いま、わたしたちにできること

いま、わたしたちにできること

今やっていることが殆ど無意味だとしてもそれでもやらないといけない。それは世界を変えるためにでなく、自分が世界によって変えられないようにするために(ガンジーの言葉より)

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福島第一原発の東京電力の社員寮で働いておられ、6月に愛媛に避難された方のブログを教えていただきました。

フクシマのおばちゃんより

                                ***
2011年8月26日
今の思い

私は福島県大熊町の、福島第一原発から約5キロの場所に住んでいました。田村市の体育館での避難生活を経て、現在は夫と二人、愛媛県の公営住宅で暮らしています。大切な友達と離ればなれになりましたが、ひとまず落ち着いて、日々を送れることに感謝しています。


大熊町では、夫とともに東京電力の社員寮の管理人として働いていました。寮生たちの多くは福島第一原発で勤務し、今は過酷な環境で事故の対応に当たっています。6月に夫婦とも整理解雇され、仕事を離れましたが、彼らのことを思うと今でも胸がつぶれそうになります。私自身、放射能の危険性を認識し、原発というものの存在に疑問を感じつつ、それを止めようと行動することもなく、東電の禄を食んできました。その攻めは自らも負わなければならないと思っています。


原発の間近で生活してきたものとして、また福島に愛着を持つ避難者の一人として、原発周辺の地域の将来について自分なりの考えをお伝えすることが私のつとめと思い、インターネットをはじめてみることにしました。

同じ避難者でも、就職が決まったり、次にやるべき事を見つけて新しい一歩を踏み出した人もいます、しかし、彼らのように一歩を踏み出せたというひとはまだ少ないと思います。


私は、その大きな原因が、現実を直視せず、「みんなで一緒にふるさとに帰ろう」と夢を語り続ける国や自治体の無責任な姿勢にあると感じています。原発事故 が収束し、放射線量が低減すれば、1年か2年で元の生活を取り戻せる、そんな「神話」がまことしやかに語られている限り、多くの被災者は根拠のない希望を 抱き、避難先で自立を目指そうなどとは思えません。補償金をもらって、家賃のかからない仮設住宅に住み、パチンコで一日を過ごす、などという笑えない話も 現実にあります。


今、さかんに言われている除染の効果についてもそうです。たしかに福島市や郡山市など、原発からある程度距離のある都市部では、今後も人が住み続け るわけですから、除染によって少しでも放射線量を低減し、住民の健康を守ることが大切です。しかし、原発のすぐ近くでそれをすることは、効果の面でも費用 の点からも非現実的です。第一、除染作業で取り除かれた表土や廃材を、いったいどこへ持って行くというのでしょうか。


「一緒に帰ろう」の合い言葉は、夢であり、まやかしです。事故がこのまま収束しても、宅地や田畑だけでなく、山林の落ち葉や地下水にまで拡散した放 射性物質を除去することは不可能です。以前のように耕作し、川で魚をとり、山菜を採って食べるという生活はもう取り戻せないのです。

現実は、少なくとも、私が住んでいた場所を含む原発周辺の一定の範囲は、帰れるようになどならないのだと思います。


まず、10キロ圏内か20キロ圏内(どこで線引きするかは汚染の度合いを詳しく調べてからになりますが)については、土地も家もすべて適正な価格で 国が買い上げる、そのお金は、生活を再建する元手になるでしょう。買い上げた土地の中でも原発に近いところは、放射能に汚染されたがれきの捨て場になるで しょう。南相馬市や浪江町、双葉町などの沿岸に放置され、放射能に汚染されたがれきは、県外に持ち出すことなど到底できず、原発周辺に環境に配慮した最終 処分地をつくるしかないと思っています。除染作業で生じた表土なども同様です。


そして、その外側に自然エネルギー関連産業を誘致してほしいと思っています。ソフトバンクの孫さんが電田プロジェクトを提唱しましたが、休耕田を使 う前に福島に目を向けるべきだと思います。送電線は残っているわけですから、たとえば、廃炉までの間は非課税にして、土地代も安くするなどすれば、進出し たい企業はたくさんあると思います。また、太陽光発電や風力発電の大規模施設を設置するだけでなく、太陽光パネルや風車の部品などを全国、全世界に向けて 供給できるような部品工場などもつくってほしいと思っています。いわきでは温泉が出るのですから、地熱発電の研究もできるでしょう。


一定区域より外は除染して人が住めるようにし、ひまわりや菜種を植えて、バイオ発電の研究をするのも良いと思います。そのようにすると、かつての住民たち が周辺地域にくらし、新たなコミュニティーを作り、それらの自然エネルギー産業に関わる暮らしをする、もちろんきちんと被曝管理をします。こうしたこと を、国の戦略として展開してほしいと思います。


もともと、この地域は原発以外に目立った産業がありません。しかし、他の土地と同じように、その地に根付いて、先祖代々暮らしを守ってきた人もたく さんいます。原発が廃止されるのはよいとしても、住民がばらばらに離散し、土地も荒れ放題になってしまうのでは、その人たちの気持ちは救われません。自然 エネルギー創造の世界的な象徴の場所としてフクシマを再生させることが、ふるさとを追われた人の無念をなぐさめ、誇りを取り戻す道だと私は思います。


同時に、避難先で新しい生活を再建しようと志す人には、国や自治体のきちんとした後押しが必要です。特に農業などは、土地と結びついた産業ですから、単に土地を借りられるだけでなく、長く耕作したい人には、買い取れるような措置も必要でしょう。

それぞれの人の暮らしを守り、自立して生きていくために何が必要かを考えれば、なすべきことが見えてくると思います。

と、えらそうなことをおばさんが言いすぎました。あとは、ブレーキもかけながら綴っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

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明日9月11日から19日まで脱原発アクションウィークです!!!


