自由劇場並みに撮影が難しいキャスボ。

 

そんなわけで紙バージョンもありました。

 

やっと大阪にやってきました「レ・ミゼラブル」。
1回きりの観劇なので(原則東宝系は1シーズン1回にしている)キャストは考えました。
吉原和音夫妻がいちばんのこだわりで駒田テナと理生アンジョも観たい、他は色々考えてこの回となりました。
ほのかさんが観られないのが少し心残りではありますが。

感想はちょこちょこ読んでましたが確かにますます(2015年よりもさらに)さくさくと話が進行しているような気はしました。
「はい、次のシーン」と言わんばかりにさくっと切れるのでもう少し余韻が欲しいなと思うところもところどころ。
でも歌で圧倒されるのはやはり素晴らしい。
1幕でもすっかり満足してしまったもの(まだ2幕残っているよw)。

初見キャスト中心に感想。
エポニーヌはふうかちゃんが大阪では出演無(ミサミサだもん)なのでWキャスト、今回観たのは松原さん。
「若草物語」で観ているので二度目なのですがその時はあまり印象に残ってないのです、実は。
もちろん、いっちーの相手役であったということは覚えている(笑)。
ソプラノ裏声の印象強くてエポニーヌはキャラ違いなのではと思っていましたが思ったより良かった。
地声での歌声の方が好みです。
ただ、特に「On my own」では切なさが欲しいな、強いんです。
エポニーヌ一人で生きて行けそうなんです(苦笑)。

ゆうなちゃんのテナ妻は初めてでしたが、めっちゃ好き。
モリクミさんはモリクミさん色が強いんだと改めて思った(笑)。
悪党なんだけど憎めないキュートさがあってもちろん歌声も迫力あって良かったです。

初見キャストで印象に残ったのはこの2人。
岸ジャベールは声量はあったんだけど存在が少し薄い。
バルジャンが濃すぎるのかもしれないが(笑)バルジャンと対峙するポジションであるべきなのになぜだろう。
キャラ設定が普通なんだろうか、かなりこの人って粘着質なんだと思うんだがなんというか普通の警官だった。
川口ジャベールはただただ職務に全うしているだけというこれはこれでありだなと思っていただけに、岸さんのジャベールにもこれはというものがあったらもっといいのになと思いました。

マリウスコゼットは一緒にしてしまいますが実はあまり印象に残っていない。
全然悪くはないんだけどなんでだろう?
マリウスのキャラ設定がますますうざくなっていると聞いていましたが更に子供っぽくなっていてそれがイマイチ海宝くんにはあってなかったように感じます。
小南さんも可愛いし歌も悪くないんだけど「可愛いだけ」以上のものがなくて・・・でもコゼットだからこれでいいのかな。「えっ?」と思うコゼットが過去にいましたからそれを考えると充分。

理生さんのアンジョはずっと観ていたい。
アンジョに華とカリスマ性がないと舞台が締まらないなと改めて思いました。
そして駒田さんのテナも鉄板。
本当にいつ観ても細かくて面白い。
ああ、いい仕事しているといつも思う(笑)。

そして光夫バルジャンと和音ファンテの醸し出す空気が凄く好きだ。
最期が近づくファンテがバルジャンにコゼットを託すというシーンがものすごく伝わってくる。
歌も満足、次再演があった時に共演があるのかどうかわからないですが観られて良かったです。
また改めて吉原さんはジャベールよりもバルジャンの方が好きだなと思った。

アンサンブルとびさんを探せ(笑)!
といっても遠くて良くわからなかったんです、声が聞こえた時はわかったのですが(特徴があるので)。
今回工場長ではないからそんなにわかりやすい役ではないですし。
プログラムに載っている香盤表を見て初めて下水道の死体がとびさんだったことを知りました。
下水道といえばあの映像が「PHANTOM」を思い出す(笑)。
それとジャベールの自死の時の映像も。

17時開演だったので子役ちゃんたちもソワレでもカテコ出られるんだなと嬉しかったです。
やっぱり子役ちゃんたちにも拍手したいですし。
ガブローシュ役の子上手だったな。

ところでカテコでトリコロールぶんぶん振っていた人たちがいたんですがあれはいいんでしょうか?

なんだかんだ書いていますがやはりレミゼは観ていて熱くなるので好きです。
帰りに「民衆の歌」をついつい口ずさんでしまうのは困るのですが(笑)。

 

オリジナルドリンクも飲んでみました。

赤ワインというよりピーチジュースでした(笑)。