メインの目的は歌舞伎オンアイスでしたが、前日は四季マチソワいたしました。
四季マチソワっていつ以来だろう(笑)。
まずマチネはオペラ座。
KAATは初めてです。新横浜からすぐという勝手なイメージでしたが乗り換えもあって意外に遠かった。
私の中で横浜といえば新横浜駅から徒歩すぐのスケートセンターなので(笑)。

オーケストラ付きのオペラ座を観るのも久しぶりでしたが良く考えたらオペラ座そのものも京都以来なので6年ぶり?くらい。
やはり生演奏はいいなあ、特にALWものは生演奏で観たい(とアスペクツ観た時に痛烈に感じた)。
駄曲が何一つなくてまたすごく計算されていてしかも美しいと改めて感じました。
どこがどう計算されているかは詳しい人にお任せして(というか佐野さんが講師やってくれたらいいのw)ざっくりとキャスト感想。

ファントムは前週までが高井さんだったのですがキャス変で佐野さんへ。
久しぶりに高井さんの艶やかな美声を聴きたくて残念でしたが、佐野さんはなんといっても演技が細かいのが良い。
ファントムが今まで歩いてきた道が見えるような、だからこそファントムの心情に寄り添える。
高井さんのファントムはとにかく歌声で圧倒されるという感じなのですが、佐野さんのファントムは泣けるんですよね。
途中からうるうるきていたのですが「わーたーしをえーらぶかー」という三重唱のところで涙腺決壊。

クリスは苫ちゃん。苫ちゃん自体ものすごく久々だったのですが(海劇場でグリンダ観て以来かな)、なんかものすごく貫禄あってマダム感強し(笑)。
鈴が転がるような可愛らしい声は健在でしたが、河村カーラの方が華奢なような・・。
苫クリスの好きなところはファントム寄りなところだったのですが、今回はラウルにもかなり傾いているようにも見えた。
そういえば佐野ファントムとの組み合わせは初めて観るので高井ファントム限定なのかな。

そのラウルは光田さん。LMのアンサンブルで観ていると思うのですがプリンシパルでは初めてです。
ドンヨンさんよりは訛りはそれほど気にならなかったし歌もうまい、背がすらりと高くてかっこいいですが高すぎるのが難。
苫ちゃんと抱き合うシーンは子供が巨人に捕まってしまったーという風に見えてしまった(笑)。
身長差ありすぎるのもバランス悪いものだなと思いました。

個人的にアンドレさんは増田さんが好きなので増田さんで嬉しかったです、はい。

演出の変更点で墓場のシーンが皆さん良く挙げられていますが、確かにラストでガンガン3人で歌いまくるのでここでは三重唱でなくてもとは思った。
あとシャンデリアは客席の方にぐいーんと上がったり落ちたりしてほしいのですがこれは劇場の構造からでしょうね。
最後のボートでの「どーんなとーきでもー♪」はクリスとラウル交代でなくて一緒に歌う方がリア充っぽかったのに(笑)。
まあ他にも色々変更点あるでしょうがそのあたりが「ん?」と気になった点。

あとは舞台の見え方ですね。見切れるとは聞いていましたが前方席であった私でもサイド(下手)だったので色々見切れてました。
最初にクリスティーヌの楽屋に現われるファントムの姿が声はすれど全く見えない。
逆にファントムが最初にクリスを地下に連れてきた時のシーン、鏡の後ろでスタンバイしているアンサンブルさんが丸見え。
舞台構造上仕方ないのかな。

とはいうものの久しぶりのオペラ座楽しかったです。
横浜に行く予定はもうないので次は京都かな。