愛媛の伊方原発も、野田政権に移行した途端に、ストレステストは「再稼動前提」の下準備の色合いが濃くなってきました。今回の震災>そして人災で、地震国日本で原発を維持できるのは高度な文明をもつ人間が管理する場合に限ると分かったんです。今の日本に文明国の片鱗はありません。だから今の日本で原発を維持することは、いつ暴発するか分からない核爆弾が50基も60基もあるのと同じなんです。原発はなぜそんなに必要なのか?利権のためなのか?国のエネルギー策のためなのか?今一度真剣に考えてみたいです。


そして私も一時帰省中にやっと大阪や地元で具体的に行動できるのが本当に嬉しいです。


これを読んで下さっている方のなかにも、「外国に住みながら言うのは簡単だよ、こっちの苦しさなんて分からないくせに」と思う方もいらっしゃると思います。


まったくその通りだと思います。しかし、高みの見物というのはとんでもない誤解なんです。
外国に住みながら何もできない自分を、そして兄や兄家族のために自分が無力であると思うのはとても辛いことです。でも、何もできないからといって、遠慮して放射能の話をしないこと、危険だといわないことが、優しさだとは思いません。嫌われようとうっとおしがられようと、言い続けていく、それがわたしの今できることです。


しばらくネット環境のないド田舎へ帰省するのでブログは1ヶ月ほどお休みします。
(お友達のパソコンを借りるかもしれませんが)


それではまたです!
私は変わった人、我が強くて個性的な人が大好きです。
たいがいそういう人は自信満々で、思ったことを平気で言うので、たまに口が悪いかもしれません。


今までの経験では、口が悪く、ズバッと自分の思ったことを言える人ほど、チャーミングで思いやりがとても深い人が多いように思います。特に日本では物事をはっきり言うことで自分が損をする事の方が大きいのですが、それを分かってはいるけれど、そのリスクの大きさよりも、しっかり思ったことを言う方を選ぶ”心の清らかさ”というか、その人の”誠実さ”がそこにあるからだと思うのです。
(ちなみに、口が悪いというのは、表現の仕方を言うのであって、決して悪口というのではありません)


そういう方々の世界観に触れていると、
自信は生まれながらについてくるものではなく、自ら作り出すものだということをつくづく教えられます。


「自分とは”探す”ものではなく、”作り出す”もの」という言葉通り、自信、つまり=”自分を信じる力” というのは、自分のあるべき姿を”自分で決め”、自分の力で困難を克服し、成功体験を積み重ねることでしか培われないものなのだと思います。


なので、人から貰うことは勿論のこと、住んでいる家や持っている物など物質的なもので自信を得ることはできません。そして、勿論、他人と比べて勝っていることで自信を得ることはできません。だからなのか、自信のある人ほど他人から何かしてもらうことに期待せず、物質的な価値に執着しない人が殆どのように思います。常に汲んでも汲んでもあふれてくるオーラというかプラスの覇気にあふれています。

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そんな方のお一人でとても尊敬する方に、中部大学の武田邦彦先生がいらっしゃいます。


関西のTV番組にでられた際に発言したことがきっかけで、一関市長をはじめ一部の農家の方々から批判や苦情が寄せられたことは皆さんも記憶に新しいことだと思います。
たかじんのそこまで言って委員会
武田邦彦 一関市長さんへのご返事
武田邦彦 一関市長さんへのご返事2


国が見捨てている現状では、自治体も農家の方々も野菜や果物を売らずして収入を得ることができないので、作った野菜が売れないことは確かに死活問題であり、不安で一杯なお気持ちも分からないでもありません。


しかし、「内容」への批判や苦情ではなく、「言葉尻」や「言い方」の揚げ足をとった形での批判や苦情はとてもとても見苦しいものです。番組途中でも、武田先生の「言い方」に感情的になった出演者もいらっしゃいましたが、指を指して「謝罪しろ!」と詰め寄る姿はとても見れたものではありませんでした。


武田先生の指摘されるとおり、放射能による健康被害をもろに受けるのは大人ではなく子どもです。そして子どもたちは親や先生の言うことに従う以外選択肢が他にないということ、もっともっと大人は真剣に受取らなくてはいけないのではないかと私自身もハッと目が覚めるようでした。


私は100%武田先生の訴えが正論であると思いますが、農家の方々だけに苦労の皺寄せをさせないためにも、


今の現状でわたしたちができることは、


「食べて応援は絶対にしない」 でも、「買って応援する」



ということではないかと思います。福島原発近隣県の農作物を買うけれど、絶対に子どもや若い人は口に入れない。食べない、飲まない。買ったものは、デッサンの材料にして絵を描いたり、図工の粘土細工の見本などとして役立てて、あとは捨てる。


大勢の人が買い物の際に必ず一個買うようにすれば、それで農家の方は助かるかもしれません。もちろん、これが最後の解決策ではなく、国が放射能の食料暫定基準値を下げ、流通する農作物の放射線量を計測しきちんと表示する、所定の放射線量を超える農作物を抱える農家の方々の生活保障をするまでの、一時的な策ですが・・・。


「残りの人生は仏からの贈り物じゃけん・・」と、内部被曝してもいいと腹をくくった老年の父は食べているようなので(電話越しに何度喧嘩したことか分かりません)、人によっては食べることで自分が何がしか貢献したいという思いがあれば、内部被曝をすると覚悟した上で口にするのもありかもしれません。自分がしっかり判断してやることであれば、誰も何も言いません。


問題は、学校給食などでこどもたちに嫌でも強いること、選択師を与えないこと。内部被曝を過少評価して、流通段階で検査しないこと。


感情的にヒステリックに批判してよしではなく(武田先生に怒れるエネルギーを是非国や企業に向けていただきたい。一関市長は怒りの矛先がまったくずれていると思います)、国民は”自分で”考え、できることを一人一人やっていき成功体験を積む、その積み重ねの向こうには、国民がひとりひとり本物の自信に溢れた、再生した日本があると思います。
8月16日に40代の元請作業員が急性白血病で亡くなられた件で、先日30日に東電より記者会見が開かれましたが、東電側は、急性白血病の種類や、従業員の職歴や、因果関係の有無に関する判断に携わった医師が血液学会の正式メンバーであるか否かなどを明らかにしないまま、「個人の病気による発病で、原発での作業と病気との因果関係なし」と早急に判断をし、「これ以上詳細を追求するつもりは全くなし」という姿勢を崩しませんでした。


それを受けて、日本弁護士連合会の 宇都宮健児 会長が「急性白血病との関係を慎重に検討した上で、プライバシーに配慮しつつその検討結果を公開する」ことを求めた談話 をHP上に掲載しました。

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原発作業員の急性白血病による死亡に関する会長談話


東京電力株式会社(以下「東京電力」という。)は、本年8月30日、福島第一原子力発電所で復旧作業(以下「本件作業」という。)を行っていた下請 企業の40代の男性が急性白血病で死亡したと発表した。東京電力の発表によると、本年8月上旬の7日間、休憩所で作業員の放射線被ばくの管理に従事し、そ の後数日間のうちに体調不良を訴え、死亡したとのことである。また、男性の7日間の外部被ばく線量は0.5ミリシーベルト、内部被ばく線量は0ミリシーベ ルトとのことであり、厚生労働省の労働災害認定基準に該当せず、医師の診断によっても本件作業と急性白血病との因果関係がないとされている。



