの声に、んふふ、とリーダーの鼻にかかったような照れた笑い声。



な…



ふたり、デキてるのは知ってるけど…



最近ふたりとも映画やらなんやらで忙しくて、会えてないのも知ってるけど…



こんなとこでナンカすんのはやめてー!



心の中で叫ぶものの、口に出せないまま俺はソファに横たわっていた。ソファの背もたれがあるから、ふたりから俺の姿は見えないだろう。



どうしよう…



俺が内心アワアワしているうちに、ニノの、囁くような声が聞こえた。



「リーダー、入れるよ?痛かったら言ってね」


「うん…」



え⁈



「痛くない?」


「ん…大丈夫」



え⁈ え⁈



俺はびっくりして、ソファの上で横になったまま固まった。



俺、ふたりがデキてるって知ってから…



勝手にずっと、



リーダーがその…スる側で、



ニノが受ける側って思ってたんだけど…







違うんだーー⁈







「なんか…久々だから…すごいね…」


「んなこと言うなよ」


「ふふ…気持ちいい?」


「ん、気持ちいい…」



知らなかった…



リーダー✖️ニノ



じゃなくて、






ニノ✖️リーダーなんだ‼︎






すげー衝撃だ…



世の中って、わからないもんだな…



リーダーは絶対攻めで、



ニノは受けだって思い込んでた…



俺は衝撃を落ち着かせようと、寝たふりを続けながら深く呼吸をした。


再び、ゴソゴソと衣擦れの音がする。


「こら、動かないでって」


「や、なんか…ニノの体気持ちよくて…」



ん?



「やっ…ダメ…こら…」


「んふ、ちょっとだけ…」


「相葉さん起きるって」



もう起きてるけど…



この流れって…



「んっ…リーダーっ…そこはダメっ…」


「ニノ…」



なんだぁ…



これってもしかして…やっぱり…



俺は勢いよく起き上がると、ソファから顔を出して、後ろの畳スペースのふたりに向かって言った。


「やっぱり、リーダー✖️ニノなんだよねっ⁈」


「へ⁈相葉さん…」


「起きてたんかぁ」


耳かきを持って正座したニノと、その太ももの間に顔を埋めてるリーダー…


「起きてたんなら言ってよ」


ニノは顔を真っ赤にして、リーダーを起こしながら言った。


「いや…なんか俺すげー衝撃うけて起きらんなくて…」


きょとんとするふたりを前に頭を掻く。


「でも、勘違いだったの!よかったあ…やっぱ、もともと俺が思ってたとおりだった!」


「はあ…よくわかんないけど…」


ニノは訝しげな顔のまま俺に言った。


「相葉さんがよかったならよかったですよ?」


「うん、なんかすっきりした…あ、ごめんね、邪魔しちゃった。続きしなよ」


俺が促すとリーダーは「じゃ、もっかい」と言って、ニノの体に覆いかぶさった。


「バカ!そっちじゃねーよ!」


顔を真っ赤にしたニノが叫ぶ。


「え?こっちじゃねーの?」


「耳かきの続きに決まってんだろ!」



やっぱり、



リーダー✖️ニノ



だよねぇ…



俺は、なんだか満足してまたソファに横たわると、まぶたを閉じた。