中野のパブへ日帰り旅行(笑)。
そんなわけで「3匹のおっさん+ワン」ではなかった、「THREE MEN IN A BOAT +ワン」2チーム(「Mind the gap!」チーム・「Anything else?」チーム)観劇。
この日は3公演で12:00Mチーム15:30Aチームの2公演を。
場所は本拠地ウエストエンドスタジオ。
駅から遠いし、12時開演。
早起きしなくてはいけないのでとても私は眠いのです(笑)。
ネタバレありですし、多分観た人にしかわからない感想文になりますがすんません(それはいつものこと)。
ストーリーは、すっかり病気だと思い込んだ3人の男たちが健康を取り戻すためにということで愛犬と共に川旅に出るというもの。
アドリブ満載、観客巻き込み型と聞いてはいましたが2チーム全く違う舞台(基本の筋は同じですが)となっていました。
その時々で(観客の反応や演者本人たちの気分次第?w)違うようですが上演時間はほぼ2時間。
もう少し削った方がいいのではと思うところも多々ありますが(特に無人島のくだりなど)楽しい舞台でした。
スタジオに入ると、真ん中を囲むように4方向3段の客席。
真ん中が舞台になるようです。
開演前から既に話が始まっていてハリスとジェイがモンモと一緒にジョージを待っているという設定。
Mチームはそのまんまではないかと思うのですがいかがなものかと(笑)。
ジョージが入ってきて開演するという流れになるようです。
その前の「ジョージか」「違う」という流れも1回で十分かと思ったがちょっとしつこい(笑)。
開演前のお遊びがそれぞれ違っていて、Mチームは黒ひげ危機一髪ゲームやってて負けた人が罰ゲームというもの。
笠原さんが負けた時の罰ゲームのお題が「セクシーポーズ」。
だっちゅーのをやってて「その元ネタ何?」と聞かれて「検索しろ」と笠原さん(笑)。
関戸さんの罰ゲームのお題が「同性とハグする」というもの。
そこで宇佐見くんが巻き込まれる(笑)。
関戸さんが「別れましょう」って言ってと宇佐見くんに指示。
ミニコント始まった・・・というか、「同性と」というのに宇佐見くん女役にされているw
「ちょ、待てよー」という言い方がこれ木村さんの物真似?と思ったら最後はあすなろ抱き。
宇佐見くんはこれが「あすなろ白書」のパロディーだということがわかっていたのだろうかw
Aチームはテレホンショッキングの1人当てゲーム。
なかなか1人が当たらなくて、澤井くんに話ふると「僕ロンドン出身なんですよ」と意外な話が。
4歳くらいまでロンドンにいたそう。
しかし、「ロンドン出身の人は?」はいなかった(笑)。
いちばんおかしかったのはもうジョージが来るぞという時に「ちょっとトイレに行っていいかな」と本当にトイレに行ってしまった深山さん。
本気で楢原さん困ってた(笑)。
帰ってきた深山さんはとてもすっきりした顔wで「最後まで持つ気がしなかった」って(笑)。
さて、本編の感想。
ひどい(笑)。
特にMチームのひどさ(褒めてます)。
PHANTOM→トーマと重いのが続いたとはいえ弾けすぎだろう、上の2人w
とりあえず色々しつこい、Aチームがさらりと流していた持ち物のところとかもしつこかったなあ、全部×2で(笑)。
エジプト文明やメソポタミア文明や黄河文明は持っていけないだろうw
Aチームはダメダメぶりが愛しい。
一言で言い表せば、Aチームは「あほやなあ」、Mチームは「あほちゃうかっ!!」という(関西弁のニュアンスわかる人はわかってください)。
Aチームはアドリブの部分もしっかり作りこんできているような(無人島のくだりや曽世さんの一人しゃべり以外は)気がしましたが、
Mチームは行き当たりばったり過ぎてwww
今回1回ずつしか観てませんが、おそらくMチームは観る度に違うことやってそうな気がします。
ただ、続けて観るとなるとAチームはまったりと観られそうですが、Mチームは無理っ!
終わった後本当にぐったりときたものw
PHANTOMやトーマはMP削られるけど、これはHP削られまくり(たとえがドラクエ)。
メンバー構成はMチームが世代バラバラであるのに対してAチームはほぼ同世代。
その違いもまた面白かったです。
笠原さんの歌った「勝手にしやがれ」に対して元ネタわからないという関戸さんに何気にショック(笑)。
まあ、私の文章読んでわかるひとはわかるだろうけど私はAチーム+芳樹さんと同世代ですんで。
だからまあAチームのネタはすごくわかる(笑)。
衣装や小道具なども全然違うし、芳樹さんが歌いまくっているのに対して曽世さんがしゃべりまくっていたり(笑)。
そしてなぜイギリスにジバニャンや熊手があるのだ?