しかし、急性白血病は遺伝などを原因とする例も見られるが、放射線被ばくや一部の化学物質への曝露等に起因する例が多く、その原因の特定は疾患の種類や遺伝性などの他の原因の有無なども含め慎重に検討する必要がある



しかし、東京電力による記者発表においては、この男性の3月11日以降の居住歴も含めた全行動履歴が明らかでなく、また、福島第一原子力発電所事故以前も 含めた原子力発電所の作業歴の有無は明らかでない。この男性が、福島第一原子力発電所周辺で生活していた期間があれば、その生活そのものに起因した被ばく をしている可能性があり、また、以前から原子力発電所での作業に従事していたとすれば、そこでの作業で放射線被ばくしていた可能性も十分にある。さらに、 事故収束作業現場の混乱状況からすれば、作業に起因した外部被ばく及び内部被ばくの測定値そのものの正確性にも疑問が残る



しかも、東京電力は、因果関係 を否定する根拠について、このような不十分な調査による事実関係を厚生労働省の労災認定基準に当てはめるだけで、診察をした医師に因果関係を否定する具体 的根拠を聴き取ってもいない



このような十分な調査を経ているとはいい難い中で、本件作業と男性の急性白血病との因果関係を断定的に否定することは性急に過ぎ、相当ではない。



そもそも東京電力は作業を元請企業に発注しておきながら、その作業員の急性白血病の発症について、元請企業からの報告を受けるだけで、当該男性が何次下請の作業員かすら把握していない。事故が発生した原子力発電所での作業員の管理体制としては無責任というほかない



福島第一原子力発電所では、このような体制の下で250ミリシーベルトを超えて被ばくしたとされる作業員が続出していることから、今後、健康影響を訴える作業員が続出することも予想される。



福島第一原子力発電所事故は一日も早い収束が強く望まれているところであり、そのためには、作業員の労働環境の適正さを確保することが極めて重要である。



したがって、当連合会としては、東京電力に対し、男性の職歴、生活歴、それから予想される被ばく線量を徹底的に調査し、男性の原子力発電所での作業と事故 後の生活に基づく被ばくを併せて考慮し、急性白血病との関係を慎重に検討した上で、プライバシーに配慮しつつその検討結果を公開することによって、原子力 発電所労働者の休憩時を含む労働環境の適正さを確保することを求める



そして、国に対しては、今後一層、東京電力に対する労働安全衛生指導を強化し、原子力発電所労働による健康被害が起こることを防ぐとともに、放射線による 健康被害の危険性が確率的に高いと考えられる労働者が安心して暮らすことができるよう、長期にわたって健康影響を調査し、健康被害が発生したときには困難 な立証を経ることなく手厚い保護を受けることができる施策を実現することを求めるまた、事故発生時に福島第一原子力発電所付近に居住していた労働者につ いては、労災認定の判断に当たって、作業に起因する被ばくだけでなく、環境汚染地域における生活に起因する被ばくも総合的に考慮してその判断を行うことと すべきである。



2011年(平成23年)9月2日

日本弁護士連合会
会長 宇都宮 健児

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各社メディアが東電の顔色を伺って特に追求する姿勢を示さない中(NHKの女性記者とフリーの木野記者以外)、連日の他のニュースのなかに埋もれつつあった今回の「原発作業員の急性白血病による死亡」事件に関し、日本弁護士会会長がその声明を発表したことは、”プライバシー保護を理由に職歴や詳細を考慮または説明することができないというのは、根拠不十分であり適正な判断の欠如である”という、”法”を司る側の人間の観点から鑑みても不当な判断であるという姿勢をを示した非常に重要なことだったと思います。


つまり、東電が早急に因果関係がないと判断しそれ以上の追及をしないと決めたことは、判断の根拠不十分のため第三者が介入すべき事件であるといえます。法のもとに全容を明らかにするよう、今すぐ警察が動かなくてはならないことです。これは国家・企業ぐるみの殺人事件です。


それとも、わたしたちは、それは最大多数の最大幸福というスローガンのもと、少々の犠牲はやむをえないという、人間を「いのち」ではなく、「数」のひとつとして捉えるのでよしとする考え方を受け入れ、経済活動と自分の保身を最優先する社会の構造の生贄として黙殺していくのでしょうか。

blind


「なにが正しいのか分からない・・・・」

それは嘘

みんな一人一人、なにが正しいのかは分かっている
ただ、「それができるかどうかは分からない・・・」が本当

危険だと言わないのは、楽観論をいうのは、原発の話を勝手に自粛することは、
一見、優しさから、思いやりからくるようにも見えますが、

本当の優しさなのか、本当の思いやりなのかといえば、それは違う

かといって、危険であることを訴え続けることが本当の優しさなのかと聞かれると、それも違う

でも両者は対立しているようで

実は

危険に晒されている人がいるのに、自分は何もできない後ろめたさがあるということ

で共通している


みんな同じ気持ちを抱いている

それならば、諦めるのも、楽観論を言うのも、誰かのせいにするのもいつだって出来るのだから、

みんなで危険を訴え、国に危険を認めさせ、避難したい人は避難できる権利と支援体制を勝ち取ること

今はそれに全国民が集中するにこしたことはない

50人や100人の意見では動かないものでも、2000万人、5000万人の意見が集まれば動くかもしれない

やってみないとわからない



食品の放射性物質の健康影響をめぐり、内閣府内の食品安全委員会が累積放射線量を生涯100mSvと基準を定めたことに関するパブリックコメントが先月27日に締め切られました。それを受けて、共同通信が食安委を取材したという記事があります。
  
                ***

生涯累積放射線量に意見殺到 国民の関心高く、答申遅れ必至

食品中の放射性物質の健康影響をめぐり、内閣府の食品安全委員 会が7月にまとめた「生涯の累積放射線量の限度は100ミリシーベルト」とする評価書案のパブリックコメント(意見公募)に、8月末までの約1カ月で3千件を超える意見が寄せられたことが4日、食安委への取材で分かった。

