遡りますが、土曜日マチネは「壁抜け男」を観劇。
これとあわせるためにこの日程だったのです。
「壁抜け男」は石丸さんが四季最後であった京都公演以来なので9年ぶり。
本当はそれまでに観る筈だったのですが、なんでだろうね(棒)。
そんなわけで地元に来るのがいつになるのかわからないので観に行くことにした。

前回にUPしたライフの公演も少人数平均年齢高めでしたが、この壁抜けも少人数で平均年齢高め(笑)。
いちばん若いのがお兄ちゃん?ですよね。
それでも20代はいない(笑)。
そして初演メンバーが4人、私が初めて観た時に出ていた人は5人。

 

ちなみにこれが今回のキャスト。

 

そして16年前初めて観たキャスト。


なので色々ギュッと凝縮されたものがありました。

初めて観た時はフランスだから話にオチがないというかなぜこんな不条理なのかなと思い戸惑いました。
だってまともな人1人もいないもん(笑)。
どこが「普通の人間」やねん?
観るうちにこれはこれでまあいいかと思えるようになりましたが。
ハッピーエンドなのかどうなのかいまだによくわからないのですが、

後味はなんだか幸せな気分になれるのがまた不思議なミュージカルです。

 

デュティユルは石丸さん以外で初めて観ました。
そして、石丸さんって意外にクセがあったのねと初めて気づいた(笑)。
飯田お兄ちゃんは枯れた公務員に違和感なし、それでいて華がないというわけでもなし、話に溶け込んでいて非常に観やすい。
あの超難しい曲をさらりと歌いこなしていましたが、小道具の扱いは段取りっぽかった(笑)。

あとは佐和さんのM嬢と有賀くんの新聞売りは大好きなのでまた観られて嬉しい。
少年役がいまだに違和感ない有賀くん(笑)。
娼婦は丹さんのインパクトがすごかったのですが、はにべさんははにべさんで可愛い。
援助交際50年なのか・・・いちばん動き激しい役だったんだなと今更ながら気づく。
そしていちばん可愛いのはなんといっても高井さんですよ!
なんというかファントムがお忍びで変装して街を出歩いているかのようにしか見えない高井さん(笑)!
おっれはぶっちょー♪が頭に残ってついつい歌ってしまいます。

 

そして生演奏はやっぱりいいなとしみじみ思いました。