「○○は結局、何しているの?」

昔の知り合いとの飲み会で仕事の話題になると、こんな風に聞かれます。

いくら説明しても、何となくしかわかってもらえない仕事・・・
そう、「編集者」!

ひとまず普段の仕事を羅列すると・・・
「文章書いてる」「じゃあ作家?」ちげえ

「写真選んでる」「カメラマンのアシスタント?」ちげえ

「文章の間違いがないか確認してる」「校正者?」ちげえええええ


なんか、説明しづらいです。
文章を扱う仕事をしているのに、説明が苦手な私が悪いんでしょうか

一度同業者さんに、どう自分の仕事を友人や家族に説明しているのか、聞きたいくらいです

さて、その関門をクリアしても、
もう一つ絶対に聞かれる質問があります。

それは・・・

「出版社と編集プロダクションってどう違うの?」

これは一言で説明できます

「前者が王様、後者がパシリ」

以上。


  


いやいや、待て待て。

そう思った方のためにもう少し詳しく説明します。

編集プロダクションは、いわゆる出版社の下請け業者。
出版社からもらう制作費を元に、著者、編集協力(いわゆるライター)、デザイナー、カメラマン、イラストレーターに依頼し、本という形にするまでの制作・進行を管理します。
 

もっと簡単に言うと、編プロの編集者がライターさんに原稿を依頼したり、デザイナーさんにかっこいい誌面を作ってもらったりしています。
そして完成品に近くなったら、出版社の編集者に送るのです。
献上する、と言ってもおかしくない。


だから出版社によっては、本を作るのはほぼ編プロに丸投げし、最終確認だけ出版社ですることも多いです。
(会社によります)


そして。

どんなに編プロやクリエイターが連続で徹夜して頑張って作っても、最後の最後で出版社が

「やり直し。」

って言ったらやり直しなのです。
もう一度、イチから誌面を作る、なんてことも・・・。

私が付き合ってきた出版社さんは運良く、みんな優しい出版社さんばかりでしたが、上司の担当で上記のような場面に遭遇したこともあります。

なので、お願いです。

本を読むときは、出版社名だけではなく、巻末の「奥付(後に説明します)」を見てください。そして、真の功労者である彼らに、思いを馳せてあげてください・・・。

以上、今夜の講義でした。