放射性物質や食の安全に対する国民の関心の高さが表れた形。
食安委の担当者は「過去の意見公募と比べても突出して多く、極めて異例だ」と驚いている。

集約に時間がかかるため、9月上旬に予定していた厚生労働省への答申はずれ込む見通し。

2011/09/04 19:02 【共同通信】


                 ***

厚生労働省への答申を待たないといけないのですが、
ひとりひとりが自分の意思を示すことの、「No!」と言うことの大切さを、そしてそれは無駄ではないのかもしれないという勇気を与えてくれるニュースです。


3.11クライシスの前と後で何が大きくちがうのか、それは、みんなが一人一人、”日本の民主主義ってなんなんだろう・・・?”って思い始めたこと。


そして、企業や政府や官僚や報道の在り方は、特に今回急にひどくなったのではなく、ずっと以前から同じ状況が変わらずあったことを、国民が”気づいたこと”、そして、「これでいいのだろうか・・」と思い始めたこと、そして「じゃあ、どうすればいいのだろうか・・」って考え始めたことなんだと思うのです。


たとえそれが、一度手にしたものをなかなか手放せなくても、自分だけ周りと違う意見をはっきり言えず悶々としていても、明らかな態度として示せなくても、みんな一人一人が「これではおかしい」と思ってる、そして「どうしたらいいんだろう・・・」って思っている、それは大きな変化だと思います。


わたしたちはエジプトやチュニジアと違って、いわゆる、暴力で社会変革をする国民ではないので、もっとなんというかより洗練された日本人の情緒にあった民主的な形でもって変わっていけるのだと思います。


それは小数の人数の人が大きなこと(過激なこと)をするというのではなくて、多数の人が小さいことをするってことだと思います。


まず多くの人が勇気を持って知るってこと。そして、可能であれば疑う、調べるってこと。そして語り合うってこと。
そして一人一人は出来ない言い訳を探すのではなく、できる可能性を見つけだすこと。


今まで聞いた意見の中には、「わたしたちが何か言ったところで、したところで別に国や社会は変わらない」「そんな面倒くさいことを強要しないで」という諦め論もとても多いのですが、


時間はかかると思いますが、ひとりひとりの”気づき”、”意識革命”により、できると確信してます。それが文明の高い人間のすることであり、それが日本人であると、そのスピリットは残っていると信じてます!
最近私よりも熱い(?!)旦那さんが地元のローカル紙を眺めていたときのこと、突然、「WHAAAAAAAAAAAT ????」「What a f○uk?!」と怒りだし、見せてもらった記事には、「Japan has announced 50 million dollars loan to Pakistan to eradicate polio (日本はパキスタンのポリオ撲滅に49億円の貸付を発表した」という一文が!!!


それは8月15日に日本の外務省が発表した内容を受けたもので、JICA(国際協力機構)を通して、パキスタンのポリオ撲滅のためのワクチン調達と投与のための費用に49億9300万円の貸付を行うことを決めたというものでした。

ODAでゲイツ財団と協力へ パキスタンのポリオ対策

日本、パキスタンのポリオ撲滅支援:約50億円の円借款

JICAプレスリリース


国庫破綻寸前の日本がこの非常時にすべきことか・・とは思うものの、日本だけで生き延びているのではない以上、それは国内情勢と国外情勢をはかりにかけたときにより将来の国益になるために仕方がないことも多々あろうかと思います。それ以上でもそれ以下でもないことを信じたいところですが・・・。


しかし、非常に気持ちが悪いのは、日本の貸付や世界銀行からの貸付により、パキスタン政府がポリオ予防接種キャンペーンに踏み出すならば、なぜか、日本の50億の貸付の返済は、あのビル=ゲイツ氏が作った財団、the Bill and Melinda Gates Foundation(ビル&メリンダ=ゲイツ財団)がパキスタン政府の代わりに返すということです。


パキスタンが踏み出すならば・・・ってこれがパキスタン国民のために良い事であれば躊躇するわけないと思うのですが、パキスタン政府が喜んで受け入れられない事情があるのでしょうか。それに、どうぜビル・ゲイツ財団が返済の肩代わりするならば、なぜ、わざわざ日本を一旦巻き込む必要があるのか分かりません。ビル・ゲイツ財団が直接パキスタン政府に寄付すればいい話なのに・・・うーん、これだけでは不明なことばかりです。


ところで、ポリオワクチンについて、ワクチンの種類について少し不可解な分布があります。

いま、わたしたちにできること










(クリックすると大きくなります)


ヨーロッパやロシア・アメリカ・カナダ・オーストラリア・南アフリカ等のいわゆる”白人先進国”の国々では「不活化ワクチン」が使用されているものの、アフリカ・中東・カザフスタン・モンゴル・アルゼンチン等そして日本では「生ワクチン」が使用されているようです(2011年現在も)。日本では「ポリオの会」など、先進諸国と同様の「不活化ワクチン」の使用を求めて活動を続けているようですが、副作用がおきるなどを理由に承認されていないようです。
ポリオ生ワクチンの不活化ワクチンへの切替を早急に実施してください (ポリオの会)


また、アメリカとパキスタンは犬猿の仲ですよね。。。ビルゲイツ氏のポリオ慈善事業はそのまま文面通り受取るには引っかかりが多すぎますね。。。


原発や放射能のこととは直接関係ないのでこれ以上”ここ”では深追い しませんが、ちなみに、JICAの理事長は緒方貞子氏で、ローマクラブの名誉会員です。


そういえば、ポリオではないですが、震災後のACのコマーシャルで、やたらと子宮頸がんのワクチンを宣伝していましたね・・・・・C型インフルエンザのワクチンについても知っておくべき事があります。
南出喜久治弁護士のお話です。
弁護士 南出喜久治
女性兵士の警鐘(ワクチン)

どういうこと?!
2年前の2009年6月に放送されたNHKニュース。


原爆投下で出る放射性物質、

その放射性物質が原爆投下から60年以上経った今でも細胞の中で放射線を出し続ける様子を、

長崎大学の研究グループが世界で初めて確認していました。

”死の灰”の放射線、世界初の確認


”死の灰”という言葉はメディアでは一切横並びに聞かなくなりました。この映像はあきらかに細胞からのびている2本の黒い線を映していて、ただ耳で聞く情報よりインパクトは大きいと思います。


”死の灰”=”放射性物質の微粒子”
それは、原爆で放出されたものと、福島原発から放出され続けているものとが同じ現実を見つめないといけません。


半減期は、
ヨウ素               8.04日
セシウム137            30年
ストロンチウム90         28.8年
プルトニウム239        2.4万年
ウラン238             45億年


