ジャージーボーイズ再演行ってきました。
いちばん観たかった藤岡くんと光夫さんが今回2人とも出られずということで行くのどうしようかなと思っていたのですが、せっかく地元に来るんだから行こうかと重い腰上げた時には既に土日で1公演しかなかったWHITEは売り切れだった。
というわけで前回REDのみだったので今回もWHITE見送りです。
場所は新歌舞伎座。
アッキーのコンサート以来です。
上本町自体は近鉄劇場・小劇場があった時代めっちゃ通っていたので駅から劇場へ向かう道がものすごく懐かしい。
個人的には梅芸に行くよりも近いし駅直結なので立地的にはよいところです(おそらくほとんどの人にとってはとても行くのがめんどくさいところですがw)。
今回3階席だったのですが(節約w)、舞台の3階部分とちょうど同じ高さでどセンターだったから遮るものなく見やすかったです。
前の方で演技していた時に全く見えなかったくらい。
何よりもミラーボールがとても綺麗だった。
見切れの多い1階席よりもお得だったかもしれません。
開演時間の12時を過ぎてもなかなか始まらず。
10分過ぎたくらいに楽器のトラブルで遅れているというアナウンスがありました。
なんかずっとバンドの人達が集まっているなと思っていた。
結局30分押しで開演。
しょっぱなの伊礼トニーがアドリブで「待たせたな、こんなことがあるなんて」「でも今日はラッキーデーだ」「なあ、みんな?・・・みんな歌っているから返事はないけどな」と笑わせて観客を和ませてうまくジャージーボーイズの世界に惹きこむのがさすがだった。
REDで感じた音楽のシャワーをそこまで感じなかったのは劇場の違いなのか役者の違いなのかどうか(両方か)わからなかったのですが芝居が良かった。
ショービジネスの光と影、それぞれの成長と堕落がとても丁寧に描かれていた。初見では1幕がなかなか進まないところに少しだれたのですが、今回は感じなかった。
チームのバランスも良かったです。
この話はアッキーフランキーの別格さありきでトミーに掛ってくる話だと思うので、その伊礼トミーが凄く良かった。
藤岡トミーのくずっぷりもさすがだったが、伊礼トミーはただただ自分の思っていることを貫いただけというくずさ。
フランキーのことを本当に弟のように思っていたのにという愛情も感じられて憎めないくず。
Spiニックは2幕で「ほとんどしゃべってなかったけど」という台詞で本当にそういえばしゃべってなかったよね?と思うくらい存在が薄かった。
吉原ニックはしゃべってなかったけど存在がうるさかったから(褒めてます)。
ただ、このチームのバランサーだなと感じました。
そして10年間トミーに我慢していたのは説得力あった、吉原ニックの時はいやいやあなたは絶対我慢しないだろうと思ったもの(笑)。
矢崎ボブがすごくよくなっていました。
「RED」の時よりも伸び伸びしているように思ったのは気のせい(笑)?
本人が歌も演技も巧くなっているのもあるけれど、このチームの方が合っているように思いました。
矢崎ボブは最初からトミーやニックには目もくれずフランキー一筋。
ニックがお前久しぶりに俺と話したよなといった台詞で本当にニックには興味なかったんだろうなと思わせる。
このあたり海宝ボブはどういう解釈だったんだろうというのは観たかったところです。
アッキーの歌声は本当に神からのGIFTだなと思うくらい神がかっている。
ますますフランキーの独特の歌い方(トワング)に磨きがかかっていてすごい。
今回初めて気づいたのですが「君の瞳に恋してる」は初期フォーシーズンズ時代とは歌い方が違うのですね。
ボブがこの曲を今までにない新しい曲として売り出したいという説得力がありました。
アンサンブルは前回と変わらずですがクオリティ高い(特に男性アンサンブル)。
大音くんのハイトーンがさらに磨きかかっていてすごかった。
カテコでもフィーチャーされていましたね(これは前から?)。
もっくんのオネエぶりもさらに磨きがかかっていて(笑)。
なんか途中男の子のお尻触っていたのもあれも前から?
個人的に彼のボブ・ゴーディオを観てみたいです。
カテコ後の挨拶では30分押しでまずお詫びのアッキーに「ラッキーデーだったろー」と茶化す伊礼様。
自分の挨拶では無事幕を下ろせたのは俺のおかげだとのたまっているさすが伊礼様(本当はちゃんと謝ってましたよ)。
矢崎くんが挨拶が回ってくるとは思わなかったとカミカミになってたのを「(役が)天才だろ?」とつっこむ伊礼様。
胸倉をつかまれた時の顔が安岡力也さんみたいだったとアッキーに言われる伊礼様。
本当にしゃべらなければ男前なのにwww
新歌舞伎座でミュージカルということに皆さん戸惑っていたのか、しぇーりー♪が歌舞伎調になった歌披露されたりというのがおかしかった。
CD欲しいなあ。