まずは藤原さん代表就任挨拶。
そしてラインナップ発表。藤原さんが自分でドラムロールしてるのが面白かった(笑)。
今年12月から来年1月にかけて「大いなる遺産」。
2月に「夏の夜の夢」5月「WHITE」。
7月・8月「アドルフに告ぐ」(大阪公演有)。
ここまでは今まで発表した通り。
そして最後に「ファントム」という言葉に会場の雰囲気一気にヒートアップ!
盛り上がりましたね。待ってたよー(あっなんか演目違う)。
今年すでにトーマをやったので締めにやるのはこれしかないと思っていましたが、やはり嬉しい♪
やっと生で観られる。
イベント関連では、3月4月に「Special Showcase」という芝居色が強いイベント(大阪名古屋公演有)、
その他、今回のイベントがAct1で9月にAct2。
そして最後に再来年1月よりツアーイベントってもう鬼が笑うどころではないというか。
私いつ休めばいいんだ?そして何度上京しなくちゃいけないんだ?
大阪公演があるのが「Special Showcase」とアドルフのみですもの。
頑張ってどこでもドアを開発します(そこかい)。
続きまして本当の制作発表会見。並びを「大いなる遺産」出演者中心にチェンジ。
ピップ役の笠原さんセンターで脇にヤングピップ役の松本さんと関戸さんが並んで3人が質問に
答えるという形式でした(新人記者も質問OK)。途中から演出家の倉田さんも入ってこられました。
細かいところは他にお任せして(やはり投げる)。
しかも順番バラバラですが印象に残った点をちょこちょこと。
全体的に印象的だったのは終始しっかりと松本・関戸組が答えて、笠原さんが飄々としていたところか(笑)。
ポスターの写真が松本さんピンであることに関戸さんが「思うところはありますが」とつっこんでました(笑)。
「僕のピップは劇場でしか会えませんのでいらしてください」とつなげるところがうまいなあと思いました。
少年十字軍の特典映像でも「アンヌを返せー」と宇佐見くんにつっこんでましたね。
嫌味なく笑いに変えられるところが偉いなあって思った。
なぜこの3人がキャスティングされたのかという点においては10年目になる松本さん・関戸さんが劇団の芯になってほしいということを言われていたように思います。
読解力などを求めていたように思う。
つまりは自分で考えなさいということなのかな。
それに対して彼らは今までは怒られないように言われたことをただただ頑張っていたけれど、これからはそれを超えるようになりたいというようなことを話していたように思います。
期待されているなと感じました。
そして笠原さんに対しては、にょろはこんなんだけど(みたいなニュアンスw)、痛みがわかる人だからという言葉を聞いて本当に役者として信頼しているんだろうなと感じました。
それに対してそれはこの劇団が育ててくれたからという笠原さんも答えていて、やはり彼が「ミスタースタジオライフ」と呼ばれる所以はこういうところなんだろうなと思いました。
その割には老ピップ老ピップと連呼されていたけど(笑)。
あとは何の流れだったか忘れたけれど、倉田さん語り。アラン・カミング氏が「大いなる遺産」でピップを演じているのを見てすごくよかった、本当にねすごくよかったのーとずっと語り始めて周りがぽかんとしているのがおかしくてたまらなかったです。
でもこういう状況慣れているんだろうなあというのも見てとれておかしかった(笑)。
不勉強な私はアラン・カミング氏が何者かわからなかったので帰ってからググりましたねw
ディケンズが描いている人生の機微などが20代の子にはわからなくて本当に大変なのーって振り向いた先にいたのが千葉君で困っていたのも面白かった。
初めて倉田さんを生で拝見したのですが本当にいい意味で芝居バカでなんとも可愛らしい人だなと感じました。
きっと演出は厳しいんだろうなというのも感じた(笑)。
河内さんについては、家に飾っている河内さんの遺影が倉田さんの心の鏡。失敗したなと思った時はむっとした顔になっているのでいつも笑顔でいられるようにしたいと語っているのも印象的でした。