これらの期間が過ぎれば安定してそれ以上放射線を放出しなくなるのではありません。


セシウムであれば、30年後に残ったセシウムの半分が安定するのに30年かかり、またその残った半分が安定するのに30年かかり・・・・をずっと続け、その間ずっと放射線を放出し続けています。


ストロンチウム90も、28.8年後に残ったストロンチウムの半分が安定してイットリウム90になるまで28.8年かかり、またその残った半分が安定してイットリウム90になるまで28.8年かかり、さらにまた・・・・をずっと続け、その間ずっと放射線を放出し続けています。


内部被曝の危険は、一度取り込むと放射性物質からずっと逃れられないことにあります。しかし同じNHKでも、今こそ必要なこの情報を繰り返し放送する気配がないのが残念です。そしてもっと悲しく、怒りを感じるのは、政府おかかえ医師団やIAEA、ICRP、WHOは内部被曝の影響をほぼ無視していることです。
先月26日に続く一事帰宅として、9月1日の午後にも原発から半径3キロ圏内の住民の方々の一時帰宅が1午後行われました。2時間という限られた時間の一時帰宅だったそうですが、その間に、産経新聞の記者の方が撮った3キロ圏内の様子を私たちも見ることができます。


福島第1原発まで1km 故郷の風景


防護服に身を包んだ警官隊、草に覆われた田畑、倒壊したビル、人のいない道路、そして住民の方々を乗せたバスが行き過ぎる。しかし、ふと畦道に入れば、残暑を告げるように蝉の大合唱がやまず、本当にここが原発から3キロ圏内なのかと不思議な感覚さえしてしまいます。放射性物質や放射能が目に見えないことが人間の感覚や心理に与える影響は、それは本当にとても大きいのだってことを改めて思い知らされます。。。


”一見は百聞にしかず”、”自分の目で確かめて・・・”という表現にもあるように、どんなに「危ない」「危険だ」と聞いても、見た目に危険性を感じなければ、人間の脳は納得しがたいので、仕方がないのかもしれません。


「安全だ」と「危険だ」の意見のどちらを信じればいいのか分からないという背景には、放射能が視覚化できないということがかなり大きいのは確かです。目で見て納得できなければ、やはり、信じたいことを信じる、それは仕方がないのかもしれません。


放射能が目に見えれば全員が納得して除洗も急ピッチですすめることができ、食べ物にも飲み物も気をつけることができ、今山積みになっている問題の解決にむけて、特にいのちを守るという点で動けるのに・・・。放射能がどれくらい放出され、それがどれくらい散布されているのかを視覚化できれば、フウヒョウヒガイではないことを納得できるのに・・。それとも、またここでも山下教授が出てきて、「今みなさんの”見えている”放射線は今すぐ健康に問題はありません」などおっしゃられるのかもしれませんが。。。


京都大学と帝人化成は放射線にあたると蛍光するプラスチックを共同開発されたということは、現状の日本に思っている以上にとても大きな布石になると思います。そして難しいといわれますが、放射線を視覚化できるゴーグルを一日も早く開発して、一日も早く放射線が可視化できる日が来てほしいと思います。
革新的な放射線蛍光プラスチックの開発に成功

最近、いろんな方と原発のことでお話させてもらえる機会が重なり、主婦業&原発関連の情報収集と吟味&イラストの合間をぬって、バラエティに富んだ考えを聞かせていただいてます。


いろんな立場やいろんな考え方やいろんな生き方があるものです。


ただ考えの中にはなかなかショッキングなものもあります。そのひとつは、「国だって東電だってさんざん色々やってきたのに叩かれすぎー。可愛そうー。わたしたちは、ただ国が定めたことに従うっていうのでいいと思う。それが法治国家でしょ。」というご意見。これを聞いた旦那さんも久々にドッカーン爆発していました。あまりの怒りっぷりに私もびっくりしたくらいですが、ちょっとなんだか嬉しかったりもしました。自分はこれはだめと思う基準というか怒りの基準というか、それが一致していることは、人間関係でとても大事なことだと実感する毎日です。


でも同じ基準の人とばかりでは、ぬるま湯につかって自己満足になってしまいますから、全然違う基準の人と積極的に会うことで、それで自分の足りないところ反省すべきところも見えてくることも多いのもこれまた確かなので、感謝☆感謝かな。


《追記》
ちなみに、今の日本は日本政府そのものが法律をやぶっているので法治国家とはいえません。時の政府が定めたものがいわゆる”法”ではありません。”法”は1年に1mSvが被曝限度であり、現行の政府が定めた臨時基準である1年に20mSvは日本の”法”を犯しているということ。また、この年間20mSvという限度はICRPからの忠告に沿うものですが、ICRPはNPO(任意団体)であり、日本の”法”に口出しする権利は本当はないのです。

国が経済的利害を優先させるあまり、国民の健康をおびやかし人命を軽視することは、それが定める”法”に反している以上、わたしたちは「NO!」と言わなくてはならない、それができるのが法治国家です。

8月29日に東電は記者会見で、汚染水処理システムで作業していた社員3名のベータ線被曝を公表しました。
福島第1、作業員2人が計画線量超える被曝(日本経済新聞)


3名の作業員の方々のベータ(β)線による被曝量は、A氏は23.4mSvB氏は17.1mSvC氏は0.7mSvです。作業にあたるに際し、γ線の計画被曝量は1mSvに設定されていましたが、β線の計画線量は設定されていませんでした。作業員の方々が現場に持っていった警報機は被曝量が15mSvを超えてからアラームが鳴る設定のものでした。

法定の被ばく量上限は非常時・緊急時は1000mSvですが、通常時は500mSvです。しかし新聞社各誌の報道は上限が1000mSvである点を強調し、それとの比較で3名の被曝の程度がそれほど大きくないような印象を与える表現になっていて疑問を感じます。

しかし作業は1回で終わるものではなく継続されるため累積被曝します。だからこそ、毎回の作業で被曝していい線量の計画を立て作業に従事されています。今回の作業で避けられたはずの被曝をしてしまったことは、どんな例えを持ってこようが事実に変わりありません。

これに関する30日午後の東電の会見と記者のやりとりの書き起こしです。

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【2】 汚染水処理システム内でβ線被曝した作業員の方々に関してのやりとり
(東電側の説明は松本純一原子力立地本部長代理)


