今週も列に入りました。
そしてMY楽です(予算切れw)。

先週は1階席でしたが、今回は2階席。
しかし、どセンターで遮るものが全くないので下手な1階席よりよっぽど見やすかったです(表情はさすがに見えずらいが)。

今回初見キャストを中心として組んだので、光夫バルジャンと駒田テナルディエが観られなかったのが残念。
何故駒田さんが大阪でこんなに少ないのかと思ったらラマンチャか(駒田さんだけ2日前に大千穐楽だった)。

先週と今回3回観てのキャスボ順のキャスト感想(個人の感想です)。

バルジャン
佐藤バルジャン2回、福井バルジャン1回。
しゅがバルジャンは何と言っても声がいい、そして若いのにパパ感半端ない(笑)。
先週に比べて明らかに声が不調で、特にエピローグ部分では声枯れでこのままいける?と思ったくらいですが、一幕中盤からは何とか持ち直した感じ。
不調だからこそ逆に先週よりエモーショナルで演技は良かったです。
「Bring Him Home」がいちばん好きです。とても心に染み入る。
福井さんは超安定で言うことなし。
相手が川口さんだったので超安定組、やはりしゅがバルジャンは若いんだなと感じた。

そして思ったのはバルジャンがファンテーヌとコゼットへ対する愛情が役者によって違うんだなということ。
光夫バルジャンはコゼットに対しては愛するファンテーヌの娘という感があったが、この二人は娘愛の方が強いなと思った。
ファンテーヌへの「恋」の部分が光夫バルジャンに比べて薄い。
どちらがいい悪いというのではなくて面白いなと思いました。

ジャベール
理生ジャベール1回、川口ジャベール1回、伊礼ジャベール1回。
今回の伊礼さんが意外に薄いと思ったのは理生さんが濃すぎるからか(笑)。
何せ理生さんギラギラ感半端ない。
伊礼さんはええとこのボンが警察官になりましたという感じで、しゅがバルジャンだったから合っていたと思うのですが、光夫バルジャンだったら確かに小鹿ちゃんだっただろうなw
初ジャベールそれぞれの個性で良かったのですが、私は川口さんのジャベール大好きです。
超安定。川口さん観たらまだまだ2人は若いなと感じる。
レミゼ終わったらフロローに来て~。

ファンテーヌ
濱田ファンテ2回、知念ファンテ1回。
今季レミゼの目玉(私にとって)は濱田さんだったので前回感想書いた通り。
今回観ていちばん好きなのはバルジャンを迎えに来るところだと感じた。
知念ちゃんのファンテは観たことあったと勘違いしていましたが観たことがあったのはキムの方だった。
キムと同じ感想になるのですがやはり母性はすごく感じるなと思いました。

エポニーヌ
ふうかエポ2回、昆エポ1回。
2人とも初キャストではないのですが、私にとっては初見キャスト。
やはり経験者だけにどちらも安定、安心して観られる。
これは好みの問題なのですがふうかちゃんの方が好きでした。
マリウスには完全に妹のような存在としてしか見られていないその切なさ。
昆ちゃんは私の好みからすると少し強い。
「わかってくれない」の言い方とかはふうかちゃんの方が好みでした。

マリウス
海宝マリウス2回、内藤マリウス1回。
海宝→内藤→海宝の順で観ると圧倒的安定感の海宝くん(笑)。
もうすべてにおいて完璧、欠点といえば完璧すぎるところくらい。
歌もですが、堅物のマリウスが初めて恋を知って周りが見えなくなるくらいになるが(特にエポニーヌに対して)、仲間の為に戦う仲間思いなところ、バルジャンへの敬意、コゼットへの愛と丁寧にマリウスの心情を描いている。
そしてマリウスにはキラキラ感が必要だと思うがそこも完璧王子様。
そりゃコゼットもエポニーヌも惚れるわ・・・というわけで内藤くん。
海宝くんの後に観た後の落差がすごい。
いや、可愛いとは思うんだけどすんげーおばかさんにも程がある。
また、なんかもっさりとしているんですよね(髪型のせい?)。
なぜコゼットもエポニーヌもこのマリウスが良かったの?と思ったくらい。
マリウスって意外に難しい役なのねと思いました。

コゼット
生田コゼット2回、小南コゼット1回。
テレビ番組では何度も生田さんの歌を聴いていますがあの歌声が苦手だったので、ずっと「できれば生田さんじゃない方」と避けていたため今回初生田さんです。
感想としてはテレビよりええやん!
マリウスと同じくコゼットって難しい役だと思います。
エポニーヌは頑張ったらすごく魅力的な人物に描けるけれど、コゼットはいまいち何考えているかわからないキャラクターなのでマリウスがなぜ一目ぼれしたのか、なぜエポニーヌではダメだったのかというのを存在だけで感じさせないといけない。
その点、生田さんは登場した瞬間華があったため説得力があった。
歌声はやはり癖はあるものの、それほど気にならず。
コゼットという役だから合っていたのかもしれませんが良かったです。
小南さんは前季でも観ましたが、可愛いんだけど「なぜエポニーヌではなくコゼットなのか」というところが弱い。
意外にエポニーヌの方がはまるかもしれないと思いました。

しかし、生田さんの回は本当に男性客が多いんですね。
幕間の男子トイレがあんなに行列になるなんて(笑)。

テナルディエ夫妻(まとめた)
斎藤さん・朴さん組1回、じゅんさんモリクミさん組2回。
結局今回もほのかさんが観られなかったよー。
で、さいとーさんが良かった。
とても基本に忠実ながらちゃんとさいとーさんの個性が出ていて良かった、そして歌もうまい。
逆にじゅんさんは個性を出そうとしすぎて崩れていた。
しかも自由にできない部分も多いだろうから窮屈そうで個性が出せていなかった。
相手が濃すぎるモリクミさんというのもあるけれど(笑)。
朴さんも良かったけれど、さいとーさんとだから合っていたかもしれません。
ゆうなちゃんテナルディエ妻が好きだった・・・。

アンジョルラス
上山アンジョ1回、相葉アンジョ1回、小野田アンジョ1回。
何故か全員観られたアンジョ。
上山→相葉→小野田と観て小野田くんの歌ですかっとした。
私がアンジョに求めているのは歌声だったのか。
そしてリーダーとしてのカリスマ性、演技面でも小野田くんが満足。
しかし、スタイルしゅっとしているのは他の2人なんだけどね(笑)。
海宝くんとの声の相性も良かったし、満足です。

アンサンブル
地方は前半組と後半組とでかっちりわかれる(移動の問題か)。
男性アンサンブルは後半組の方が歌は安定していましたね。
女性アンサンブルはそれほど大きな差はなく(どちらかというと前半組の方が好みだが)。
だって、前半組は「民衆の歌」のいちばんいいところで大きく声裏返るので座席からずるずるっとなりそうになりましたもの(笑)。
牢獄のところでも大きく外していたり。
しかし、演技は司教様も工場長もグランテールも前半組の方が好きかな。
グランテールはちょっとやりすぎなような気がしたの。
あまり顔が見えていなかったけど中井さんは声と所作でああ中井さんだなとわかりました。

そんなわけで今季のレミゼは私にとってはおしまい。
楽しかったです