書き足りなかったので(笑)。
まず感じたのは、芳樹さんの演技プランが予想したのと少し違っていたこと。
実は「大いなる遺産」のハヴィシャムさんはこうくるかなと思った通りの路線だったのですが、 今回は微妙に違う。
大人になったらもっとはっきりと酷薄な感じかと思っていたのです。
歪に成長していく様は予想通りきっちりと演じているのですが、根底には優しくて弱い部分、心底からユダヤ人を侮蔑できない部分が残っているカウフマンでした。
完全に洗脳されていなくて悩み流されている姿に哀れさを感じます。
カウフマンの人生にとってカミルの影響がどれだけ色濃くあるのかというのを強く感じました。
そしてエリザによって心揺れる様も。
だからこそ後からじわじわくるというか色々考えてしまう。
まだMチームを観ていないのですが松本さんはもっとストレートに演じるのかなと予想しています。
神戸が舞台なので関西弁が飛び交っていましたが、カウフマンは標準語。
ただ、一か所だけ「・・・やろ?」というセリフありますよね。
最初聞いた時聞き間違いかと思ったのですが、日本編でも同じく言ってたので間違いではないかと。
この「やろ?」が標準語を普段使っている人が関西人と話していてつられちゃったー的なイントネーションだったんです。
その使い分けができる芳樹さんってすごいなあって思ったのでした、はい。
関西弁ネイティブな人はさすがに違和感ありませんが、えっといちばん違和感あったのは…牧島さん(笑)。
気になったのはユダヤ人のもみあげ、あれいいの(笑)?
何のコントかわかりませんwww
前記事でも書きましたが「ドイツ編」と「日本編」について。
「特別編」は全く脚本が違うということなのでそれは別として、「ドイツ編」と「日本編」は1つにできなかったのかな。
特に「日本編」は色々入れすぎちゃって焦点が絞り切れていないような気がします。
せっかくアドルフ以外の人も描くのならそれならそれでもっと掘り下げてもと思うのであります。
いちばんは本多親子ですね。
彼らが互いにどういった正義を持って行動していたのかという部分がもう少し欲しい。
芳男が危険を冒してまでなぜあえてああいったスパイ活動にのめりこんでいったのかというところが欲しいかな。
「ドイツ編」と「日本編」は微妙に同じなところがあるわけで、せっかくわけるならもっとはっきりと違った物語で観たかったなと思うのであります。
現在、「G線上のアリア」と「アルハンブラの思い出」が脳内で流れて止まらなくて困っております。