00:18:36~


東電:
昨日、β線の被曝がございましたけれども、そちらの作業状況の方が少し分かりましたのでご報告させて頂きます。まず、AさんBさんCさんの被曝線量の差でございますけれども、こちらに関しましては、まず、当時、役割といたしまして、まず、Aさんに関しましては、ええ・・・あ、まず、Bさんからご説明させていた・・・、ああ、Cさんからご説明させて頂きますと、まず、Cさんがタンクの中に水がございますが、そこに実際に手を突っ込みましてカートリッジの取り外しと取り付けを行っております。従いまして、タンクの水等によりますものですとか、この方は、水に直接接するということで、上ガッパそれから下ガッパも着ておりましたので、そういったタンクの水の遮蔽、それからカッパによる遮蔽が効きましたので、一番線量が低くなったものという風に推定しています。  つづきまして、そのカッパ・・・いえ、失礼したしました、取り外したフィルターをAさんの方が今度は受け取りまして、ええまあ、あの・・足元の方にありますので、社員Aは下ガッパを着けた上で社員Cからフィルターを受取りましてビニール袋の中に詰める、というような役割をしております。  ええ、また、社員Bは タイベック(カッパより遮蔽率が少ない防護服)でございますが、ビニールでフィルターを最後にまとめて置く、というような作業分担をしておりました。  従いまして、それぞれの作業に応じた装備をしていたわけでございますけれども、線源になりましたのは、基本的にはこの逆浸透膜装置のフィルターが主なβ線源になったものという風に考えておりますので、こちらの方に長く接する可能性があったAとBが被曝線量としては高くなるおちうことでございます。 えー、それから、警報設定値に関しましては、具体的に鳴動した時間はどれくらいのものだったか分かりませんでしたけれども、あのー、まあ、フィルターエレメントの交換作業がほぼ終わった段階で警報が鳴っております。 で、AとBに関しましては、警報が鳴りましたので持ち場を離れておりますが、フィルターに最も接近した状態でございますので、鳴った後も15mSvから先の被曝を受けたと考えております。 Cに関しましては、最終的に後片付けということでタンクの上蓋を閉める作業など最終的な後片付けを行ったということでございます。


00:44:25~


記者(NHK):
β線の被曝についてお伺いします。先ほど、A,Bの方は持ち場を離れたとおっしゃっていたと思うのですけれども、その線源となるフィルターから離れて持ち場から離れたということでよかったでしょうか?

東電:
えっとそのところははっきり分かっておりません。ただ、本人たちは、アラームが鳴ってから離れたという証言をしておりますけれども、あの・・最終的にフィルターをまあ・・置きっ放し、あの、抱いたままでいけませんので、フィルターを一定の処置といいますか・・をした上で離れたことになりますので、その面で最終的に15mSvを超えたものという風に考えています。

記者(NHK):
作業自体は中止したけれども、線源が・・・

東電:
(遮って)あ、あの・・中止したということでなく、最後までやってしまったということになります。 A,Bに関しましては、あの、ほぼ終了した段階でございますので、最終的にフィルターを、まあ、所定の場所に片付けるというか、まあ、処置をした上で離れる。 ええ、Cさんの方はどちらかというと、最後の後片付けをするという意味でタンクの蓋を閉める等の作業をしたことになります。従って、現場を一番最後までいたのはえっとCということになります。

記者(NHK):
持ち場を離れたというのは、中止して早急に離れたという意味ではなくて、まあ、通常の作業を終了して持ち場を離れて、Cさんが残ったという・・・

東電:
(遮って)まあ、やるべき作業を完了させて、まあ、離れたという意味、ということになります。

記者(NHK):
はい分かりました。えっと、白血病の方でですね、先ほど、労災の認定基準ということをおっしゃっていたと思うのですけれども、これは昭和51年の「電離放射線にかかる疾病の業務障害の認定基準」という資料を基にされていらっしゃいますか?

東電:
あの、こちらの方は、私どもが引いてきたのはですね、えっと、労働省労働基準局長の通達で揮発第810号というものでございます。それが昭和51年11月8日に出ておりまして、電力放射線にかかる疾病の業務障害認定基準についてという書類にあります。こちらはあのーこうろう・・・あ・・労働省のHPに載っております。

記者(NHK):
ありがとうございます。あと少し戻って、β線の件ですけれども、あの、もともとタンクの中に水を入れるのはCさんだけ・・

東電:
水はもともと入っておりまして、水の中に手を入れてカートリッジの交換作業を行ったのはCになります。

記者(NHK):
Cさんのみ・・・

東電:
はい。

記者(NHK):
あの・・Cさんのみγ線の設定が2mSvと高かったのですが、水につける分、A,Bさんよりも高く設定されていらっしゃったのでしょうか?

東電:
えっと・・・こちらはですね、計画線量1mSvというのが計画になりますが、あのー、持っていた線量計の設定値が2mSvということになります。

記者(NHK):
それは・・ごめんなさい・・あまり、その・・意味がないということですか?実際のところは1mSvなのですか?

東電:
はい、あの・・・計画線量としてはβ線1mSvで、あの今回持っていたアラームの設定値は2mSvのものを持っていってしまったことになります。ですから、あのー、途中、途中5分の1ずつ警報鳴っていきますけども、そういう意味では、本来であれば1mSvの設定値のものを持っていくべきだったと思います。

記者(NHK):
これは当日まちがえたということに・・

東電:
(遮って)間違えたというより、何種類か、β、γ用の線量計がございまして、A,Bは同じタイプのものを持っていきましたが、Cに関しましては違うタイプの線量計を持って行って、その制限にはγの設定値が2(mSv)、βの設定値がしていないものを持っていってしまいました。

記者(NHK):
では、水に手をつける分、Cさんの被曝量がA,Bよりも増えるだろうというような想定ではなかったということ・・・

東電:
はい、あの・・γは水ではなかなか防げませんので、A.B.Cとも同じ程度(γ線の被曝量)だろうと推定しています。βに関しましては、水につかっている分、そして上着のアノラップというカッパを着ている分(Cだけ着ている)だけ遮蔽できているという風に思います。フィルターそのものの受け渡しをやっていたA,Bが、まあ、大きなβの被曝になったということでございます。(周囲の人が資料を渡し)2mSvを持っていった理由でございますが、Cに関しましては、事前の準備もしようかということで、2mSvのものを持っていったということでございます。

記者(NHK):
えっと・・・事前の準備?

東電:
事前の準備。

記者(NHK):
その作業の準備?

