2時間強休憩無でした。
前日はキャストで選んだのですが、こちらは完全に作品で選びました。
だって大人役者以外は栗原くんしか知らない、後はライフに客演していた山根くんくらい。
そして劇場に入るといつもと違う客層に戸惑いました。
つまりは若い(笑)!
こんなに10代20代の女の子見るの久しぶりなくらい。
舞台セットは非常にシンプル。
子供たちはガラスケースの中にいるような感じ。
箱がもう少し小さかったらもっと閉塞感を覚えたかもしれないですね。
(KAATのスタジオは200ほどのキャパだが、今回の芸文は800くらい有る筈)。
感想。
皆熱演で非常に良く出来ている舞台だったが刺さるものが少なく、やはり私はミュージカル版が好きだなと改めて思った。
メルヒ・ヴェントラ・モ-リッツ以外がモブ(イルゼは別格として)なのが刺さらなかった理由かもしれない。
それぞれのモヤモヤが爆発するところが見たかった。
だからかヘンスヒェンとエルンストのシーンはとってつけたようなものに感じ、このシーン要る?と思いましたから。
確かにみんなそれぞれ下手ではない、それ故なのかもしれないが若者の鬱屈した想いなどがあまり感じられなかった。
その中でいちばん印象に残ったのはモーリッツの栗原くんでした。
あとはイルゼかな。で、山根くんはなんでずっと帽子かぶってたんだろう(謎)。
いちばん感情移入できたのはメルヒオールのママであるところが私はもう若くないのかもしれない。
メルヒの両親のシーンがいちばん見ごたえがありました。
ミュージカル版と違うところは多々ありますが「あんた誰?」枠がいちばん大きい(笑)。
この仮面の紳士という役は原作の戯曲にあるそうですね。
この役は原作者が自ら演じたことがあるということで思春期からの脱却を象徴するものとのことですが、
やはりラストシーンもミュージカル版が好きだな。
あと印象的だったのは「首のない女王様」の話。
ミュージカル版の再演はまだですかね(結局ここに戻る)。