元々この時間は別の予定を入れていたのですが出演者と予定演目見てこっちにチェンジ。
いちばんの目当ては石丸さんのファントムで、これ聴けたらもう本編観なくていいや(ストーリーは好みではない)と思ってチケット取ったのですがもう一度聴きたくなった、困った(笑)。

とにかく何から話せばいいのかわからないくらいお腹いっぱい大満足なコンサートでした。
上演時間休憩含めて2時間20分、実質2時間。
トークがほぼなくノンストップなので曲目が多く密度が非常に濃い。
トークはMC兼ねた福井さんとゲストの石丸さん・濱田さんくらい(2幕ラストでは咲妃さんも少し入った)。
といってもトークはほとんどがLNDの宣伝なのですが(笑)。
このまったりトークも楽しかったけどもっとノンストップでもいいよと思うくらいでした。
ご本人たちがおっしゃる通りどうして石丸さんと濱田さんは夫婦漫才のようになってしまうのかw
さとしさんとも夫婦漫才のようだが、石丸さんとはいとしこいしさんのようでさとしさんとは敏江玲児さんみたいなんだけど(わかる人だけわかって!)。
「石丸さんと退団後ご一緒できて嬉しかった、あっ濱ちゃんともね」という福井さんに即「ともねって!」とつっこむ濱田さんも夫婦漫才のようだったw

さて歌本編の感想。
ほとんど元四季(海宝くんは準劇団員みたいなもんw)で力ある人たちばかりなのでみんな聴かせる聴かせる。
その中で1人だけ元宝塚の咲妃さんでしたが彼女がとても良かった。
ルパン三世のマリーちゃんくらいしか観ていないと思うのでどういう方かお名前くらいしか知らなかったのですが、
とにかく芝居歌が良い。ものすごく歌ウマというわけではないのですが世界を作るのが巧いなと思ったのがコンスタンツェ。
本編でも観てみたいなと思いました。
そしてデュエットで相手を引き立たせるのがものすごく巧くて、それでいてちゃんと自分も引き立たせているのが巧い。
しかも可愛いし、他の舞台でも観てみたい方だなと思いました。

ゲストのルーシーさんはあまり押し出すタイプではないのですが、この方も世界を作るのが上手。
最初の「All thatJazz」で一気に客を惹きこみ、最後の「I Dreamed A Dream」は本当にじーんときた。
「Electricity」も素敵だったなあ。

いちばん興味深かったのは同世代はやとVSなおと。
お互いかなり意識しているなと感じるほど2人とも気合が凄かったです。
そんなカッキーは前日胃が痛くて胃薬を飲みすぎたら今度はお腹が痛くなってビオフェルミンのお世話になっていると暴露。
そりゃ緊張するわな。

2人が直接絡むのはWシンバで「終わりなき夜」。
火花散ってたわ(笑)。
絶対本編では聴けないのでレア感あって聴きごたえありました。

ヴォルフもクリスもできそうなので聴いてみたいなと思っていたのが今回叶ったので満足ですが、
まさかヘロデ王まで聴けるとは思わなんだw
カッキーが今回歌った歌の中でもしかしたらいちばんインパクト強かったかもしれない。

海宝くんはもちろん持ち役の「陽ざしの中へ」も素晴らしかったですがなんといってもゲッセマネが圧巻でした。
ものすごく完成度が高くて観客が息をするのも忘れるくらい緊迫感あって素晴らしかった。
そりゃ福井さんが「かいほうなおとについていきます」と言うわ(笑)。

福井さんはいっぱい持ち役の歌を歌って聴かせていましたが、持ち役ではないエンジニアの「アメリカンドリーム」がまた良かった。
実際本編でやったらどんなエンジニアになるだろう。
ただ、一応持ち役と言えどもトニーは咲妃マリアだと犯罪のようw

濱田アイーダと福井ラダメスの組み合わせ観るの大阪初演以来でした(CDでは聴いているけど)。
アイーダ観たいよ、アイーダ。
星のさだめに入る前にコーラスさんが「アイーダ!アイーダ!」とローブのパート歌ってたのでローブもそのまま聴きたかった。
今回アレンジも良くてブツ切れになっていないのもそれぞれ導入部分で曲ごとにこういった工夫がされていたからかなと思います。

ラストの「ワンデイモア」も豪華すぎて耳福すぎ。
その中で濱田さんの「きょうもひとりよー」の1人バズーカなのがすごかった(笑)。
濱田さんのキャラはやはりエポだよなあ。

四季のソンダンでもこういうのを聴きたいなとふと思いました。
四季のソンダンは昔はもっとソングの要素が強かったけど今は本当にダンスの方が強くてソング&ダンスというよりダンス&ダンスだから。

こういった複数でのコンサートでこんなに満足感覚えたのは久しぶりの様な気がします。
純粋に歌と音楽を楽しめた、本当に贅沢な時間でした。

 

 

AプログラムとBプログラムの2パターンあり。

私が観たのはAプログラムでした。