マチソワマチのラスト。
三谷さん舞台にカッキー主演。
これだけで決めました。
他のキャストも三谷さんの舞台が初(映像はあるけれど)という人がほとんどでそれもまた新鮮でした。
前日観たSOMLと違って完全に伏線回収してきたのが三谷さんらしいし、またシャーロック・ホームズらしくて面白かったです。
この謎でこれだけ引っ張るかというのもあったり(スコーン事件とか)、カード当てゲームの推理は無理矢理だなと思ったところもありましたが、最後のオチがいかにも三谷さんで「その時どういう演技をしていたのか」(特にカードゲーム)をもう一度観て確かめたいというのがありすぎました。
「巻き戻して観たい」というのは映像的な感想なのかもしれないけれど。
それぞれのキャラクターが合っていて良かったです。
カッキーはアテガキなのだなというのがよくわかる繊細でありチャーミングなシャーロックだった、そして拗れているのも(笑)。
ワトソン役は佐藤二朗さん。なぜシャーロックとワトソンにこんな年齢差があるのかと思っていたら、設定の説明がおかしすぎ。
二朗さんすごく良かったんだけど何が良かったってF田組でのキャラで笑わせるのではなく、演技で笑わせていたのが良かった(笑)。
女優陣がみんなチャーミング。
アリスちゃんに八木亜希子さんにしょうこお姉さん。
3人とも生は初めてでしたが、それぞれすごく役にあっていた。
八木さんはすっかり女優さんですね。
横田さんの重厚さとなぜかみんなに振り回されている様が可愛らしくておかしかった。
そして迫田さんの真面目なのにとんちんかんなところとかもおかしい。
小粋で楽しい作品でした。