東電:
あ、そうですね。

記者(NHK):
長い間いる可能性があったと・・・

東電:
当人としては、A,Bよりも時間が長くかかると、長く居るだろうという認識があったという風に思います。

記者(NHK):
それは・・ごめなんさい・・ご本人が設定されるものではなくて、一応上司の方というか・・・

東電:
(遮って)あ、すみません・・ちょっと訂正します、えっと・・今回のγ線に関する被曝計画については、準備作業と本作業をそれぞれ1mSVということで設定しています。で、AとBに関しましては、あの・・当然本作業のみということでございましたので、1mSv、それから、Cに関しましては、準備をするということで計画線量そのものが2(mSv)でございましたので、2mSvのものを持っていくということで間違いないです。ちょっとごめんなさい、失礼いたしました。

記者(NHK):
では、作業によって差があるというわけではないということですね。

東電:
ま、作業に応じてそれぞれ持っていく線量計を変えたということです。

記者(NHK):
本作業ではA、B、C同じ想定だったということでしょうか?

東電:
そうですね、ただあのー、作業そのものの種類が違ったので、γ線に関しては殆ど変わりませんでしたけど、β線に関しては大きな差がついたということになります。

記者(NHK):
改めて、装備の差というよりは、作業の差による違いだというお考えですか?

東電:
はい、あの・・今回はβ線の線源がフィルターでございますので、あの・・装備といいますよりも、フィルターそのものを取り扱った時間の長さの差ではないかという風に思っています。従いまして、再発防止対策に今後係わると思いますけれども、そのフィルターを取り扱う作業において遮蔽それから作業時間等の見直しが必要になろうかと思います。

記者(NHK);
あの・・率直に、水に手を入れる方が高くなるような印象があるのですが、実際には取り出したフィルター、線源となるフィルターにどれくらい近く長い時間近くにいたかということの方が大きい要因であったということですか?

東電:
そうですね、あの・・β線の飛程(放射線の飛ぶ距離)を水中と空中とくらべますと、当然、空気中の方が飛程が長くなりますので、そういう意味では水の遮蔽がCさんの場合には効いていたという風に思います。

記者(NHK):
これはまあ元から分かっていらっしゃったことになるんでしょうか?

東電:
ま、元から分かっていたというよりも、今回作業に関しましては、あの・・ま、当然、β線の被曝があるということで、β、γの測定器を持っていきましたけれども、
あのー、まあ、作業の装備に関しましては、それぞれ仕事の内容に応じて、上にカッパを着て下にカッパを着る人と、下だけのカッパを着るものと、タイベックでいいもの、という形で3通りの装備をしています。従いまして、β線の被曝を低減するために何か装備の差があったというよりも、作業の内容に応じて、え・・装備の差があったということに考えております。

記者(NKH):
この装備はどなたがお決めになったのでしょうか?

東電:
実際にこういった作業計画を作る段階で、いろんな可能性があるということで、このチーム、それから、その上司で決めております。

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01:15:55~


記者(NHK):
β線の被曝のことで、いくつか他の方も出てきましたけれども、これ、最終的には、解釈として、警報が鳴ったけどご本人たちの意思で作業を続けてしまったことが、あの・・、まあ、限度を超えてしまった・・ということになりますよね、周辺状況を考えると・・

東電:
まあ、あの・・本人達の判断で・・ということには最終的にはなりますけれども、あの、ほぼ作業としては終わりかけていた状況でございますので、改めて、ええ・・、まあ・・鳴って本人達は片付けてえ・・帰ったと・・・。まあ、A、Bに関しましては、その場を離れたと、で、Cに関しましては最終的な上蓋の取り付けまで行ったということになります。

記者(NHK):
ええ・・・となると、あのー、これは一時発表されたときに、装備、まあ、手袋も含めた装備、もしくは作業の仕方そういったものがえ・・・余計な被曝を起こさせてしまった可能性もあるかもしれないという、え・・会見での話もあったんですが、この辺についてはどう今解釈をされていますかね?

東電:
あのー・・装備そのものに関しましては、あの・・ま、A、B、Cの作業分担に応じた装備ができているという風に判断しています。で、今回、問題になりましたのが、アロー膜のフィルターでございまして、そこが直接その線源いなっていたようです。従って、今後そのアロー膜の取り出した後、え・・ビニール袋に詰めて、え・・まあ、あの・・ま、保管するという際にどうやって取り扱うという作業提示を、それからあー、まあ、何と言いますか、遮蔽のフィルターのし遮蔽といったことの防止対策が必要になるのではないかと思っております。

記者(NHK):
なるほど、じゃ、蓋然的に、おおまかにいうと、作業の手順等は特に大きな問題はなかったかもしれないけれども、ま、プラス、つまり、警報が鳴った後その場にいて、ま、おひとりは15mSvのところが23(mSv)まで、1.5倍くらい受けてしまったわけですよね。ま、そういうことも鑑みると、もう少し作業改善が必要であろうというような意味・・・・

東電:
そうです、はい。

記者(NHK):
これ、あの・・フラッシングしたりして、そもそも線量を落とすということも含めてなんですか?毎回15mSvでいくと、それほどじゃないのかもしれないけれどもまあ、作業される側にしては、あの、あまりよろしくない状況なのではないかなとも思うのですが?

東電:
はい、あの・・・ま、安易にですね、ま、計画線量といいますか、あの・・・警報の設定値を上げて作業することに関しましては、あの・・被ばく線量低減の観点から望ましくないと思っております。従いまして、今回こういった、あの・・・いわゆるカートリッジフィルターが線源い、β線の線減になりうるということが分かりましたので、あの・・防護措置、それから作業時間等の管理をするべきではないかという風に思っております。

記者(NHK):
ありがとうございます。

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01:19:01~


記者(木野氏):
アロー膜の淡水化のところなんですけれども、え・・その部分の水の核種分析、それから水面の表面線量というのは計測されているんでしょうか?

東電:
えーっとまだ核種分析それから空間線量に関しましては、直接的には計って・・まだデータが届いておりません。あの・・γ線の被曝線量から見て、えー、それほど高いものではないという風に思っております。それから、このフィルターエレメントが浸かっております水の核種分析に関しましても、・・えっと、これからやることで計画いたしております。

記者(木野氏):
あの・・ちょっと疑問なんですけれども、あのー、水に手をつけたりですね、フィルターを取り扱うというその時に事前にそういった線量が分かってないと、計画線量というのはでき・・・えー、作業計画は作れないと思うのですが、え・・その辺はどういう状況だったんでしょうか?

