こと座やわし座等有名なものならともかく、なんでいきなりカラス座とはなんでだ…
なんて思われた方もいらっしゃるのでしょうかね
このカラス座は明るい星がほとんどなく、都会などの明るいところでは肉眼でほとんど見ることができないほぼマイナーな星座です。

街灯の少ないところなどでは綺麗な四角形を見ることはできますけどね。
実はこの星座はある星座を話す上では欠かすことのできない星座のためあえてここで書く事にしました。



過去の記憶を聞いてみよう

面積
184平方度


肉眼星数
27個


主な星
α星アルキバ星名の意味は『テント』
カラス座の小さな四角形を砂漠に張ったテントに見立てた名


主な天体
二重星δ星。
小望遠鏡で見えます。



銀色の羽を持つカラス

今ではカラスは黒くてカーカーと鳴く不吉な鳥とされていますが、ギリシャ神話ではアポロンの使い鳥で、真っ白い(物によっては銀色)の羽を持ち、人の言葉を話すカラスとされていました。

アポロンにはコロニスというという恋人がいました。
アポロンは使い鳥のカラスを毎日コロニスの元に使いを出していました。

しかし、ある時カラスは仕事をサボって使いをすっぽかして戻るのが遅くなってしまいました。
このままではカラスはアポロンに怒られると思い、遅れてきた言い訳として


『実はコロニスが浮気をしてほかの男と一緒にいるのを見かけました。
そのため私は真相を突き止めるため監視をしていたため遅くなってしまいました。』


と嘘の言い訳をしました。
それを真に受けたアポロンコロニスの家に行き、家から男が出てくるのを待ちました。
そして家のドアが開き、人が出てくるのを確認しアポロンは弓矢でその人影を見事射抜きました。
が、射抜いた者は浮気相手ではなくコロニス自身でした。
そうです、コロニスは浮気などしていなかったのです。
カラスが嘘をついたことを知ったアポロンは怒りの矛先は当然カラスに向き、美しい羽は真っ黒に塗りつぶされ、言葉もカーカーとしか言えない身体にして天に磔にしてしまいました。
実はコロニスにはお腹にアポロンの子供を身ごもっていて、アポロンはなんとかその子だけでも助けようとし、命を取り留める事ができました。
この子供の話はまた別の星座のお話へと続きます。
その星座とは一体何でしょうか?


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