BL妄想です
苦手な方はご注意くださいませ
Side N
「え…ぁ…あっ、んっ!」
耳元に唇が近づいて、ふうっと息を吹きかけられる。俺がびくっと反応すると、俺の体をつなぐ手 錠がガチャガチャとまた音を立てた。
「俺はがんばって野外調査してたのに…」
「やぁ…ちがっ…う…」
大野さんの拗ねた声が可愛いけれど、今はそんなこと言ってはいられない。大野さんはユカタの襟を左右に開いた。
窓から吹き込む弱い風にさらされる体を隠したくて、身をすくめようとしたけれど、かなわない。
「ここにもふ れたのかな?」
胸の赤い実を、触れそうで触れないギリギリの距離で指さされる。
「さっ…わらせるわけ…ない…」
「でも…さわ ろうと思えば簡単だよね」
ふれ ない距離で留め置かれた指をくるりくるりと回しながら、大野さんは唇を尖らせた。
「やっ…やめっ…」
さ わられてはいないのに、くるくる回る指先に、さされている場所がじれったく震える。
「何をやめんの…何もしてないでしょ?」
「あ……けどっ…指、だめ…」
はだけられたところに、ふ れそうでふれ ない大野さんの指先を、俺は恨みがましく見つめた。
「そうすんなら…さ わって…」
言い終わって、自分で言った言葉に、自分の体温があがってゆくのを感じた。
「ここにもふ れたのかな?」
胸の赤い実を、触れそうで触れないギリギリの距離で指さされる。
「さっ…わらせるわけ…ない…」
「でも…さわ ろうと思えば簡単だよね」
ふれ ない距離で留め置かれた指をくるりくるりと回しながら、大野さんは唇を尖らせた。
「やっ…やめっ…」
さ わられてはいないのに、くるくる回る指先に、さされている場所がじれったく震える。
「何をやめんの…何もしてないでしょ?」
「あ……けどっ…指、だめ…」
はだけられたところに、ふ れそうでふれ ない大野さんの指先を、俺は恨みがましく見つめた。
「そうすんなら…さ わって…」
言い終わって、自分で言った言葉に、自分の体温があがってゆくのを感じた。