面積
514平方度
肉眼星数
18個
主な星
双子の兄弟星、1等星ポルックス(β星)とそれよりわずかに暗く2等星のカストル
主な天体
カストルはめぐり合う2個の星が小望遠鏡で見える連星
備考
黄道星座で5月22日~6月21日生まれの人の星座
へびつかい座が入った13星座では6月21日~7月19日生まれ
占星術では♊と表され、双児宮と表記され、風の宮(ホット、モイスト)、柔軟宮、男性格に分類されます。
仲良しな双子、カストルとポルックス
ふたご座はギリシャ神話ではカストルとポルックルという双子の兄弟です。
カストルとポルックスは、ゼウスとレダの間に生まれた子供です(詳しくははくちょう座で紹介しようと思います)。
他にもレダは、トロイア戦争の引き金になったヘレネも生んでいます。
カストルは乗馬が上手なのに名高く、ポルックスも拳闘を得意としていました。
2人はとても仲がよく、何をするにもずっと一緒に行動をしていました。
2人はアルゴー号にも加わり、その航海中、暴風雨に見舞われた時、オルフェウスが彼の竪琴を奏して、モサトラキア島の神々に祈願をこめると、暴風雨はたちまち止んで、星がカストルとポルックスの頭上で輝きました。
この出来事から、カストルとポルックスは魚師や航海者の守護神と思われるようになりました。
『アルゴー号』の冒険から帰った後、2人はレウキッポスの二人の娘を連れ去り、彼女たちと結婚しました。
これが彼らと従兄弟のイーダスとリュンケウスとの争いの源になってしまいました。
彼らもまた彼女たちに言い寄っていたからです。
カストル、ポルックスとイーダス、リュンケウスの争いは最終的にゼウスの助力もあり、ポルックスが生き残りました。
しかし、ポルックスの弟カストルはイーダスの矢に倒れ、死んでしまいました。
嘆き悲しんだポルックスはゼウスに頼んで、2人を空高く上らせ、星座にしました。
そして、今でもカストルとポルックスは2人寄り添って輝き続けています。