唯一の大道具がシンプルで良かった。
テーブルがボートになるのがああこういう風に使うんだと。
今回舞監で美術担当という倉本さんの手作りなのかな。
観客巻き込み型ということで、途中立ち寄るウェイトレスジェニファー役と水門(ロック)役4人が観客から選ばれる。
ジェニファーの衣装も何気にチームごとで違っていた。
ロックはひもを上げ下げするくらいだけど、ジェニファーは台詞ありでなかなか高度(笑)。
また、ボートが移動する度にボートが通れないからと観客が左へ右へと座布団持って移動が3回(座っている場所次第では2回)。
こんなに自分が移動する舞台初めてだ。
初めてと言えばマリービスケットを配られて食べるというのも初めて、普段は飲食禁止なのに(笑)。
他には川だから波がないので観客に波を作ってもらおうとバケツやスプーンなどが用意されてリズムを作るという全員参加ものも。
このリズムの取り方の説明がまた笠原さんと芳樹さんはとってもてきとーだった(笑)。
私は初めてが関戸さんチームだったからわかりやすかったけれど。
しかし、この小道具中野ブロードウェイで買ったんだろうか(笑)。
ではキャストが4人×2しかいないのでキャストごとに感想(敬称略)。
【ジェイ(関戸博一(M)/楢原秀佳(A)】
関戸さんが猛獣使いになるのはキャスト発表されてからわかっていたが、
何気に楢原さんも大変そうだった(笑)。
意外にも深山さんも大村さんも自由だからな、同期だけどお兄さんのようでした。
翻弄されながらもちゃんと転がせているのがさすがの関戸さん。
コミカルな楢原さんを観るのは初めてでしたが、要所要所で締めていてさすが。
2人にアドリブはあまりふっていなけれど、ふって大丈夫な相手曽世さんにはむちゃぶりしていたのがおかしかった(笑)。
【ハリス(笠原浩夫(M)/深山洋貴(A)】
普通の演目ではWキャストには絶対ならないだろう2人(体格の差もw)。
とにかく笠原さんは自由だった。
開演前から「あなたの席はここだ!」と勝手に席を決めたり、
ロック役に選んだ人が「無理無理」と断っても「僕はね、嫌がられても絶対に離しませんからね」と観客に対してもどSw
しかし、自由にふるまっていても観客を楽しませようとするサービス精神がすごいなと思いました。
深山さんのハリスは「怒られたら背が縮む病」(笑)。
褒められると背が伸びるそうです、深山さんは天然で自由って感じだった。
「誰に怒られるの?」と聞かれたら「そんな怖いこと言えるかっ」でしたが(笑)。
【ジョージ(山本芳樹(M)/大村浩司(A)】
滑舌のいい人と噛む人がWキャスト(笑)。
大村さんのジョージは「とにかく噛む」病。
結構噛みまくっていたな、それがデフォなのか。
甘噛みしている時もあるけれど他の2人は気づいていないと曽世さんの犬がつっこんでいたが(笑)。
深山さんもだけど大村さんもほっとけないと思わせる、何とも言えない味があるように感じました。
そしてもう一人のジョージは・・・いやあ、本当にまあ好き放題でw
笠原さんも自由だけど、それに輪をかけたような自由さでww
「スキヤキ」を歌うのはいいが、なぜ「兄弟船」なのだ?
なぜそこで「和」になるのだ(笑)?
「兄弟船」歌いながらロックで閉じ込められているところなんてもう涙出るくらい笑い転げたwww
「兄弟船」はジョージ山本の歌ではないけれどね。
あんなにたっぷり歌ったらさぞかし満足だろう。
ロックの説明はね、本当に説明になってなくてね、グダグダ。
大村さんはちゃんと説明してくれてちゃんとわかったのに。
結局後から関戸さんが説明してくれたのでやっとわかった(笑)。
ジェニファーに対してダンディに注文する、というところでは「ゲッツ!」連発、しかもキレがやたらと良い。
しかしとにかくしつこかった「ゲッツ!」www
常にテンションMAXでしたが、観客が移動しているところではひそかに休憩していたり(笑)。
あまり汗をかかないイメージですが、汗びっしょり。
普段テンション低いのに大変そうだw
「僕ヨッキー、アハッ」のテンションだったのかな。
ユーリやエリックと同一人物とは思えない、飄々としたどうしようもないおっさんでした(笑)。
【モンモランシー(若林健吾(M)/曽世海司(A)】
若林くんのワンちゃんが本当に可愛くて可愛くて。
なぜか笠原ハリスに対してだけ反抗的なのも可愛かった(笑)。
非常に愛らしくてそれでいてはしゃぐ3人を呆れた目で見ていて1人(1匹)大人だったり。
ギターが弾けるのにはびっくりした、かっこ可愛いくて魅力的なワンちゃんでした。
そしていちばんおしゃべりな曽世さんにしゃべることを封じた役というのがまた面白い。
途中しゃべりまくるところもあるけれど、開演前からジェスチャーや「ワン」だけで色々表現していたのが面白かったです。
チーム分けもこっちで正解かなと思った。
曽世さんをMチームに入れたら濃くなりすぎる(笑)。
最後にモンモが眠って暗転となりましたが、これまでの話がモンモの夢の話なのかなとも思ったりしました。
非常に楽しかったけれども、他に重厚な作品をやっているからという前提があっての楽しさでした。
こればっかりだとつらい(笑)。
また、色々と試される演目なだけにこの前の夏夜のように若手にもチャンスがあったらよかったのにとも思いました。
この2チームは2チームで楽しかったんですけどね。
しかし、この後ビールが飲みたくなって普段あまり飲まないのに新幹線でビール飲んで帰りました。
眠気が襲ってきてあやうく博多まで行くかと思った(笑)。