BL妄想です
苦手な方はご注意くださいませ
Side N
自分がどんどん甘えん坊になるから
みんなの前では絶対呼ばないようにしてるだけなんだけど…
「じゃあさ、みんなの前で『サトシ…♡』って呼ばれんの…どう?」
思いきり甘く、『サトシ』と発音すると、大野さんは真っ赤になった。
「やべぇ、なに今の」
「ふふっ…サートーシ?」
大野さんは困った顔になった。
「仕事になんねぇな」
「ん…でしょ?」
俺が微笑むと、大野さんは俺 の頰を愛おしそうに撫 でた。
「でも…今は呼んで?」
つな が ったところを浅 く 緩 やかに 揺 らされる。
「んんっ…ぁ…智ぃ…」
「はぁ…カズ、めっちゃいい…」
大野さんのギ アが入ったのか、リ ズ ムが変わって、荒 くれる 波みたいな 熱が襲ってきた。
「智っ…ぁ…智ぃっ…」
「カズっ…」
俺のことを気遣いながらも、恍 惚 の色を浮かべる大野さんの瞳が、俺の 上で 揺 れるのを見るのが好きだった。
たいてい、
落ち着いてじっくりと観察、
なんてふうにはいかないんだけど…ね…