土曜日マチネが空いていたので何を観ようかと考えて今回はこれ!
コーラスラインを観るのは10年ぶりくらいかもしれない。
それまでにも地元で公演はあったけれども、どうにもこの演目を観るのにエネルギーが要るんですよね(笑)。
ポールが怪我をして病院に運ばれてからのシーン。
「踊れなくなったら君たちはどうする?」とつきつけられるシーン。このシーンを観る度に実際に演じている人たちはどのように感じているんだろうって思いながら観てしまうのです。
他の演目では中の人について考えることはないのですが、この演目だけは感じる。
だから身につまされる。
久しぶりに観てやはり胸打たれる作品だなと感じました。
そして他の作品では他のカンパニーでも観てみたいと思うものもありますが、この演目は四季ならではと思う。
「踊れなくなったら」とつきつけられても最後にすがすがしく歌って踊る「ONE」を観ると「それでも踊るのは止められない」業というものを感じました。
印象に残っているキャストは川口アルと丹下ボビー。
丹下ボビーは観たことあると思っていたらキャストシート確認したら未見だった(笑)。
でもお二人は安定しているんだもの。アルは川口さん以外観たことないや、と思ったら昔違う人でも観ていた。
私の記憶力あてにならない(笑)。
他はヴァルとポールとシーラとクリスティンかな、
特に三平ちゃんと洋くんが良かった。
三平アリエルは観たことないので、意識して観たのは今回初めて。
ボインとプリン振り切ってたなあ(笑)。非常にのびのびとしてチャーミングなヴァルでした。
洋くんのポールは非常に丁寧に役作りをしている印象。独白の部分も見ごたえありました。
恒ちゃんはロッテの時といい、こういう役回りでおいしいといえばおいしい(笑)。
高慢だけれども不思議と嫌味ない印象をうけました。
引木さんも意識して観たのは初めてでしたが、今まで観たクリスティンとは一味違ったところがつぼでした。
音の外し方もそうだけど、アルに頼りっきりではなく自分というものを持っているクリスティン。
彼女が今回いちばんの掘り出し物かもしれない。
他の役でも観てみたいなとすごく思いました。面白い役者さんになりそうだと期待。
ちなみに今回久しぶりにQRチケだったので無駄に緊張した(笑)。
全国公演は紙チケットですもの。