新作ということで行ってきました。
前日は伊丹だったのですが、既に「鐘」のチケットを申し込んでいたので岸和田へ。
この浪切ホールはCFYの全国公演で一度来たことがありました。
ただただ駅からまっすぐ歩いて行ったなという記憶でしたが、本当に迷いようのない道(笑)。
しかし、暑くて遠かった。
あらすじはというと、「猫がカモメを育てる話」です(ざっくりしすぎ)。
ファミリーミュージカルといっても四季のファミミュは大人が観ても十分楽しめる、というか
実は大人の方が楽しめるのではないのかと思うのです。
また、意外に子供に媚びていない。
今回の作品も心洗われてテーマ(命の尊さ、仲間の大切さ、殻を破って一歩踏み出す勇気など)がストレートに伝わる良い作品でした。
原作はあれども一から作り上げたオリジナルミュージカル、演出は山下純輝くんということで浅利さんの手が入っていないファミリーミュージカルは初めてではないか。
振付は萩原さんということですが、最初のカモメのダンスがなんとなく萩原さんっぽいなと感じました。
演出はそこまで際立った個性を感じるものではなかったのですが、ところどころ面白いところがありました。
ヒナが孵った時はあまりにも可愛すぎて笑っちゃった(笑)。
最後のフォルトゥナータが飛べるようになるというシーンはフライング使えなければああいう風になるのかと思ったり。
真摯にテーマを伝えようという気持ちは伝わったのでこれからも頑張ってほしいなと思います(役者はもうしないのだろうか)。
主役のゾルバは笠松くんと厂ちゃんのダブルで今回は厂ちゃん。
アラジン2人もここに入っていて足りていないだろうな。
厂ちゃんの真っ直ぐのびやかな歌声がこの作品に合っていました。
他のキャラクターも皆可愛い。
1人悪役のマチアスも結局は仲間の絆で改心しているし。
マチアス役の町田さんがいい味出していました、歌声も良い。
お母さんカモメ役の人がやけに歌うまいなと思っていたら光川さんでした。
そりゃうまいわ(笑)。
他にも荒木さんや青木さんが脇を固めていて良かったです。