下山中、一合目あたりの尾根で休憩したところ、サラサラ~という雨のような音がしたかと思うと



ザーーー!と突然大きな音が鳴り響きました。

驚いて横の斜面を振り返ると、大量の雪が勢いよく滑り落ちながら下方のなだらかな斜面で積み重なっていきました。


わずか10秒くらいの間におきたことです。


雪崩の規模はそれほど大きなものではありませんでしたが


目の前で起きた自然の驚異に唖然としました。


同時に恐怖も感じました。



4月の登山者が少ない理由が、

実体験としてすとんと落ちました。




山を登るのは
きれいな景色や心を満たすことと引き換えに、常に身の危険にさらされているということを改めて感じました。




もちろんしっかり備えて自分の力量に合うように行動していれば身の危険を回避できる可能性のほうが高いのですが

予想もしないことが起きる

それが大自然。



予想を超える感動が待っているのもまた大自然だからこそなのだと思うと

期待憧れ恐怖心を上回るうちは私はまだ山に登ろうと思います。





感動の瞬間があるから、まだ理性よりも自分の感性に従って行動してみたいです。


では、また!