2020年初演。
東京公演は14公演で閉幕、大阪公演は全公演中止になりました。
私も大阪公演のチケットを持っていましたが観られず。
今回が初見となります。
今年はそういうリベンジ公演が多いですね。

革命軍に銃殺されたロシア最後の皇帝一族の中でアナスタシア皇女だけが生き延びているらしいという噂があった。
数年後、記憶を失くした孤児のアーニャは家族の手がかりを探し、皇女に似ていることを利用しようとする詐欺師2人と行動を共にする。

アニメ映画も未見でこのあらすじだけ頭に入れて観ましたが無問題。
久しぶりに王道グランドミュージカルを観たという満足感がありました。
今年観たミュージカル(四季除く)でいちばん好きかも。
何より芝居が良かった。
麻実れいさんの力がいちばん大きかったです。
特に、皇太后とアナスタシアが対峙するシーンが見応えありました。
麻実さんは唯一のシングルキャストでしたが、シングルなのもわかる。
麻実さんがいなければここまで思わなかったと思います。

元々観劇はストレートプレイから入っているので、自分は芝居重視なんだと改めて思いました。
もちろん歌はうまいにこしたことはないけど。
今回曲も良かったし、歌詞がすごくストレートに入ってきたのも良かったです。
芝居と歌の融合がうまくいっているのもいいミュージカル観たという満足感につながったと思います。
プロジェクションマッピングと盆の使い方が綺麗でしたね。

簡単なキャスト感想。
観る機会を何度も失っていたので何気に晴香ちゃん生で観るのは初めてでしたが、伸びやかな素直な歌声と気品あふれる凛とした佇まいが良かったです。
内海くんはドリームガールズの芝居が良かったのでまた観たいと思い彼の回を選びました。
芝居が細やかで良かったが、歌も素直な歌い方なのが役に合って良かったです。
堂珍くんは芝居がどうのというより、単に私がゆるいファンだから(CHEMISTRY好きなんですw)。
俳優本業じゃないからどうしても芝居は弱いところはあるけど、以前よりもうまくなっているような気がするのは贔屓目?
しかしながら、歌の表現力は抜群だと思いました。
脇も敬子さんはやっぱり芝居が抜群にうまいし、賢也さんもコミカルなのがいい味出していた。
禅さんも見たかったけど十分満足。

この回はアフトクがありました。
登壇者はメイン3人と司会者で和やかな雰囲気で楽しかったです。
司会者が用意していた質問を投げかけて答えていく流れでした。

時系列バラバラで印象に残ったところ。
・いちばん大変だったことに宣伝で出たよ~いドンを挙げる堂珍くんw
慣れない場所だから緊張したのね。
でもみんな嘘つかない温かくて素敵な番組でした、とフォローしてました。
円さんに会えたのも嬉しかったって(笑)。
・いちばん好きなシーンでは一幕ラストのアーニャソロ前でディミトリとヴラドがアーニャと叫んで手を振っているところを挙げる晴香ちゃん。
但し、裏でやっているので観客は見えない(笑)。
というわけで実演してと振られた内海くん「晴香ちゃんに無茶振りするからと言われたけど」とぼやきながら全力で実演するのが可愛い。
横でじゃあ賢也さんの真似しますと全力で実演する晴香ちゃんも可愛いw
・いちばん好きなナンバーについて。
プログラムでも同じ質問があったのですが、「誰もグレブの曲を挙げてくれなかった」とぼやく堂珍くんが可愛かった(笑)。
堂珍くんは自分の曲を挙げるのもと思って別の曲を挙げたのに、他の人はそうではなかったみたい。
・これもいちばん好きなシーンでの話だったかな。
アーニャとグレブの最後のシーンはディミトリズ(この言い方可愛い)は影コしてるんですよと裏話する内海くん。
出ていないところではみんな色々影コしているらしい。
そしてタンクトップで現れるシーンの前はディミトリズはパンプアップしているらしいw
無駄に(とは言ってないけれど)腕ムキムキになってるってwww

あとは、やはり初演で大阪に来れなかったので、今回来ることができて感慨深いということはみんな言ってたかな。
そうおっしゃってもらえるのは嬉しいものです。
堂珍くんが「アナスタシア」は「復活」という意味があると話をしていて、ある意味この舞台は「復活」の舞台だったのだと感じました。

だいたい30分ほどでしたかね(時間計っていなかったけれど)。
あっという間のアフトクでした。

 

上演前・幕間・終演後は撮影OKでした。

 

上演前↓

 

終演後↓

 

「アナスタシア」は消えたのですね。