PCの整理をしていたら過去の日記が出てきました。
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●出発の詩集~モスクワからの退却~ 2011/5/5 @兵庫県立芸術文化センター阪急中ホール
久々に加藤健一事務所公演を見に行きました。
2004年の「コミック・ポテンシャル」以来なのでなんと7年ぶり。
昔は必ず関西公演もあったのですが、最近はあまりなくてあっても再演ものばかり。
今回も再演なのですが、関西では初めて。
未見のため見に行きました。
久しぶりにがっつり芝居を見たなあというのが最初の感想です。
33回目の結婚記念日を前に別れを切り出す夫と受け容れられない妻、そしてその息子の3人芝居。
ストーリーとしては本当にシンプル、セットも非常にシンプルでまさに役者の力量にかかっている舞台でした。
夫役はもちろん主宰である加藤健一さん、妻役は久野綾希子さん、息子役はスタジオライフの山本芳樹さん。
久野さんはマンマのドナ以来かな。山本さんは初見です。
熟年夫婦の気持ちのすれ違い、それぞれの気持ちが伝わってくる。
加藤さんと久野さんはさすがのうまさ。
時にはくすりと笑わせながらもそれだけに切なく感じました。
これが夫婦2人芝居だったらドロドロで救いようのない話になりそうでしたが、息子が間に立つことによって 救われた話になったように思います。
だから見終わっていちばん印象に残ったのは山本さんの透明な存在感でした。
抑制のきいた演技ながらもでしゃばらない存在感がありました。
パンフレットを読むと作者は両親の失敗した結婚について書こうとしたとあったため、やはりこの舞台の主役は夫婦2人ではなく、息子だったんだなと感じました。
これからも関西公演もっとして欲しいなあ。
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芳樹さんを初めて観た時の感想です。
なぜそこから私は劇団を観に行こうと思わなかったのか!!
思っていたら「ファントム」が観られたというのに!
理由はまあ、はまっているものが多くて忙しかったということで(笑)。
この時の印象が強かったのでトーマがTLで話題に出た時にああ、この人が出るなら観てみたいなって思ったんですよね。
そして想像以上にはまったわけですが(ははははは)。
この時の会場が芸文だったんで確かカテコで加藤さんが「芳樹君は兵庫県出身なんですよ」という話をされたのを覚えてます。
ああ、地元なのかと思ったことも覚えてる。
でも芳樹さんがどう返したのかは覚えてない(笑)。
うん、つまりは不思議な存在感があったことだけは覚えているのだった。
ちなみにカトケンさんところはLife関係の人を使うことが多いようですが、私が他に観たことがあるのは「トーチソングトリロジー」での児玉信夫さん。
彼もなんともいえない不思議な存在感があったのを覚えています。
エーリクをやってらっしゃったんですよね。
芳樹さんに話を戻すと、最初にこれを観て次にユーリだったので、他の過去作品のDVDを観ていたらびっくりしたんだけど(笑)。
振り幅広いなああああw
好き嫌いわかれるのもわかります。
かなり癖があるので好きな人はすごく好きだろうし、ダメな人はダメだろうなあって。
でも、劇団での演技と外部での演技は違うとも思ったけどね。
脇役になると斜め上な方向にいっちゃうのもあれ、演出家が「好きにしなさい」って放置状態だからよね、絶対(笑)。
だってそうでないとわざわざ芳樹さんをそのポジションに持ってこないでしょうし、
普通止めるだろうって思うわけでw
何が言いたいかというと、芳樹さん好きで好きで困っちゃう~(なんや、その締め)。