日付が変わってしまっていますが…


1830年7月27日~7月29日はフランス7月革命が起こった日です。
これはフランスで起こった市民革命で、フランスでは『栄光の三日間』とも言われているそうです。

過去にフランス革命の発端を少しだけお話しましたが(バスティーユ襲撃 )、ナポレオン・ボナパルトによるブリュメール18日のクーデター(1799年11月9日)により終結をしますが、その5年後ナポレオンは自ら皇帝に即位し、フランスは英国を除く欧州の大半を領地化することになります。

交響曲第3番をナポレオンのために作曲したが、ナポレオンが皇帝に即位したとき、ベートーヴェンが『彼もまた俗物であったか』と激怒し、ナポレオンに贈るはずだった献辞の書かれた表紙を破り捨てたという逸話はとても有名です。


後にナポレオンはロシア遠征で大敗北を喫し、後に失脚し、1815年王政復古でブルボン朝は復活をしますが、ルイ18世はフランス革命以前と同じ政治をし、後を継いだシャルル10世もフランス革命を改めることをしなかったため、市民が大激怒し、フランス7月革命でシャルル10世は英国に亡命しました。


この(フランス)7月革命はウジェーヌ・ドラクロワの『民衆を導く自由の女神』という作品が非常に有名です。
フランスの国旗を掲げ民衆を導く女神、その左にいる黒のシルクハットに拳銃を持っているのがドラクロワ本人だと言われています。
また、右にいるピストルを持った少年は、ヴィクトル・ユーゴー著『レ・ミゼラブル』の登場人物の一人、ガヴローシュのモデルとなったと言われています。