エリザベートガラコンサートに行ってきました。
私が観たのはモニュメントバージョン。
他には出演者が扮装し、コンサート形式で本編を上演するフルコスチュームバージョンと歴代出演者が競演のアニバーサリーバージョンがあるのですが、モニュメントバージョンは雪組初演出演メンバーでのトーク&ライブ。
1部はトークで2部がダイジェストコンサートで、大阪では2公演しかないバージョンでした。
1部1時間ちょっと、2部1時間半くらいだったかな。
トークは過去映像を見ながら初演ならではの苦労したことや楽しかったことなどの思い出話が中心、時々脱線(笑)。
最初は台本がなく譜面だけしか配られなかったという話にびっくり。
後から、転換やらの段取り用に必要なため追加された台本ができたそうです。
ドイツ語の歌詞を日本語の歌詞にどう当てはめるかどのように音にのせればいいのかと1から作り上げていったのでものすごく時間がかかったとのこと。
いちばんうけたのは稽古場で豆まきをしていて(節分の時期だったらしい)、みんなから豆をぶつけられて泣く小池先生(笑)。
痛かったらしいwww
また、女性ばかりのエリザベートがどんなのか観たいというウィーンのカンパニーに初演ビデオを送ったら「1人だけ本物の男の人いるね」と言われたらしい。
もちろんルキーニ(笑)。
その話題に出た轟さんご本人は現在横浜で公演中のため欠席の中、この話東京(東京では轟さんご出演予定なので)でもする?していいかな?と皆さんわちゃわちゃ。
「男役が男に見えるって褒め言葉だからいいんじゃないですか?」という結論に(笑)。
安蘭さんと花總さんがこの中でいちばん下級生なのかな?
特に安蘭さんの下級生感が面白くて・・・(笑)。
やんちゃな感じが可愛かった。
前日のお客さんが凄く良かったという話で「お客様にハードルあげてどうする?」とつっこまれた安蘭さん、「私たちと皆さん50・50だから」と答えてしまって「とーこ!、お客様はお金払ってるのよ」と怒られてた(笑)。
他にも色々「とーこ!」と怒られていたのが面白かったです。
花總さんはトークの時とても可愛らしい花柄のワンピースでそれがまた少女っぽくて可愛かったのですが、
「(似合ってて)いいなあ」と安蘭さん。
先輩方に「貸してもらって着ればいいじゃない」とつっこまれてた。
東京公演でお披露目があるかもしれません(笑)。
一路さんはしょっぱな挨拶で「皆さん、こんばんは」(お昼です)とみんなをずっこけさせ、
香寿さんは前日の公演で「今日こそばっちりだと思っていたのに間違えていたとみんなにつっこまれた」となんだかほわんとしていて、
高嶺さんは関西弁でガンガンつっこんでいて上級生の方々もみんながみんな面白かった(笑)。
2部のコンサートは扮装なしでダイジェストでしたが、流れ通りなので舞台を観ている感覚でした。
轟さんの代わりにルキーニパートは一幕部分を安蘭さん、二幕部分を香寿さんと贅沢なピンチヒッター。
それぞれのルキーニは違った魅力で良かったです。
安蘭さんのルキーニはちょこまか動いてキュート、香寿さんのルキーニはただただかっこよくてキッチュがまたかっこよかった。
1部のトークで前回のガラコンで轟さんが「ガラコンなのにミルク缶持って歌ってた」という話で意外にそのミルク缶が重いらしく、
「そんな重いもの持って歌えませんよ」と安蘭さん言ってたのに本番ではちゃんとミルク缶持ってきていたのがおかしかった(笑)。
花總さんはこの前までずっとシシィで現役感バリバリ・・・なのですがやっぱり雰囲気が違って見えたのはやはり周りが違うからでしょうか。
香寿さんも現役感・・・とはいってもゾフィ―様だけど(笑)。
本当に何を歌ってもうまい、聴きほれる。
特に一路トートと香寿ルドルフの「闇が広がる」が素晴らしい。
歌の相性がいいとご本人たちも話していたけれど本当に良かった。
そしてなぜこのバージョンが観たかったかというと一路トートが観たかったから。
一路さんはシシィでは観たことがありましたが、トートでは初めてでした。
シシィも素敵だったけど、トートはゾクゾクした。
トークではあんなにボケボケだったのに(笑)。
迫力と歌声に鳥肌立ちました。
本当に観られて幸せでした。
凄いものを観ると言葉が出ず、なんか語彙なさすぎ(笑)。
約2時間半楽しかったです。