いつもブログで母を支えて下さった方々へ…

娘です。


母は1月17日に家族に見守られながら眠るように息を引き取りました。


いつも母からブログの話しを良く聞いていましたし、母が恥ずかしがるので知られないようにしていましたが、私も母のブログを見ていました。

不慣れで申し訳ないですが、ブログを通して母や私たち家族を支えて下さった方々に感謝の気持ちを伝えたく娘の私が代わりに書かせて頂きます。



年末の入院から28日に退院し、家で過ごしたいという母の意向もあり在宅クリニックや訪問看護を利用しながら頑張って過ごしていました。

入院中のベッドから動かない生活や食事が取れなかったこともあり退院後は1人では歩く事ができない程体力が落ちていました。

母のサポートのため私も母の退院に合わせて実家に帰り、毎日沢山いろんな話しをしたり孫も一緒に家族みんなで貴重な大切な時間を過ごし、年末年始も笑顔で過ごすことができました。

母の癌は神経に噛みつくように浸潤していたため痛みのコントロールはとても難しく本当に本当に辛かったと思います。そんな痛みで苦しく辛い日々の中でも私たちのことを心配し、思いやり、最後まで頑張り屋さんの強く優しい母でした。

自分が1番きついはずなのに、家族の体調を気にしたり、最後まで生きることを諦めず懸命に努力する勇姿を私たちにしっかりと見せてくれました。


痛みに合わせ麻薬も強くなっていき使う量も増えていったこともあり日に日に衰弱していく中で1月3日の祖母の一周忌には這いつくばってでも行くと言い、本当に根性と気力でみんなに支えられながらお参りに行くことができました。涙を流しながら祖母の遺影の前で頑張ると誓っていました。

しかし、翌日から力を使い果たしたのか麻薬のせいもあり意識が朦朧とする時間が増えて携帯を見ることも話すことも厳しくなっていきました。

自ら話せなくても私たちの話していることや音楽はしっかりと聞いていて体を動かしたりで反応してくれていました。そんな日々の中で母は私たち家族一人ひとりに感謝の言葉や思いを伝えてくれて最後までずっと母の愛を感じ、私もいろんな感情と戦いながらもしっかりと最後まで1番近くで母を看取れたことを幸せに思います。


母が膵臓癌の告知を受けてから本当に色んなことがあり、どん底に落ちたり、光が見えたり、一喜一憂しながら家族みんなで協力し支え合いながら一つ一つ乗り越えて来ました。

辛い思いも沢山したけれど、病気になって得たものも沢山あり、何より家族の絆と愛を沢山知ることが出来ました。

これまで私たち家族は母中心で回ってきたので、喪失感や深い悲しみは拭えませんが、尊敬する偉大な母を私もずっと目標にしてきたので、これから私が母のように周りの人々を守ることのできる強く優しい人間になれるよう前向きに頑張っていこうと思います。


母にとってブログというこの場は心の支えであり、頑張る気力に繋がるとてもとても大切な存在でした。ブロ友さんと色々な情報を共有したり、相談に乗って頂いたり、大切な同志やお友達ができたりと母の闘病生活においてなくてはならない存在であり、戦友さんとの話しや色々な方々のブログでの話しも毎日のように私にしてくれていました。

ブログを通して沢山の素敵な方々に本当に良くして頂き、私たち家族も感謝の気持ちでいっぱいです。母と仲良くしてくださり、支えて下さり、本当にありがとうございました。

まだまだ伝えたい事が沢山ありますが、ブログを通して出会った大切な方々に母の分まで生き抜いて欲しいと願うばかりです。

最後まで痛みに耐えながら懸命に頑張り抜いた母の生きたかった明日を私たち家族もしっかりと強く生きていこうと思います。



本当にありがとうございました。


               家族一同