東電:
えっと従いまして、β、γに関しましては、計画線量1mSvもしくは準備期間を入れて2mSvとで計画しています。えー、特にβに関しましては、あの・・計画線量としての、おー、ま、管理が、えーっと、まー、えー、管理といいますか、こちらの方はあのーもともと被曝の観点からはγが支配的ということで、γによります評価を行っていたということになります。えー従いまして、今回、βの状況が分かりましたので、えー、こちらの方に関しましては、あのー、作業手順等の改善は計っていくことで対応したいと思っております。

記者(木野氏):
すみません、えー、2mSvや1mSvに計画線量を設定した根拠というのはとりあえずなくて、なんとなくそれくらいかなという感じなのでしょうか?

東電:
いや、あのー、こちらの方は、空間線量を確認していませんけれども、あのー空間線量等で、作業時間等あわせて1mSv、2mSvという設定をしたものでございます。

記者(木野氏):
じゃあ、空間線量は確認していると?

東電:
そうですね、ちょっと値そのものは確認させてください。

記者(木野氏):
水の方の線量であるとか、核種分析していないと、そちらもその・・直接水に手をつけるのであれば、え・・なかなかその計画、作業計画というのは立てれないものですが・・・

東電:
(遮って)あのーγであれば、あの・・直接水はあまり遮蔽効果ありませんので、えー空間線量の確認で、えー基本的にはOKだという風に思っています。

記者(木野氏):
いや、あのー・・水の方は結局以前も何度か質問させて頂いたことがあると思うのですけれども、えー、除洗の方で取っているものは基本的にはγ中心なので、βのものがある程度残っていることは想像できると思うんですね。特に、そのフィルター部分にたまるというのも当初から想像できると思うんで、えー、その上で、そのそういった測定をせずに直接その・・取り替えにいって今回被曝をしたというその理由というのが今ひとつ理解できないですけれども・・・

東電:
そうですね、あのー確かに不十分な点があったかもしれませんが、あのβの被曝限度に関しましては、通常時で500(mSv)、緊急時で1000(mSv)でございますので、え・・管理する上では、あの少し上のところ・・γにくらべると、人体に対する影響から観ますと、少し値としては大きい状況でございます。えー従って、ま、今回もβ線源があるということで、警報設定そのものは15(mSv)のものを持っていきましたけれども、あの・・そちらの方をまあ、超えてしまったということになります。

記者(木野氏):
えー分かりました。そうすると、とりあえず、あの・・被曝上限も高いので、大丈夫だろうということだったんでしょうか?

東電:
そうですね。あのーこちらの方に関しましては、被曝線量の観点から見ますと、え・・・500、それから事故・緊急時で1000、あとは人体に対する影響等を考えますと、皮膚の脱毛という意味では3000mSvというところから現れるようでございますので、えーそういう意味では、あのー管理といたしましては、ま、γを中心に行っていたということになります。

記者(木野氏):
あと、すみません、Cさんがその・・βの線量計を持っていなかったのは・・・

東電:
持っております。

記者(木野氏):
持っていたのですか?

東電:
はい、γとβのを持っておりまして、Cさんのβの被曝量は1.1mSv、γが0.7mSvでございます。

記者(木野氏):
そうすると、あの3人ともγとβ両方持っていた?

東電:
はい、そうです。

記者(木野氏):
分かりました。あの、その放管(放射線管理)の方が同行されていなかったと、作業の・・まあ、先日も、昨日かな、今日も質問出ていたと思うのですが、同行されていなかった理由というのは?

東電:
はい、あのー、ま、いわゆる放管の作業員が、ま、放管の管理員が就くのは、ま、いわゆる、高線量のおそれがあって作業手順それから作業の実行状況を第3者的に確認しながら実行することで、被曝線量をなるべく下げるということで実際に現場におります。で、今回の場合は、γの計画線量でも1もしくは2mSvでございますので、えー、こちらに関しましては、放管の管理員はいかなかったということでございます。

記者(木野氏):
あのー、基本的に、敷地内は通常時とくらべますとかなり全体の線量も高いわけですし、作業も通常の作業で、その・・1日に1mSv被曝するなんてことはありえないわけで・・殆どの場合、そう考えると、放管が就くのが当然かなという認識もあるんですけど、そうでもないんですね、じゃ現場では・・

東電:
はい、あのー・・全ての作業に放管の管理員が就いているわけではございません。一定のルーティーンとなっています業務に関しましては、あの・・例えば海水循環装置のフィルター交換ですとか、物を輸送してきたときの物の陸揚げに関しましては、えー周りの周辺の空間線量ともふまえて、その都度、放管作業員がついているということではないです。一方、原子炉建屋の中にはいって何かファーストサーベイを行うというような場合には、放管の管理員が就いた上で作業を行うということになります。

記者(木野氏):
今回は放管が必要ないという判断のもとでいたら、思ったよりも線量が高くて被曝してしまったと、そういう意味ではかならいその・・・不注意というかそういったようにとれるんですが、どういった理由なんでしょうか?

東電:
ま、不注意といいますか、もちろん今回フィルターを交換する際に水を使う作業になるということで、えー、β、γの両方が計れる線量計を持っていっております。えー従いまして、警報設定値も15mSvということで、まあ持っていったわけでございますけれども、今回の場合でいうと、まあ、線源となりましたフィルターのところからの線量が以外に多かったということになります。

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緊急時ではβ線の被曝限度量が1000mSvに設定しているので、そこまでは高くないのだろうということで、β線の被曝に関してかなりなあなあになっているということなのでしょうか。

フィルターがβ線源だったことは今更判明したわけではなく、β線源があることを知っていたにも係わらず、計画線量はγ線の1もしくは2mSvであり、β線は無視していた(β線の設定値が15mSvの設定のものを持っていった)ということです。でも記者会見の途中は「・・いわゆるカートリッジフィルターが線源い、β線の線減になりうるということが分かりました」とかおっしゃってるのはどういうこと??と思ってしまいます・・・。

この状況下で作業するにあたり、β線の高い設定値は仕方がないというのであれば、フィルターがβ線源であることを知っているのだから、それによる線量は予め予測できたわけで、それをもって3人の作業員さんがみな上下カッパの装備をして少しでも被曝を防げたはずです。しなくてもいい被曝をさせてしまったのは、作業内容の差異というよりも、やはり、装備が不十分であったということは否定できないと思います。こんなことが2度とないように、装備等はくれぐれも細心の注意をして、計画を立てて、作業員さんを守って頂きたいです。NHKの特集にもありましたが、作業員さんが使い捨てなんてことにならないように、守ってください!!!