今回の遠征目的その2。
元々は一泊で帰るつもりだったのです。
でも濱田さんコンサート!?しかも夜は沼尾さんゲストだー。
・・・二泊することになりました(笑)。
17時開演だったので帰ろうと思ったら帰れたんだけど、どうせ次の日休みだしと思って泊まっちゃった♪
20周年記念コンサートということで彼女の演じた役柄がいっぱい詰まった内容となっています。
セットリストをさくっと(敬称略)。
○わが家(美女と野獣)
○Stars and The Moon(Songs for a New World)
○Someday(メンフィス)
○星のさだめ(アイーダ)
○あんな人が(ジキルとハイド)
○愚かな愛(デスノートThe Musical)
○イカれた帽子屋(アリス・イン・ザ・ワンダーランド)
○自由を求めて(ウィキッド)
~ゲストコーナー~(10日夜ゲスト 沼尾みゆき)
○あなたを忘れない(ウィキッド) デュエット
○ポピュラー(ウィキッド) 沼尾ソロ
○ダンスしましょう(ボニー&クライド)
○胸の振り子
○黄昏のビギン
○Someone to Watch over Me(クレイジー・フォー・ユー)
○愛は死なず(ラブ・ネバー・ダイ)
○手をすり抜けて(マンマ・ミーア)
○As If We Never Said Goodbye(サンセット大通り)
○メモリー(キャッツ)
アンコール
○愛した日々に悔いはない(コーラスライン)
予備知識なく聴きたいと思ってセトリを見ないで来ましたが非常にどれもこれも濃くて満足。
自分の中にいるキャラクターといつも会話しているというのがとても濱田さんらしいなと思って聞いていましたが、キャラクターが下りてきてくれるかどうかという度合いはそれぞれ微妙に違っていたように感じました。
思い入れがあるのとキャラクターが下りてくるのとが必ずしも比例していないような気もしました。
それはまたタイミングもあるのかもしれない。
・・・段々コンサートの感想文ではない文章になってきた(笑)。
とにかく彼女を媒体としてキャラクターが下りてくる様がものすごくて圧倒されました。
デビュー作のベルから始まり、長い長い旅路の末に「愛した日々に悔いはない」で終わるのは反則だ(笑)。
あれは泣くしかない。
22の役を今まで演じてきた(プログラムで数えるともっとあったんだけど)ということですが私は観ているのは半分くらいかな。
このコンサートは「劇場こそわが家」というテーマだったようですが、まさしく濱田さんにとって劇場こそわが家であり生きている証なんだろうなと感じられるコンサートだったように思います。
MCで「ほらほらー、あの人もいたよねー」とにこにこおどけながら、パッと振り向いたらマッドハッターに変わる様もお見事でしたし、「キャラクターたちがみんな大切な子供」と語った後に歌うスリッピングは心に沁みた。
「星のさだめ」はラダメスメインのデュエットをソロで歌っていたのでかなりアレンジ入ってました、
できれば違う曲も聴きたかったですし、アイーダさんは昔のアイーダさんではなかったような気がします。
今の濱田さんだからこそのアイーダ。エルファバはそうは感じなかったんだけどな。
アレンジといえばDGも途中英語詞が混じったりしてアレンジ入っていたのもこだわりがあったんでしょうか?
ゲストコーナーは本当に2人とも楽しそうで。
「SNSで書かないでねー」とゲストコーナー含めてMCでところどころあって、どこまで本気か冗談かわからないからとりあえず「書かないでねー」と言われたところは書かないでおきます(笑)。
2人は本当に同志であり、強い絆で結ばれているんだなというのが伝わってくるトークでありデュエットでありました。
ポピュラーは沼尾さんの本領発揮という感じでやっぱり絶品でした。
最後何度も何度も大きなスタオべでのカテコにご本人も感極まっていたように見えました。
追い出し曲は濱田さんの歌う「マンマミーア」(今度発売するCDからですか?)。
そしておかしかったのが濱田さんが袖にはけた直後に「全然年には見えない!」「昔のままのドナだ!」の台詞が流れたところ(笑)。
このタイミングが絶妙で会場大爆笑でした。
さっきまでみんなじーんとなっていたのに(笑)。
彼女の20年の集大成を2時間で。
非常に濃密な時間を過ごすことができて楽しかったです。