また「EXPECTATIONS」が「遺産」だけではなく、「希望」であるというのもずっと強調されていました。
この舞台が劇団の新しい一歩であり希望となれるように。
で、芳樹さんは後ろに座ってあいかわらず表情変えず「よっちゃん、どこ見てるー」状態だったんですが(時々隣の山﨑さんと話していたかな)、 唐突に話ふられる時がありまして。
いや、私も芳樹さんの話聞きたかったけど倉本さんの名前失念するのはまずいだろとちょっと気まずくなったり(ごにょごにょ)。
ラインナップに関する質問としてはなぜファントムが選ばれたのかというもの。
倉田さん曰く、すでにトーマは今年上演したので締めとしていちばんふさわしいのがファントムであるという理由が第一。
そして「私が好きだから」というのがいちばんわかりやすくて良かったです(笑)。
このファントムで海外のスタッフと一緒に作り上げることができたのが印象的であったということ。
そのことについてどれだけ密にミーティングを重ねたかということを熱く語ってらっしゃいました。
実際にオペラ座に行った時、5番BOXでテンションあがって観光客の小さな子供と同じように「わー」「わー」となったと興奮していたのがもう可愛くておかしくて(笑)。
本当にエリック愛・オペラ座愛にあふれていると思いました。
倉本さんはこの夏の高校演劇についての報告をされていました。
高校生に「夏の夜の夢」と「アドルフに告ぐ」を観てもらったが、
特に男の子が「アドルフに告ぐ」で感動してくれたのが嬉しかったということ。
女の子はもともと興味がある子が多いけれど、男の子はなかなか興味を示さない子が多いのでということでした。
もっといろんな学校で観てほしい、「呼んでくださいね」と新人記者たちにもアピール。
こういう草の根運動ってとても大事で素敵だなと感じます。
で、重大発表とは!
会場が暗くなり、「アヴェマリア」の音楽が流れる。まさかまさか。
スクリーンには「トーマの心臓」「訪問者」DVD-BOX発売決定という文字が!
この日いちばんの歓声が上がりました。
まさかこれは予想してなかった(無理だと思っていた)ので本当に嬉しい重大発表。
これは初演からずっと出演されている石飛さんから。
30周年ということで萩尾先生からの許可が下りたということ。
そしてこの1年、萩尾先生が劇団の為にイラストを描きおろしてくれるということが発表されました。
ほんまにね、会社休んで新幹線乗って来たかいがあったよ(しみじみ)。
もう嬉しいお知らせばかりで幸せすぎる(お金のことは知らん)。
質疑応答後はフォトセッションということでまずは本物の記者さんの撮影タイム、それから新人記者たちの撮影タイム。
これがまたセンター・上手・下手とそれぞれ看板の色も変えてみんな民族大移動で撮影に応じるサービス精神の素晴らしさ。
しかし、後から撮った写真を見たら「よっちゃん、どこ見てるー」な写真ばかりでおかしかったんだがw
最後に全員が一言挨拶。本当に一言+名前を叫ぶ感じなのですが、とりあえず奥田さんの「家賃滞納」に持ってかれて他がふっとぶ勢いであったことをご報告いたします(笑)。
印象に残っているのは田中君の「健康」(早く治してね)、原田さんの「虎視眈眈」(色々狙ってください)、船戸さんの「ピリオドの向こうへ」(どこ?) 、曽世さんの「言霊」(とてもらしい言葉)、石飛さんの「品性」(これもらしい言葉)。
芳樹さんは「踏み出せ一歩」。
「飛び出せ青春」みたいだなと思った(一応言っておきますがこの世代ではないw)。
ここだけでしか声が聞けなかった人が大勢いたのが残念ですが、時間倍いるよね(倍かかっても私は構わない)。
結局終わったのが4時半過ぎ。開演が2時半予定で少しおしたので2時間弱くらいでした。
ものすごく濃い時間を過ごすことが出来て楽しかったです。
こういったイベントに参加することが初めてでしたが(四季でのオフステとかはあるけれど)、
本当に劇団員の皆さん愛しく思えるイベントでした。